旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

1冊198円から作れるフォトブックサービス「しまうまプリント」で作品集を作る方法

フォトブック作成サービス、充実してきましたね。

各社それぞれ、仕様や得意方面があるのですが、今回は「しまうまプリント」をピックアップして、作品集の作り方を書いてみます。

 

 

 

ざっと、手順をスクリーンショットでご説明しつつ、私が陥った失敗事例を交えながらコツも書いていきます。

 

1冊198円からのフォトブック、高品質写真アルバム|ネットプリントのしまうまプリント

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 しまうまのフォトブック作成ページにアクセスすると、こんな画面が出ます。

「只今の出荷予定日」ってところに、今注文したらいつ届くかということが書いてあるので、手元に欲しい日付が決まっている時はありがたい。

 

「今すぐ作成する」をクリックすると、この画面になります。

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サイズを選んで

 

ページ数を選んで、「作成する」をクリック

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使いたい画像を、ここで全部登録してしまうと、後で楽です。

アップロードの隣に、「しまうまアルバムの写真を使用する」というのがありますが、ここでアップロードした写真は「しまうまアルバム」に保存されるので、次回同じ写真を使って別のものを作りたい、という時に使い回しができます。

InstagramやFacebookに載せた写真を集めて本にしたい、というのも楽。

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これが、表紙を含む全ページのレイアウト画面。

まだ中身が何もないので、全ページ白紙で、同じレイアウトが表示されています。

右側のサイドバーに、選べるレイアウトが並んでいるので、1ページごとに好きなレイアウトに変更できます。

グレーの四角部分が、写真の場所。

縦横比は変えられません。

なので、横長の四角に縦長の写真を入れる場合は、かなり小さくなる場合もあります。

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試しに、片側ページのレイアウトを変えてみました。

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フォントと言うボタンを押すと、フォントを変えられます。

これが、しまうまの初期設定。

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実は、この「フォント」に、しまうまプリントを利用する上での注意点その1があります。

 

 

この画面は、ボツにした、最初に作った画集のデータです。

過去に作ったデータを残しておいて後から編集し直せるようになっていまして。

このデータはもう使うことはないけど、消さずにそのままにしてあったもの。

今役に立ちました(笑)

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一つ上の手順で試しに使ったレイアウトは、ページの半分が画像、半分がテキストというレイアウト。

こちらは、縦長の画像を大きくレイアウトして、テキストが4行だけ入るパターンです。

 

さて、なぜこれがボツデータになったか…と言うと。

 

これが、しまうま最大の問題。

「本文テキストのサイズが変えられない」こと。

 

セルフマガジンとかチラシを自分で作ったことがある方は、実際に印刷してみたら画面で見てた時よりも「フォントがデカイ!」ってことになった経験があるのではないでしょうか。

 

ここのフォトブックの本文フォントは、はっきり言って「なんでこのサイズ?」と疑問になる大きさです。

お子様向け絵本とかなら、まだいいかもだけど。

縦書きできないので、そこらへんもどうなのか…という。

 

実際に、この時届いたこのページは、こんな具合。

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詳しくはこちらをご参照ください。

art-hiro-b.hatenablog.jp

上の記事で、「会社を変える」と書いてますが、結局、総合的には「しまうま」の圧勝だったのです。

理由は、こちらの記事でどうぞ。

ミニ画集 再びやり直し - 緋呂の異界絵師通信

 

ちなみに、この時一回試しに作ってみて却下したサービスはこちらです。

MEME PAPER(ミームペーパー)|パンフレット、カタログ、ポートフォリオまで。伝えたいコトを、一冊の冊子に。

ここがダメということではなく、私の好みではなかったということです。

作る冊子の内容やコンセプトによっては、ここを使った方がいい場合もあります。

薄手の雑誌風を狙いたい…などは、まさしくそのパターンかと。

 

 

 

ともかく。

考えて、「最初からテキストも画像に含めてしまう」ことにしました。

これが、「しまうまを使う上での、オススメ方法 その1」です。

 

テキストごと画像にしたものを貼り込んだのが、こちら。

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テキストも画像にしてしまうことのメリットは

  • しまうまで用意されていないレイアウトパターンも自由に作れる
  • フォントもテキストサイズも自分で決められる

 

デメリットは

  • 画像処理のソフトが必要になる
  • 画像の縮小率を数値でコントロールできないので、フォントのサイズがページごとにバラバラになる恐れがある
  • 本文を1文字変えたい、というだけの時でも、画像アップロードして読み込み直さないといけない

 

ってところでしょうか。

懸念だったのは、二番目の「ページごとにフォントサイズがバラバラの可能性」でした。

なので、スライダーで目分量縮小する時そんなに誤差が出ないように、全部の画像をきっちり、同じサイズで作ったのですよ。

 

が…ここらへんが、ヘタに「高機能」なシステムがアダになりまして。

せっかく、余白も含めて同じ大きさに作った画像なのに、読み込んだら「余白は自動カット」されてしまい…結局、画像の大きさが「余白のあるなし」によってツール側に変更されてしまいました。

 

それでも、余白やテキストの位置まで決めてから作った画像なので、目分量で大きさ調整しても、それほど気になるまでの誤差は出なかったです。

 

 

こういう、見開き使ったページも、テキストもコミで画像にしているので、貼り付けるのは1枚だけです。

見開きで写真のみ、というレイアウトが用意されているので、それを選んでいます。

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ここからは、「コツその2」をご説明。

 

下の画像、赤い四角は、貼り込んだ画像をクリックして選択している状態です。

右サイドバーに、画像に対するオプションメニューが出ています。

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「画像の拡大・縮小」スライダーで大きさを調整します。

数値はスライダー上に出てくる%でしか確認できないので、元画像の大きさがバラバラだと、けっこうめんどくさい。

(まあ、自動レイアウトで作る前提のサービスですからね)

 

縦横の回転もここでできます。

 

そして、問題はその下の項目。

太枠で囲んだところです。

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ここにチェックが入っていると、自分の手元で色調整した画像を、ツールが勝手に「補正」しちゃいます。

そして、初期設定では、このチェックが入ってます。

 

一回目はこれも失敗ポイントでした。

なんか、全体に、すごく彩度が高く補正されちゃっていまして。

「いやあ、これはちょっと、違いすぎる…」と思うくらい。

 

ここは、しまうまプリントに問い合わせてわかったことでした。

 

 

そんな試行錯誤をして、3度目の試作をした時の記事はこちら。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

そして…あれこれやって、できあがってきたのが、こちらです。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

 

実物を見たい方は、11/26のかさこ塾フェスタ名古屋へお越し下さい。 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

通販もしています。

緋呂画集 異界絵巻~神仏天使と神獣達 販売ページへ 画集販売ページへGO!

 

 

私のは白地をあえて選んでるので真っ白ですが、表紙カバーの色は12パターンの中から選べます。

 

 

 

最後に、画集制作についての記事リンクまとめ。

ミニ画集を作ったよ! - 緋呂の異界絵師通信

ミニ画集 初回分が届きました……が、破棄します! - 緋呂の異界絵師通信

ミニ画集 再びやり直し - 緋呂の異界絵師通信

三度、ミニ画集 - 緋呂の異界絵師通信

ミニ画集 販売開始しました! - 緋呂の異界絵師通信

 

 

Instagramの流行もあって、写真をたくさん撮っている方も多いと思います。

せっかくなので、手に取れる本にまとめてみると、また違った感じで楽しめるし、人に配ることも、売ることもできますよ。

お試しあれ!

 

セルフマガジンとして作るのも、いいですね。

 

 

 


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