旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

焼き絵のグラデーションは味がある~平ペン

焼き絵についての記事、その3です。

その1「道具編」→

焼き絵とは-焼いて燃やして燻るに萌える技法 - 緋呂の異界絵師通信

その2「基本の丸ペンの焼き目」→

焦げ目に焦がれる焼き絵の焼き目いろいろ - 緋呂の異界絵師通信

 

 

そして、今回は素材によって違いが出る…というお話…を、書く予定でしたが。

その前に、マイペンアルファの基本セットに入っているもう一つのペン先「平ペン」について、書こうと思います。

品番はT21-K8。

私が大好きなペン先です。

 

平ペンの焼き目は美しい

本当に、キレイなグラデーションが出ます。

 

f:id:art-hiro-b:20150505231947j:plain

平ペンと、平ペンで焼いたグラデーション。

 

f:id:art-hiro-b:20150508011919j:plain

気合いは必要ですが、黒に近いほどに焦がすことも可能です。

この二枚は、どちらも合板を焼いています。

 

かなりデリケートに、グラデーションを作ることができます。

丸ペンで細密に描きこむのも良いですが、平ペンで作るグラデーションは、他の画材とは全然違う独特の質感になって、私が焼き絵が好きな理由の一つです。

 

キレイなグラデーションを出すには、

1.ペンの向きを揃えて同じ方向に何度も薄く焼いていく

2.一度に濃い焼き目を焦がすところのメリハリ

…かな~と思います。

 

このペン先は、温度調節できない「マイペン」では使えません。

高温になる「マイペンアルファ」専用のペン先なので、このペン先を使いたい方はアルファの方をご購入くださいね。

 

マイペンアルファ FD210-01 B18-5211

マイペンアルファ FD210-01 B18-5211

 

 

 

さて。

今回の画像は、二点とも、合板に焼いたものです。

天然板と合板では当然、質感は違います。

天然板も、木材の種類によって全然、違ってきます。

 

次回は、そこらへんを書こうと思います。


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。