緋呂は新しい技を手に入れた/あかり玉の脱皮に光明が差した瞬間
あかり玉、最近は表だった動きがなく、「まだやってるんですよね?」とか、聞かれることもある昨今です。
もちろん、やってます。
ただし。
仕様をフルチェンジすべく、模索の日々が続いていました。
今まで作ってきたあかり玉は、いわゆる「ひょうたんランプ」から出ていません。
そして、デザインのセンスにせよ、ピンホールの技能にせよ特に自慢できるものではなく。
もちろん、私の世界観で作るモノですから。
他の作家さんと比較して云々ということは、そんなには気にしませんけれど。
その「自分の世界観」という観点から見ても、何か足りない…とは、ずっと思っていたわけです。
相談に乗っていただいている方達からも、そのことは指摘されていて。
もっと、違う要素が入れられるはず。
というのは、昨年からの課題でした。
薄ぼんやりと、こういうのを投入したいな、というイメージはあったのですが。
ひょうたんが球面であること、燃える素材であることなどの制約があり。
また、陶器と組み合わせるためにも、天然素材であるひょうたんが全て形状も大きさもカーブの具合も違うということがあり。
一つの技法に複数のデメリット…という状態でして。
難航してました。
しかし。
とうとう、コレはいけるかも!と思える技が見つかったんですよ~。
ランプを点灯していない時(その時間の方が長い)にも、見た目がキレイで。
ランプをつけた時には別の効果が生まれて(最低でも、いらない影などができない=邪魔しない)。
造作が自由。
一個ずつ全部違うひょうたんとランプのソケット、その接合部分をカバーでき、なおかつ電球交換が必要になった時の取り外しに支障が出ない。
そんな、案外難しい条件をおおむねクリアできる技です。
そのテスト制作したもの。
ディップアート+レジン#artwork #レジン #ディップアート #アメリカンフラワー
この技法は、実のところ、ずっと昔…かれこれ10年くらい前になるんじゃないかなと思いますが。
ハンドメイド雑貨とか作ってた頃に、すでに興味を惹かれていた技法です。
アメリカの作家さんが、この技法でドラゴンを作った画像をネットで見まして。
どういう技法で、どういう材料を使うのか…など、調べたことがありました。
あれ、あかり玉に応用できるんじゃないかな…と思いはじめたのは比較的最近。
別にそんな高価なものでもないので、買ってやってみればいいのだけど。
ある程度は、すでにやっている人から教えてもらってショートカットしたいなと思うわけですよ。
そんな時に、偶然、今回の教室がFacebookで上がってきて。
(この流れ、あかり玉にはお馴染みの展開だな…そもそも「ひょうたんランプ」っていうのの流れがソレだったし)
やはり、手ほどき受けてきて正解でした。
教本とか読んでいても出てこなかっただろうな、という技を早々に伝授してもらえたのでホント、ありがたい。
あとは私が、造作の技術を上げていき、作り方に慣れること。
もっとも、今はまだ、パーツをテスト製作してみただけの段階なので。
これから、構成していくうちに難題は出て来そうに思います。
けど、工夫できるんじゃないかな、と思ってます。
しつこく、執念を持って狙い続ければ、出てくるもんですよ、ホントにね。
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サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」@のこぎり二(愛知県一宮市)
いやもう。
スゴイ展示を見ることができました。
DMを入れて。
サカオ・ケンジさんの「KAMI 日本神話を造形する」
サカオさんのことは、Instagramで知りました。
去年、個展を拝見しています。
私側が、テーマも題材もとても共鳴するので、Instagramで見ててすぐにファンになりました。
なんちゅーか…
お綺麗すぎる典雅な神様ではなく、原始の香りがする造形がね。
ツボすぎる。
そして、今回の展示は、かなり前に一部の制作中を拝見した時に、速攻で
「いつ頃展示されるんですか?」
と直メッセしちゃったくらいに、待ってた展示でした。
まず圧倒されるのが、サイズ。
そして、会場となった紡績工場跡の建物のロケーションを活かし尽くした展示の構成。
サイズについては、画像では伝わりきらないかも知れないけれど、一端だけでも…と思って、一緒に行ったダンナ氏に画面に入ってもらいました。
手前の頭の、ほぼ真横に立ってます。
どれくらい大きいか想像してください。
パーツに分けてご自宅で造形されて、運び込んで現場で組み立て…という。
この頭を作られている時の経過など、インスタで拝見してましたけど。
いやもう。
凄まじい。
スサさんは、こんな感じ。
素戔嗚尊が八岐大蛇と「どこまで接近したのか、その距離感を確認」するには、造形するしかない…と。
そんなようなことをおっしゃった、サカオさん。
彼も元々は絵描きなのです。
わかる…わかるなあそれ。
採光は、ほぼ、天然の光だけです。
夕暮れの暗くなって来た時の状態を見たいので、期間中にまた伺います。
工場跡の建物が持つ力と、展示作品の力がベストマッチング。
この会場をこれだけ活かしきれるのは、スゴイ。
ほんと。
昨年の秋から打ち合わせを重ねてきた…とおっしゃっていましたが。
やはり、その一体になったエネルギーが如実に伝わります。
スサさんの足元には、プロジェクターが置かれてます。
この反対側の壁に、天照大神がおわすのですが。
そこに、オリジナルで制作された動画が映写されていました。
写真がない。
会場に流れていた太鼓が印象的な音楽があるのですが。
それも、この展示のためにオリジナルで作ってもらったものだそうです。
私の世界観にもフィットな音楽だったので、欲しいなと思ったくらい。
DMに使われているタケミカヅチさん。
DMでは後ろ姿ですが、正面からどうぞ。
ここは、遮光して投光器で光を当てているブース。
影の使い方が絶妙。
こういうのは立体でないとできない。
このオロチがかわいいの!
今日が初日だったのですが。
午前中、開場前に、神主さんを呼んでご祈祷してもらったそうです。
それも、会場全体とかではなく「一ブースごとに」です。
それぞれのブースには、それぞれの主題がある。
だから、神一柱ごとに、誂えた祝詞を俎上されたのだとか。
会場は、こちらです。
サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」
展示期間
平成29年5月1日~31日 午前11時~午後7時 会期中無休
展示会場
のこぎり二 (愛知県一宮市篭屋4-11-3)
一宮駅より「起」行きバス「篭屋」停留所下車徒歩1分
サカオ・ケンジさんのInstagram
とにかく、足を運んでみてください。
こんなの文字だけじゃ伝わらない。
どれだけ一生懸命書いたって、あの場に行って、自分もその空間に立つことでしか感じ取れないです。
いやもう。
四の五の言わずにとにかく行けって!
併設のカフェにも行きました。
とってもカワイイ、デザートプレート。
美味しかったです。
【ハウスDIY進捗】作業部屋、特製の棚がついて、完成間近!
久々の、作業部屋内装DIY進捗時期です。
ここんとこいろいろ忙しかったので、なかなか進んでなかったのです。
前回の様子はこちら。
一面を収納棚と展示スペースにするための棚作りに入っていました。
壁の素材を変更するのと、下段の収納スペースをどういう作りにするか…というのが前回までの検案事項。
私の希望がうまく伝わりきってなかったのもあって、いろいろやりとりもしました。
上の記事に載せている、写真に直接書き込みしてのやりとり。
おかげでうまく伝わったので、後は心配もなく進めてもらえました。
で。
こうなった。
収納スペースに、襖っぽい風貌の二つの四角。
ひっぱり出すと…
片面オープンの、引き出し棚です。
向かって右側は、何段かに仕切ってもらってあります。
向かって左は、大きなひょうたんとかを入れておくために、思い切って仕切りをなくして「箱」にしてもらいました。
古材を使っているので見た目あんまりキレイじゃないけど。
背の高い素材や道具を収納できます。
やっぱり仕切ってもらった方が便利だな…となったら、直してもうってことで。
そして。
後は、これ。
上の天板は、この模造刀を置くための場所なんですが。
今回、古風でいい感じの金具を見つけて買ってみたんだけど…
イザつけてみたら、ちょっと、イマイチしっくりこなかった…という。
ここは、また追々。
壁の素材をパンチングボードに変更してもらって、棚を作ってもらった面。
ここを先に作って、パンチングボードが思いの外いい感じだったので、引き出し棚にもこれを使うことにした…という順番です。
小さいサイズの絵をかけたり、フックでミニ棚を付けて小物展示もいいな…と思うけど。
たぶん、ここは道具をひっかけておく場になるんではないかと。
棚は奥行きが浅いので、絵具類を置いておく場所にしたいと思います。
陶器用の絵具って、密閉タッパーに入ってるんですよ。
けっこう大きいの。
今は数が少ないけど、増えていくのは目に見えているからね…。
素焼きの素材などは、部屋の外に収納する場所を作ってもらえることになってるので。
外回りを作っていくところも、これからお見せしていきます。
内装については、あとはピクチャーレールの取り付けで、一段落。
使っていって、変えたいところとか追加したいものとか出て来た時に、また手を加える方向で。
自分でやる一番のメリットは、融通が利くことですね。
ここまでにかかった部材の費用は、だいたい10万円くらい。
壁素材を何度か買い直したりしてるので、やや、オーバー気味です。
古材も投入して節約するところは節約してるのだけどね。
素人仕事だから、思わぬことも起きるしね(笑)
部屋の中に工具や脚立や端材の山や…なので。
それらを片付けてもらったら、いよいよここで作業開始です。