サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」@のこぎり二(愛知県一宮市)
いやもう。
スゴイ展示を見ることができました。
DMを入れて。
サカオ・ケンジさんの「KAMI 日本神話を造形する」
サカオさんのことは、Instagramで知りました。
去年、個展を拝見しています。
私側が、テーマも題材もとても共鳴するので、Instagramで見ててすぐにファンになりました。
なんちゅーか…
お綺麗すぎる典雅な神様ではなく、原始の香りがする造形がね。
ツボすぎる。
そして、今回の展示は、かなり前に一部の制作中を拝見した時に、速攻で
「いつ頃展示されるんですか?」
と直メッセしちゃったくらいに、待ってた展示でした。
まず圧倒されるのが、サイズ。
そして、会場となった紡績工場跡の建物のロケーションを活かし尽くした展示の構成。
サイズについては、画像では伝わりきらないかも知れないけれど、一端だけでも…と思って、一緒に行ったダンナ氏に画面に入ってもらいました。
手前の頭の、ほぼ真横に立ってます。
どれくらい大きいか想像してください。
パーツに分けてご自宅で造形されて、運び込んで現場で組み立て…という。
この頭を作られている時の経過など、インスタで拝見してましたけど。
いやもう。
凄まじい。
スサさんは、こんな感じ。
素戔嗚尊が八岐大蛇と「どこまで接近したのか、その距離感を確認」するには、造形するしかない…と。
そんなようなことをおっしゃった、サカオさん。
彼も元々は絵描きなのです。
わかる…わかるなあそれ。
採光は、ほぼ、天然の光だけです。
夕暮れの暗くなって来た時の状態を見たいので、期間中にまた伺います。
工場跡の建物が持つ力と、展示作品の力がベストマッチング。
この会場をこれだけ活かしきれるのは、スゴイ。
ほんと。
昨年の秋から打ち合わせを重ねてきた…とおっしゃっていましたが。
やはり、その一体になったエネルギーが如実に伝わります。
スサさんの足元には、プロジェクターが置かれてます。
この反対側の壁に、天照大神がおわすのですが。
そこに、オリジナルで制作された動画が映写されていました。
写真がない。
会場に流れていた太鼓が印象的な音楽があるのですが。
それも、この展示のためにオリジナルで作ってもらったものだそうです。
私の世界観にもフィットな音楽だったので、欲しいなと思ったくらい。
DMに使われているタケミカヅチさん。
DMでは後ろ姿ですが、正面からどうぞ。
ここは、遮光して投光器で光を当てているブース。
影の使い方が絶妙。
こういうのは立体でないとできない。
このオロチがかわいいの!
今日が初日だったのですが。
午前中、開場前に、神主さんを呼んでご祈祷してもらったそうです。
それも、会場全体とかではなく「一ブースごとに」です。
それぞれのブースには、それぞれの主題がある。
だから、神一柱ごとに、誂えた祝詞を俎上されたのだとか。
会場は、こちらです。
サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」
展示期間
平成29年5月1日~31日 午前11時~午後7時 会期中無休
展示会場
のこぎり二 (愛知県一宮市篭屋4-11-3)
一宮駅より「起」行きバス「篭屋」停留所下車徒歩1分
サカオ・ケンジさんのInstagram
とにかく、足を運んでみてください。
こんなの文字だけじゃ伝わらない。
どれだけ一生懸命書いたって、あの場に行って、自分もその空間に立つことでしか感じ取れないです。
いやもう。
四の五の言わずにとにかく行けって!
併設のカフェにも行きました。
とってもカワイイ、デザートプレート。
美味しかったです。