どの家庭にもある色鉛筆やボールペンで龍を描いてみよう!下絵ダウンロードもできます
塗り絵用に線画を配布しています。
それを使って実際に彩色してみました。
色鉛筆でがっつり編と、ポールペン活用編の2種類。
この記事では、ボールペン編をくわしくご説明。
まずは下絵をご用意ください。
これね。
このまま印刷してもいいけど、配布記事に解像度の高い印刷用のを用意してますので、そちらでぜひ!
なぞり描きで龍を描こう!下絵ダウンロードできます♪ - 緋呂の異界絵師通信
この絵を、色鉛筆でまず、ざっくり塗ります。
お使いの色鉛筆が「水彩色鉛筆」なら、軽く水を含ませた筆で伸ばして水彩風にできます。
こちら、軽く、水使ってみました。
線画には今まだ手をつけていません。
印刷されたままの状態です。
もう一種類の彩色見本は、がっつり色鉛筆を重ね塗りしています。
その状態と比較。
見てわかると思いますが、全体に「ぼやっ」とした感じです。
線を入れて、締めることで、印象が全く変わります。
使っているのは普通のボールペン、黒です。
よく見ていただくとわかるかな、と思いますが、下絵の線の全てをペン入れは、していません。
もちろん、全部入れてもOKです。
今回は、見本もかねてるので、あえて、入れていないところを残しています。
入れる入れないの基準は、
・絵の中の、どこをポイントとして見せるか
・遠近感
ですかね。
奥に回り込んでいる胴の部分を残すことで、印象を弱くして「なんちゃって遠近感」狙ってます。
まあ、要するに、
「線を全部にきっちりと入れなきゃいけない、っていう法はありません」
てことが言いたいだけです。
もう一点。
ボールペンの線というのは、基本的には均一です。
線の強弱は出にくいです。
しかし、龍のように、勢いが欲しい絵の場合、
「描線の最後でペンを止めず、筆のように払い抜く」
をやると、スピード感や動きが出てきます。
絵の中の一部だけでも、全部の線をきっちり止めて均一に描くのとはかなり雰囲気が変わります。
たてがみ部分拡大。
線の先端を抜いてるの、わかります?
全体的に線をペン入れしたら。
雰囲気出すために、線にタッチを加えます。
下絵の全体にペン入れせず、下絵の線画を残して強弱をつけたわけですが。
そこに、さらに強く印象を持たせたい箇所に、線の強弱をつけていきます。
腕~手は、曲げているところ(関節)の線を肉付けして、強さを出してます。
あえて線をざっくりした感じにしてます。
やさしい印象の絵に仕上げたい時は、肉付けする線もなめらかにしたほうが雰囲気出ます。
私が線に肉付けするところは、だいたい、「角」や「線の交差」があるところです。
角の先端や、曲がってるところとか。
龍髭の付け根とか。
顔の周りだと、眼のまわりと、鼻のまわりを重点的に。
顔部分拡大。
こうして線を肉付けしたものを、色鉛筆の線重ねがっつり彩色バージョンと比べてみます。
前回の彩色は、色の重ねがメインなので、線はほんの一部に足している程度で、ほとんと手を入れていません。
線画に手を入れてない時と比べると、かなり印象違いますよね。
あ、そうそう。
見ていただけばおわかりの通り、私の清書は、下絵無視で走ってることが多いです。
下絵はアタリ、てなもんです(笑)
下絵の通りにきっちり、描かなきゃ!て思わずに、手の動くように、線を引きたいように思い切っていっちゃうのが、絵に生命力が出てくるポイントでもあります。
忠実になぞろう、とせず、勢いで書いちゃってOKです。
最初は「こんなはずじゃなかった...」てなることも多いかと思いますが(笑)
ガチガチに固まりながら描くより、暴走傾向に任せた方が「気持ちも満足する」と思いますよ。
がっつり彩色の方は、こちらの記事に載せてます。
線画は、どなたでもダウンロードしていただけます。
今回ご紹介したように、使うペンを変えると、同じ下絵でもかなり違う印象になりますので、いろいろお試しいただければ幸いです。
ゼロから描ける必要もない。使えるものは使って楽しんでもらいたい!
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