【伝言】役割と手段は対 持ち時間の限界を正視せよ
あの時、停止させずにそのまま、突っ切っていれば。
少々無茶だったとしても、少々強引だったとしても。
そうしていれば、今、もう少し先の景色をみることができていたのではないか。
お主はいつも、そんなことばかり考える。
愚の極みよ。
その時は、そうしないことを選んだ。
だから今、そこにいるのだ。
お主は、言い訳は達者だが、現実に対処することが苦手だ。
だから、ずっと先送りにした結果、今?と思うようなタイミングでそれに突然直面させられるのだ。
見えない、聞こえないという便利な状況を盾に使うでない。
自ら筆先に名乗りを上げたのは誰か思い出せ。
手段は与えてあろうが。
人はみな等しく、役割と手段を対にして与えられ、それを使って現実を拓く。
己の持ち時間の限界を感じつつあるならば、余分なことを考えて気をそらしおる場合ではない。