旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

【ハウスDIY進捗】ピクチャーレール設置&屋外改装スタート

額絵展示のためのピクチャーレール、設置完了。

f:id:art-hiro-b:20170503220310j:plain

f:id:art-hiro-b:20170503220354j:plain

今のところ、3本をつけました。

まだつけられる壁面はありますが、ひとまず当面はこれでOK。

65㎝のレールを三箇所に設置しましたので、B1サイズの額を3点は展示しておけます。

絵のサイズによっては、一面に2点展示できるところもあるかな。

 

換気扇のボックスがある壁については、ワイヤーフックは1本しか吊せなさそうなので、ここは大型作品を常時、かけておく場所になりそうですね。

まあ、アレですね。

若スサくんVS八岐大蛇。

 

 

これにて内装は一旦完了。

模造刀の展示用什器を見つけ次第つけるってことで。

いいタイミングで、素焼き皿も届いたし、シンナー臭のする技法を取り入れることにもなったし。

母屋の中でやらなくて済むから、ありがたい。

 

 

 

 

そして、今日から屋外の改装が始まりました。

f:id:art-hiro-b:20170503220857j:plain

 

出入り口に、靴脱ぎ場として古材の枕木を置いてもらいました。

こういうのがないと、ちょっと段差が高いんですよねえ。

出入りが楽になりました。

使っている枕木は、この小屋を設置する前にこの場所に芝生コーナーがあったのですが、その時のものを流用。

もともと廃材でいただいてきたものです。

 

 

床を張って、壁も作って囲い、倉庫になります。

この場所は非常に風が強く当たるので、物置にするためには壁は必須です。

風が当たらないところなら、ビニール仕切りとかでもいいんだけどね。

置く予定のものは、庭師の機材道具や、在庫の素焼き品など。

ダンナ氏の釣り道具も、ここに収納されるでしょう。

棚がつけば、人が一人やっと通れるくらいのスペースしかないので、うまく使わないとな…

(と思うけど、私にはそういう工夫は無理………お任せです)

f:id:art-hiro-b:20170503220926j:plain

 

柱材の下部に埋め込んであるのは、これ。

f:id:art-hiro-b:20170503221034j:plain

 

他の機会に使ったセメントの余りが役立ってます。

 

 

前回まではこちら。

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

 

【ご案内】

5月、6月期間限定セッション

【内なる龍覚醒セッション】は、限定25名まで、お申し込み5月31日必着。

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

このセッションを受けた方、これから受ける方に特化した「内なる龍の肖像画」オーダー制作いたします。

詳細はこちらの記事で。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

f:id:art-hiro-b:20170424174921j:plain

 

★外部サイトからも読者登録できます!→

 

 

 

緋呂は新しい技を手に入れた/あかり玉の脱皮に光明が差した瞬間

あかり玉、最近は表だった動きがなく、「まだやってるんですよね?」とか、聞かれることもある昨今です。

もちろん、やってます。

ただし。

仕様をフルチェンジすべく、模索の日々が続いていました。

 

今まで作ってきたあかり玉は、いわゆる「ひょうたんランプ」から出ていません。

そして、デザインのセンスにせよ、ピンホールの技能にせよ特に自慢できるものではなく。

もちろん、私の世界観で作るモノですから。

他の作家さんと比較して云々ということは、そんなには気にしませんけれど。

その「自分の世界観」という観点から見ても、何か足りない…とは、ずっと思っていたわけです。

 

相談に乗っていただいている方達からも、そのことは指摘されていて。

 

もっと、違う要素が入れられるはず。

 

というのは、昨年からの課題でした。

 

 

薄ぼんやりと、こういうのを投入したいな、というイメージはあったのですが。

ひょうたんが球面であること、燃える素材であることなどの制約があり。

また、陶器と組み合わせるためにも、天然素材であるひょうたんが全て形状も大きさもカーブの具合も違うということがあり。

一つの技法に複数のデメリット…という状態でして。

難航してました。

 

しかし。

とうとう、コレはいけるかも!と思える技が見つかったんですよ~。

 

ランプを点灯していない時(その時間の方が長い)にも、見た目がキレイで。

ランプをつけた時には別の効果が生まれて(最低でも、いらない影などができない=邪魔しない)。

造作が自由。

一個ずつ全部違うひょうたんとランプのソケット、その接合部分をカバーでき、なおかつ電球交換が必要になった時の取り外しに支障が出ない。

 

そんな、案外難しい条件をおおむねクリアできる技です。

 

 

そのテスト制作したもの。

https://www.instagram.com/p/BTkzYKtFDn3/

ディップアート+レジン#artwork #レジン #ディップアート #アメリカンフラワー

 

 

この技法は、実のところ、ずっと昔…かれこれ10年くらい前になるんじゃないかなと思いますが。

ハンドメイド雑貨とか作ってた頃に、すでに興味を惹かれていた技法です。

 

アメリカの作家さんが、この技法でドラゴンを作った画像をネットで見まして。

どういう技法で、どういう材料を使うのか…など、調べたことがありました。

 

あれ、あかり玉に応用できるんじゃないかな…と思いはじめたのは比較的最近。

別にそんな高価なものでもないので、買ってやってみればいいのだけど。

ある程度は、すでにやっている人から教えてもらってショートカットしたいなと思うわけですよ。

そんな時に、偶然、今回の教室がFacebookで上がってきて。

(この流れ、あかり玉にはお馴染みの展開だな…そもそも「ひょうたんランプ」っていうのの流れがソレだったし)

 

 

やはり、手ほどき受けてきて正解でした。

教本とか読んでいても出てこなかっただろうな、という技を早々に伝授してもらえたのでホント、ありがたい。

 

あとは私が、造作の技術を上げていき、作り方に慣れること。

 

もっとも、今はまだ、パーツをテスト製作してみただけの段階なので。

これから、構成していくうちに難題は出て来そうに思います。

けど、工夫できるんじゃないかな、と思ってます。

 

 

しつこく、執念を持って狙い続ければ、出てくるもんですよ、ホントにね。

 

 

 

【ご案内】

5月、6月期間限定セッション

【内なる龍覚醒セッション】は、限定25名まで、お申し込み5月31日必着。

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

このセッションを受けた方、これから受ける方に特化した「内なる龍の肖像画」オーダー制作いたします。

詳細はこちらの記事で。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

f:id:art-hiro-b:20170424174921j:plain

 

★外部サイトからも読者登録できます!→

 

 

 

サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」@のこぎり二(愛知県一宮市)

いやもう。

スゴイ展示を見ることができました。

 

f:id:art-hiro-b:20170501223000j:plain

DMを入れて。

 

サカオ・ケンジさんの「KAMI 日本神話を造形する」

 

サカオさんのことは、Instagramで知りました。

去年、個展を拝見しています。

私側が、テーマも題材もとても共鳴するので、Instagramで見ててすぐにファンになりました。

なんちゅーか…

お綺麗すぎる典雅な神様ではなく、原始の香りがする造形がね。

ツボすぎる。

 

そして、今回の展示は、かなり前に一部の制作中を拝見した時に、速攻で

「いつ頃展示されるんですか?」

と直メッセしちゃったくらいに、待ってた展示でした。

 

まず圧倒されるのが、サイズ。

そして、会場となった紡績工場跡の建物のロケーションを活かし尽くした展示の構成。

 

サイズについては、画像では伝わりきらないかも知れないけれど、一端だけでも…と思って、一緒に行ったダンナ氏に画面に入ってもらいました。

f:id:art-hiro-b:20170501223502j:plain

手前の頭の、ほぼ真横に立ってます。

どれくらい大きいか想像してください。

 

パーツに分けてご自宅で造形されて、運び込んで現場で組み立て…という。

この頭を作られている時の経過など、インスタで拝見してましたけど。

いやもう。

凄まじい。

 

スサさんは、こんな感じ。

f:id:art-hiro-b:20170501224035j:plain

 

f:id:art-hiro-b:20170501223842j:plain

素戔嗚尊が八岐大蛇と「どこまで接近したのか、その距離感を確認」するには、造形するしかない…と。

そんなようなことをおっしゃった、サカオさん。

彼も元々は絵描きなのです。

 

わかる…わかるなあそれ。

 

f:id:art-hiro-b:20170501224248j:plain

 

 

採光は、ほぼ、天然の光だけです。

夕暮れの暗くなって来た時の状態を見たいので、期間中にまた伺います。

f:id:art-hiro-b:20170501224540j:plain

工場跡の建物が持つ力と、展示作品の力がベストマッチング。

この会場をこれだけ活かしきれるのは、スゴイ。

ほんと。

昨年の秋から打ち合わせを重ねてきた…とおっしゃっていましたが。

やはり、その一体になったエネルギーが如実に伝わります。

 

 

スサさんの足元には、プロジェクターが置かれてます。

この反対側の壁に、天照大神がおわすのですが。

そこに、オリジナルで制作された動画が映写されていました。

写真がない。

 

会場に流れていた太鼓が印象的な音楽があるのですが。

それも、この展示のためにオリジナルで作ってもらったものだそうです。

私の世界観にもフィットな音楽だったので、欲しいなと思ったくらい。

 

 

 

DMに使われているタケミカヅチさん。

DMでは後ろ姿ですが、正面からどうぞ。

f:id:art-hiro-b:20170501223715j:plain

 

 

ここは、遮光して投光器で光を当てているブース。

影の使い方が絶妙。

こういうのは立体でないとできない。

f:id:art-hiro-b:20170501224404j:plain

 

 

このオロチがかわいいの!

f:id:art-hiro-b:20170501224515j:plain

 

 

 

今日が初日だったのですが。

午前中、開場前に、神主さんを呼んでご祈祷してもらったそうです。

それも、会場全体とかではなく「一ブースごとに」です。

それぞれのブースには、それぞれの主題がある。

だから、神一柱ごとに、誂えた祝詞を俎上されたのだとか。

 

 

会場は、こちらです。

noko.webcrow.jp

 

 

サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」

展示期間
平成29年5月1日~31日 午前11時~午後7時 会期中無休

 

展示会場
のこぎり二 (愛知県一宮市篭屋4-11-3)
一宮駅より「起」行きバス「篭屋」停留所下車徒歩1分

 

 

サカオ・ケンジさんのInstagram

www.instagram.com

 

Twitter

twitter.com

 

とにかく、足を運んでみてください。

こんなの文字だけじゃ伝わらない。

どれだけ一生懸命書いたって、あの場に行って、自分もその空間に立つことでしか感じ取れないです。

 

いやもう。

 

四の五の言わずにとにかく行けって!

 

 

 

併設のカフェにも行きました。

とってもカワイイ、デザートプレート。

美味しかったです。

f:id:art-hiro-b:20170501231317j:plain


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。