継承する、という流れの一筋に自分も加わるというのはエキサイティング
先日、貴重な書物をいただいた。
昭和52年刊行の古書だが、おそらくは一般的に流通したのではない書籍と思われる。
当時、自費出版でこのような丁寧な装丁の本を出すというのは、莫大な費用がかかったのではないだろうか。
その古書に書かれている題材は、Amazonなどで新しい書籍が何点か流通している。
マニアな内容のため、それほど多くはない。
私が最初にそれについて調べたいと思った時は、まだAmazonも今ほど豊富ではなく、見つけられなかった。
数点でも流通しているということは、まるで関心が持たれていないものではないらしい。
いくつかは、図書館の蔵書一覧に掲載されていたので見に行こうと思っていた。
せっかく行くなら朝一で入り、じっくり見てきたいのだが、まとまった時間がなかなか確保できずにいた。
そんなところへ、ひょっこりと、手元にやってきた、この書籍。
きっと私の手元にあるほうが有効活用されるだろうと思う、という、ありがたいお言葉。
そして、この古書に書かれているほどの細かいことは、他の本には載っていないそうだ。
その本の前書きに、こんなことが書かれていた。
「断絶を防ぐためには、秘伝を私すべきではないという心境に達し、あえてそれを公開した」
この本に書かれている題材は、中国から入ってきたものを基礎に、日本で独自に開花した文化の一つだ。
平安期から現代まで脈々と、しかし先細りして続いている文化。
今でもいくつかの流派が続いているようだが、この書籍を書いた方たちが名乗られている流派は、検索しても情報がでてこなかった。
私は、そうした「流派」の中に入るわけではない。
ただ、この非常に興味深いものについて知り、その方法論を知り、今自分がやっていることへ上乗せして活用したいと思っている。
そして、いずれは提供メニューとして出していきたいとも。
龍印画に引き続き、絵画でも造形品でもないメニューだが。
それらすべてに応用できるものでもあり、開運ツールの一つとしても有効だと考えている。
...と、書いていて思い出した。
そういえば、私は以前、この調べているものにかなり近いものを使っていた時期があった。
きちんと体系的に作ったわけではなかったし、改名しているから使えなくなり忘れていた。
結局、戻ってくるべきものは、戻ってくることになっているんだなあ。
とにかく。
この前書きに書かれていた「継承」ってことは、折々に登場するキーワードの一つだ。
本来ならば深く学んで理解した者にしか継承が許されなかったものだとして。
それに足る者が現れなければ、または時代や文化の流れとしてつながらなくてもやむなし、とするのではなく、たとえ書籍の形であっても後世に残そうという意図があったものだ、というのを、ちゃんと受け止めて活用していこう。
そして、筆で文字を書く、という方面の秘伝が、いくつも続けて私の手元にやってきている...という現象が、なんとも。
これから先の道筋を思わせて、興味深い。
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