旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

【長浜市高月町】向源寺 渡岸寺観音堂

4日の行程となった本日は、帰路でした。

午前中に出発し、途中で剣神社に立ち寄り。

峠越えに入る前に給油をする予定だったのが、ナビの思わぬ案内で全くガススタが影も形もないような道を走り始めることになってしまい、焦った焦った。

市街地なら、まだそこそこ余裕はあるくらいの残量だったのですが、いかんせん、日本海側から太平洋側へ抜ける峠を越えますので…。

結局、ルートを10数キロほど引き返して、無事給油。

いや~、コワイコワイ。

 

 

 

その後順調に走行し、途中で高月に立ち寄りました。

 

いつも看板を見ては、国宝だって~十一面観音だって~と思いながら通り過ぎていた渡岸寺観音堂。

 

今回、強行軍で観音様の原型を作った時に、イメージしたい「雰囲気」の像の中に、ここの観音様が出てきたのですよ。

それで、どうせ帰りも近くを通るのだから、拝観して行こうと思いまして。

 

 

f:id:art-hiro-b:20150704194347j:plain

名称:向源寺

所在地:滋賀県長浜市高月町渡岸寺50番地

最寄り駅は、JR北陸本線高月」駅です。

徒歩で行けますよ。

 

 

 

国宝です。

たった7体しか存在しない十一面観音像の国宝の、一体です。

そして、日本一美しい十一面観音と言われているそうです。

f:id:art-hiro-b:20150704193604j:plain

 当然、撮影できませんので、境内で写真集を購入。

絵ハガキなどもありましたけど、一冊にたくさんお写真が入ってるし、解説もしっかり載っているので、こちらオススメ。

写真も解説も、ご住職の手によるものです。

平成24年と奥付にあるので、最近作られたのですねー。

 

後ろ姿の美しさは、ちょっと、他にないと思いました。

後頭部にお出ましになってる暴悪大笑相(ぼうばくだいしょうめん)は、ハンパない…。

 でも、仏師の名前などは不明なんだそうです。

 (観音堂にいらっしゃったガイドの方に聞きました)

 

ネットで検索すればたくさん、画像出てきますよ。

 

 

 

ちょっと、仏様に関して思うことがいろいろとあった今回の行程。

というか、ここんとこずっと続いてきた陶芸品制作に関する流れの中でも、すでにいろいろと考えることがあったのですが、その「まとめ」みたいな感じもあったこの4日間。

その〆に拝観するには、まことに、ふさわしい美しい観音様でございました。

 

この周辺には、他にもたくさん、素晴らしい仏様があるみたいなので、興味のある方はぜひ、散策されてください。

(とある情報によると、湖北のお寺はほとんどが集落で守っていて、予約しないと拝観できないらしいです。こちらの向源寺は大丈夫ですよ)

 

 

 

★外部サイトからも読者登録できます!→


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。