緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

「商材ではない。価値である。」

先日、イベントでライブペイントしました。

 

単純に、動画撮ってもらった時に現場にいた人の反応が面白かったから…ということで、やったのですけども。

 

やったおかげで、ちょっと、私の意識にも変化がありました。

 

 

 

先日、こんなこと書きました。

 

「業(ぎょう)」ではなく「業(ごう」だから。

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

 絵描きであることは、自分にとっては「職業」の「業(ぎょう)」ではなく、宿業の「業(ごう)」です。

 

しゅくごう

仏教用語。過去世で行なった行為。それが現世でよい,また悪い結果をもたらす原因となる。

kotobank.jp

 

ごう〔ゴフ〕【業】 の意味

3 理性によって制御できない心の働き。

dictionary.goo.ne.jp

 

 

今まだ、答えが出てないから。

ここから降りることはできないの。

強制されてるわけじゃない、自分の意志で選んでることだけど。

職業という括りでは語れないの。

 

 

だけど。

その「コード」には、職業としてのプログラムも、仕込まれている。

 

何言ってんだコイツって感じですが。

 

 

 

イベント会場に、「一度、描くところを生で見たくて」といって、初めてお会いする方が来て下さいました。

一旦お仕事で抜けるということだったので、お戻りになる時間をお聞きして、それに合わせて一枚、描くことにしました。

 

終わった後。

なんと、その方が、50分近い制作中の様子を、ずっと、動画で撮っててくださったことが判明。

 

私は、彼女がそこにいらっしゃることはわかってたけど、撮影してくださってることは、全然気がついてませんでした。

 

何かの役に立てばと思って。

と。

 

この件は、私の意識の方向を変えました。

 

自分のやれることなんて大したことないし、多分慣れれば誰でもできるレベルだ。

と、今もそれは思っている。

 

けど、だからこそ、もう少し前に出してもいいのかも。

 

 

絵は商材ではない…としか思えなくて。

あかり玉という、商材と思えるものを作りました。

今、それを大幅に仕様変更すべく水面下であれこれやってるのですが。

それやってるうちに、いつの間にか、絵を人に提供するっていう発想が全くなくなってしまってた。

商材ではないから…だけではなくて。

ちょっと、表現が見つからないんだけど。

 

 

イベントでライブペイントやって、動画を撮ってもらって。

いろんな人に見てもらって、感想も聞かせてもらって。

 

なんか、改めて、以前思ってたけど、それを言うのは抵抗があった…っていうことを、思い出しました。

それを今、ココに書くと考えた時、特に抵抗感じませんでした。

うん、いいんじゃない?って思っただけ。

 

 

「商材ではない。価値である。」

 

抽象的なんだけど。

というか、私の頭の中にしかない概念なんだけどね。

 

売りやすいものだとは、到底、思えないのだけど。

そういう問題でもなくて。

 

とにかく、今までとは少し違ったところに、配線が繋がったような感じです。

 

 

今回はホント、やってよかったです。

 

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(撮影:山野貴幸)


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