旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

「今、出てきたこの答えには、私はウソはつけない」 癒しの市後談

前の記事からのさらに続き。

あ…「ごちゃごちゃ言うヤツは消えろ」的な方は今回のコレは不愉快になると思うので、スルーでどうぞ。

 

 

その間に、今停滞してる「絵」のことで、ふわーっと沸き上がってきた

「ああ、なんだ、そうか…」

という、奥の方から出てきた回答というのがありまして。

……中略……

 「今、出てきたこの答えには、私はウソはつけない」

ということだけは、いかんとも動かしがたい確定した感覚でした。

癒しの市 - 緋呂の異界絵師通信

 

この、話です。

一晩寝かせました。

出てきた答えのために、ご迷惑おかけした方……というか、むしろ背任……も、おられるので、ここは、踏ん張って言語化しておきます。

 

 

まずは、本件の「背景」から。

 

2014年夏のこと。

ヒトガタ絵を、封じました。

意図的に封じたというわけではなく、「封じられてるな」って感じることが多々起こり「んん??」と思った頃には、絵にヒトガタが全く登場しなくなりました。

これを描こう、として描く…というよりは、勝手に手が描き始めるものを描く、というのが私のスタイルなので、そういう時に、意識の方で誘導しても、うまくいきません。

 

以前から、自分の絵柄のままでは、近いうちに絵そのものに限界が来るな、という感覚がありまして。

封じが入ったこと自体は、全く不思議に感じませんでした。

 

ある時、当時、仕事場を居候させていただいてたお店の方(能力者の方)に、もう解禁になった、と言われました。

ただ、私自身は、「そうなのかなぁ???」と、よくわからない感じでした。

 

その時は、すぐそこに小国神社さんでの展示会を控えていて。

大国主命を描くことになっていました。

が、結局、解禁と言われた後に描いたその絵には、ヒトガタが全く登場しませんでした。

ameblo.jp

 

 

この頃からずっと、ヒトガタ不振が続いてました。

 

でも、今年の夏頃、いろいろ考えている中で、

「やり方を変えれば大丈夫」

と思ってしまった時がありまして。

 

けど、それは、単なる錯覚でした。

 

多分、「イラストレーション」として、コミックっぽくキャラ的に描く…ということなら、今でも描けると思います。

というか、その錯覚の時も、そうでした。

 

けれど、実際には、手が動くことはなかった。

 

それは、そのまま「平面の絵が全くダメ」な状況を生んでいた。

 

 

 

私が言う「イラストレーション」「キャラ的」と、「神絵」とは、アウトプットされたものだけを見たら、私以外には違いがわからないのかも、と思います。

これを説明することは、今のところ、不可能なんです。

  

ここまでが、本件の「背景」と、「過去にあったこと」です。

 

 

 

癒しの市でのミコさんと蓮さんの鑑定を受けた後、出てきた「自分の中からの回答」とは。

 

「まだ、ヒトガタ封じは続いていて、無理にその前に戻そうしても無理」

 

ということでした。

 

無理、という字は

「理が無い」

って、書くんだよ。

 

 

 

気がついた最初のきっかけは、石お茶会で蓮さんに描いた絵です。

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筆が走る感じ。

なんか、この感じ、すごい久しぶり…と、思いました。

 

 

その時に、さらに遡ること2013年の今頃、筆で、ちょっと怪しい文様のような図柄のようなものを描き始めてたことを、思い出しました。

一時、それを集めてカード作ろうかなと思ってたことも。

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これ、当時も、ちょっとマニア的な感覚の方からは好評だったんです。

コア茶会のメンバーにも画像見てもらいましたが、やはりというか…あのメンバーにも、好評でした。

 

 

あの流れを中断したのが、最初のつまづきだったんですね。

 

なので、無理にヒトガタの頃に戻そうとするのはやめることにしました。

 

もちろん、するっと出てくることもあると思います。

その時は、それに任せる。

 

こういう路線に切り替える、という意味ではありません。

 

いずれ、ルートは統合される時が来ます。

そこは確信としてあります。

それが明日か来月か、10年先か、わからないだけで。

 

 

 

蓮さんが組んでくださった石は、一番最初のチョイスが

「開運の前兆」

「視野拡大」

でした。

分岐点ということ。

他には「困難克服」「芸術性」といったワードが並びます。

 

 

私は絵がうまくありません。

描けるモノが極端に少なくて、ヒトガタはその数少ない「こなせると思える」もの。

 

得意、というよりも、それしか満足にできない、っていうことです。

 

なので、どうしても、そこに戻りたくなってしまうんですよ。

自分でも、限界点が近いと思っているのに。

 

私は、自分が選択してきた「お題」が、単なる「神の擬人化を絵にする」ことではないと、感じてます。

姿形を、人間が理解しやすいように人間にたとえて描く…というのも、もちろん、お題としてはあって、大事なことなのです。

が、それ以上の何かよくわからないものを、約束してきてるな、って思っています。

 

だから、ヒトガタ封じが入ったのに。

 

 

見えない世界がやることって、意味はわからないけど、意味があることはわかる…っていう現象が多いです。

かなり後になって、意味がわかってきた時に腹が立つことが多いのだけども。

あるから、わかる時は来るのも、わかる。

 

 

ほんと、こういうバカな間違いを、今まで何度やったことか。

一進一退どころの騒ぎじゃありません。

 

 

 

 

ヒトガタ解禁はまだだった…そのことが、確たる確信として「内側からの回答」となって出てきた。

 

 その、高揚感の全くない理解は、「諦観って、こんな感じ?」って思うような、あっさりしてるけど揺るぎのないもので。

これには、もう、逆らえません。

 

 

少なくとも、売るモノとして想定するヒトガタは、しばらくは描けないでしょう。

いつまでなのかは、わかりません。

 

金銭対価を設定しての絵…という方面は、軍師の智恵もあって、今、抽象画の企画を水面下で作ってます。

 

 

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とはいえ…その翌日である今日になって…神ヒトガタをイラスト化する企画へのオファーってのが、来たんだよねえ…これが。

でも、ボランティアな啓蒙活動の一環だから、大丈夫かな…。

私定義の「神絵」とは、ちょっと違うしな。

というか、自分の欺瞞に気がついたから、それが来たのかも知れないけど……。

 

ほんと、一筋縄ではいかないというか…。

 


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