しばらくは立体造形に注力します
…と、いうことに、しました。
平面の絵は、息抜き的にやります。
企画しているものが、いろいろあります。
それは、すでに「世の中にあるモノ」です。
その専門家もいますし、その世界独特の呼び名「○師」と呼ばれる方達もいらっしゃいます。
古代のものから新しいもの。
巨大なものから、根付けサイズまで、さまざなものがあります。
私には私の「そのモノ」に対するイメージがあり、デザインもあります。
今すべきことは、いろんな種類をとにかく作ること。
先日までは、まず陶器作品として試作してから、見込みのありそうなものを型起こしする…と思ってました。
けれど、2つの原型を作って、考えが変わりました。
そして、石膏取りしながら教えていただいたマメ知識的なお話。
原型と型の関係性。
原型があってこそ型が作れる…けれど、型はやがて原型を超えることもある。
そんなお話もお聞きしまして。
原型は財産だ。
それを、実感として感じました。
型は永久品ではなく、消耗品です。
それが生きている間だけ、作ることができる…という焼き物製品の数々。
陶器作品を作られている方にしたら初歩の初歩、常識の話かとは思いますが。
一点しか存在しないものだけ今まで作ってきた人間には、それを本当に理解するには、体験しないと無理だったんですわな。
今、作陶の場を提供していただいている陶芸倶楽部でも、型を使います。
そこの方達が自ら取った型もあります。
けれど、今回私が直接体験した「型作り」は、その方達の取り組みとは、いささか、立ち位置が違いました。
どちらが良いとか優れている…という話ではなくて。
型そのものの取り扱い方が違う。
行程における型の位置が、違う。
いろんな制作の方法や行程の組み立て方を知る、というのは、いいものです。
一つのやり方しか知らないと、それ以上ふくらませるのは、なかなか難しいけど。
知っていれば、単純に選択肢が増える。
焼かない自然硬化の粘土や、焼いて完成させる樹脂粘土、流し込むエポキシ樹脂のような粘土ではない素材。
そういったものも選択肢の中に入れながら、しばらくは「原型作り」に集中してみようと思います。
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