名古屋市西区 円頓寺(えんどうじ)商店街の新名所「ナゴヤ座」で三貴子が舞う
作品展2日目は、少し早上がりさせていただき、「ナゴヤ座」へ。
友人から誘われて即決Yesと言ったのは、その演目が「月読」だったからです。
ナゴヤ座という、新しい小屋ができるというのは、聞いていました。
食事しながら観劇できるという話で、興味は持ってたんですが。
こんな早くに行く機会が来るとはね~。
オープンが今年の4月の劇団です。
席数40席と、こじんまりして、舞台と客席の距離はほぼ、ないに等しい。
いやあ…それにしても。
2013年の大阪での創作舞踊に始まって、古事記テーマの演目との遭遇が続きますなあ~。
ナゴヤ座公式サイト
パンフレット。
イラストがいいわ~。私のツボ入りまくり。
ポストカードを買っちゃいました。
早く着いたので、ナゴヤ座近くのカフェ「西アサヒ」さんでお茶中に、ウインドウ外を通過した「練り歩き」
大オロチ。
今回の演目は「三貴子のオロチ退治」といった感じの内容になってて。
オロチはこの、大きいラスボス的なのと、もう少し小さいのが2頭、登場。
竹と布で作られているそうです。
人形師団体さんの作だそう。
これ、本来は6名がかりで操るものらしいのですが。
舞台の終盤、見せ場のところでは、ツクヨミ役の方が一人で操りながら舞ってました。
他の役者さんが、「あんなことは他の人にはできない」とトークでお話しされていましたが。
ツクヨミ役の方は、とっても細身で。
どんな筋肉なんだ…と。
ストーリーは、斬新っちゃ斬新な、変形バージョン。
しかし、この月読さんが、妙に私のイメージにある月読さんと被って面白かった(笑)
私のイメージの月読さんにギャグテイストを加えたら、こうなる…みたいな。
アクションがすごかった。
舞台は小さいのですが、その舞台をフルに使って、最大同時に4名の大立ち回り。
どんだけトレーニングしたらここまでになるんだろう、と感動です。
物語性とか、舞台のスムーズさや流れの作りなどは、まだまだ「始まったばかりの劇団」という感じで、荒削りでしたが。
若いな~、エネルギーあるな~、先が楽しみだな~という感じ。
女性が一人もいない(アマテラスも男神として登場)ので、いささか艶や華には欠ける感もあったかな。
アマテラスは女形として出てきてくれてもよかったなあ~と、一緒に観劇した友人と後で盛り上がりました。
男神という設定は別にいいんだけどね。
絵的に、女性の華やかさが欲しいじゃん。
しかし、アクションは本気ですごかったです。
この画像、何かわかります?
プラスチックでできた、「盾」です。
これが、最前列に配られてます。
一体何に使うか…というと。
「観客の皆さん、自分の身は自分で守ってください」
って、前説があったんです。
舞台から、あれやこれや、飛んでくるから。
自分で避けてね、と。
いやあ、実際、いろいろ飛んできました。
私達は二列目に座ってて、まあ、別に被害はなかったんだけど。
水族館のイルカショーで、前の方の人が水を被る…っていうのに、似てる(笑)
前半は、スサノオさんとアマテラスさんの「うけい」なんですが。
これがまぁ、「バカ兄弟のバカ喧嘩」みたいで(笑)
まあこれはこれでアリか(笑)とか、私は面白かったけど。
で、お兄ちゃんのツクヨミさんは真っ黒(笑)
ストーリー上のラスボスはツクヨミさんなので、最後はアマテラス+スサノオVSオロチ化したツクヨミ…という。
なんというか(笑)
いやもう(笑)
やめて、カンベンして…笑いすぎる私(笑)
すみません、私しかわからない(かも知れない)面白要素が満載でした(笑)
舞台の内容は、日々作り込みを続けて、どんどん変わっていく…ということです。
ライブ感が強いのは、日々変化進化していく舞台だから…なんでしょう。
役者さんも皆さん若くて元気だし、今後が楽しみです。
どういう風に演出が変わったか、また、見に行きたいと思います。