旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

自分がダメと思わなければ、ダメにはならない。続ければアドバンテージは勝手にできていく。

自分が活躍したいジャンルや、やり方があるとして。

そこにはもう、すでに華々しく名を馳せている先人がいるとして。

 

そういう人がいないジャンルを探す方がむずかしいんだけど。

 

でも、現実に、自分の前にもう達成してる風な人がいるのを見つけちゃうと、凹むと思う。

人によっては、「イマサラ自分がやらなくてもいいかな…」なんて、思っちゃうかもしれない。

 

どうせ、今からやったって、あの人がいるから無理だよな。

 

とかね。

 

 

さあ、ここで問題です。

 

「あのひと」は、「あなた」でしょうか?

 

「違う」と答えた人は全員、「その人と自分の違うところ」を箇条書きで、思いつく限り、列挙してください。

 

すごい些細なこと、小さいこと、くだらないことでもOK。

 

というか、むしろ、そういうところこそ、きっちり箇条書きで洗い出してみて。

 

できた?

 

その項目の数分、あなたのアドバンテージがあるわけよ。

その「違うところ」の中には、自分の目からは「劣っている」としか思えないこともたくさんあるかもしれないけど。

長所と短所は見方次第。

優劣もまた、切り出し方次第。

 

その項目の中には、今までに誰かから「だから君はダメだ」なんて言われてしまった箇所もあるかもしれない。

だから「自分はダメだ」って思っているかも。

 

もし、あなたが、それを言った人の言う通りに生きて問題ないなら、そのまま受け取っておけばいい。

その人の言う通りに生きてくのは面白くないなと思えば、そんなのを後生大事にする必要はないよね。

捨ててしまおう。

 

人からの呪縛は、いざ脱ごうとすると、怖くなるんだよねえ。

それは、今まで、自分を守ってくれた鎧だからね。

そして、都合のよい盾でもあったね。

 

 

そんなものは、もう捨てちゃおう。

誰でもない、自分ていうのをクリアにしていけば、勝手に、「アドバンテージ」はできていく。

 

 

 

私なんて、もう、およそありとあらゆる点で「突出したところのない人」の代表みたいなもんだけど。

それでもやるんだ~と思って今日までやってきたわけです。

そして、まだまだ、特に突出したところなんて無いよな...と思いながら、やってます。

もし、あなたが、「いやいや、そんなことないでしょ!」と思ってくださったなら。

それは、私が今日まで、自分だけはダメと思わず気にせずやってきた...ただそれだけの結果です。

 

あの大きな銀杏の樹は、樹齢400年以上だそうな。

人間の一生なんて、あっという間です。

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 撮影:中田幸三さん

 

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この11月は反省多し......HP1まで削られたその後

11月が終わる。

今月は、それはそれはもう、反省の多い月だった。

反省なんかしなくてもいい...という流れも昨今では世の中にあるようだけども。

やはり、それはそれとして。

以後の教訓にしておかなきゃねえ...。

 

 

先月の終わり頃に、とにかく調子が悪くなって。

満タンHP100として、残り1...くらいの感覚になるほどに、底値になってしまった。

そこから、なかなか、思うように充電ができてこない。

 

古くなってくるとバッテリーは充電ができなくなったり、MAXゲージのはずなのにあっという間に消耗してしまったりするわけだけど。

なんか、それを連想してしまう。

 

もちろん、年齢のせいだ...なんて、言わない。

 

 

養生の仕方や食生活、運動不足...そもそもの基礎体力が乏しいとか。

いろいろ、要因はある。

 

スーパーで一番遠いところに駐車する...レベルでは運動不足解消にはならないわけで。

先日、久しぶりに名古屋ー東新町間を徒歩で移動した時の感じを思い出しても、明らかに弱っている。

40代半ばくらいは、星ヶ丘から名古屋駅まで歩いた...とかも、別に珍しいことではなかった。

その頃の貯金だけで今まで過ごしているのだから。

バッテリーが充電できにくくなっていても、不思議ではない。

 

 

日常生活は普通にできる。

それほど頻繁でなければ、忘年会などで遅い帰宅になったり、連続でどこかに出かけるようなことが続いても、なんとかなる。

 

しかし。

 

絵は、そうはいかない。

 

そのレベルの力までは復調しても、それ以上に必要なのが、絵。

その、「それ以上」が、どうにも...出せない。

 

 

小手先でできることはいいのだ。

なんとかなる。

龍も、なんとかなる。

(いや、モノによる......)

 

しかし、神はそうはいかない。

 

スサさんの新しいのを2点やろうと思ってた。

それがもう。

まったくもって。

エネルギー量が足りなすぎる。

電波が入りにくいところで、弱いチップのまま必死に動画サイトにアクセスしようとしてるようなものだ。

 

サイキックソウルアートや願掛け絵などは、神絵と比べるとまるで、エネルギーの必要量が違うのだな...と、改めて思う。

それがたとえ、小作品だとしても。

 

そりゃそうか...........なんたって神だしな.........。

 

 

龍も、本当に、モノによる。

何を...というか

どこの龍を...というべきかな...

対象にするかで、まるで違う。

 

もっと上の層の龍を描こうとしてたら、たぶん、この数値じゃ無理だったろうな......

 

 

多様なことをやっていくというだけでも、エネルギー配分は考えなくてはならない。

その上に、アクセス先がアクセス先だから。

 

生活パターンの改善を含めて、明日からの12月は、もう少しシャキッと過ごせるようにしなくては。

 

師走だしね。

 

 

 

アウエイ上等!詳しくなくても経験乏しくても、それはやらない理由にはならない

私のように、興味があちこちに分散していると、

「常にアウエイ」

をやっているようなものだな...と。

思った。

 

もちろん、絵描きという一本の軸の上に並んでいることではある。

傍目にどうかは知らないが、私自身の中では、それはもう整然と、絵描きという軸上に並んでいる。

 

ただ。

それぞれの技法には、それぞれを極めてきたか、極めていこうとしている人達がたくさんいて。

できるモノという結果は、私がいかに「つまみ食いしかしてない」としても、専門家と同じように見られることになるわけだ。

 

いくら、その道は浅かろうと。

つたなかろうと。

不慣れだろうと。

関係ない。

 

 

ある陶芸家の方の工房を、見学させていただいたことがある。

陶芸のプロとして数十年。

生家も陶器の大規模工場を経営されていたそうだ。

JR駅の構内壁を一面、その方の作品が飾り。

街角にも、大きなオブジェが据えられている。

そんな、「地元の名士」的な作家さん。

 

その方に、「陶芸の何を知ってるんだ?」と聞かれた。

質問ではなかった。

 

その方は、年賀状に使ったものだという絵を見せてくださった。

「ぼくは絵はプロじゃないけど、これくらいは描く」

とおっしゃった。

味のあるタッチだな、と私は思った。

絵画作品のアーティストだと言えば、それで通せるとも思う。

 

 

私って常にアウエイだよな...と思った時、その方のことを思い出した。

 

 

陶芸のことなんか、知らない。

ほんのちょいちょいと、いじっている程度に土を触っただけだし。

見分けることもできない。

釉薬も、あるものを使わせてもらっているだけだし。

窯も間借りだから自分で窯詰めしたこともない。

 

で?

それが、何か?

 

 

最近首を突っ込み始めたジュエリーの世界。

こちらは、陶芸以上に、アウエイだ。

貴金属にもファッションにも興味が無かった人間が、いきなり突っ込んだのだから。

何も知らない。

 

で?

それが、何か?

 

 

もっと言うなら。

絵だって、同じだ。

私は学校で専攻したのは油絵だった。

今、それはやってない。

やってても、学校でやっただけだから、特に詳しいとも言えない。

他の画材だって同じ。

一つだけをずっとやっている人と比べたら、完全に、絶対量は乏しい。

その分の経験値も少ない。

 

で?

それが?

どうした?

 

 

 

こういうことを理由にして、「だから私には無理」「だからやらない」「だから趣味でいい」「だからテキトーでいい」というのが、ナンセンスなんじゃないか。

 

それでも、突っ込むんだよ。

 

アウエイでも、突っ込むんだよ。

 

詳しい人達の意見を聞ける、手を借りることができる。

そういう体制をいつでも整えておけばいいだけのことだ。

困ったとき。

イヤな顔しながらでも、手助けしてくれたり教えてくれる。

そんな人達との接点をいかに、準備するか。

 

自分自身が全て完璧にできることが大事なんじゃない。

 

人の知恵も力も、自分の一部と思えるかどうか。

 

 

 

もっとも...だ。

「やったモン勝ち、言ったモン勝ち」をあまりにもやるのはNGだよ。

自分が総取りはダメでしょー。

還元する姿勢を忘れたら、潮はあっけなく、引いていく。

そういうものだ。

 

 

やり続ければ、経験値はたまっていく。

陶芸だってジュエリーだって、あんまり触らない画材だって。

いずれは、アウエイでなくなる日が来る。

続けられるかどうか、ということの方が重要。

 

千里の道も一歩から。

 

 

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渦巻き符。制作中の龍カードはこういう方向になるかも。#artwork #illustration #japanlovers #渦巻き #太陽 #符 #筆ペン #龍 #dragon #drowing #pen #お守り #異界絵師 #絵描き

 

 

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