旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

名古屋市西区 円頓寺(えんどうじ)商店街の新名所「ナゴヤ座」で三貴子が舞う

作品展2日目は、少し早上がりさせていただき、「ナゴヤ座」へ。

友人から誘われて即決Yesと言ったのは、その演目が「月読」だったからです。

 

ゴヤ座という、新しい小屋ができるというのは、聞いていました。

食事しながら観劇できるという話で、興味は持ってたんですが。

こんな早くに行く機会が来るとはね~。

オープンが今年の4月の劇団です。

席数40席と、こじんまりして、舞台と客席の距離はほぼ、ないに等しい。

いやあ…それにしても。

2013年の大阪での創作舞踊に始まって、古事記テーマの演目との遭遇が続きますなあ~。

 

 

ゴヤ座公式サイト

トップページ[Top Page]-ナゴヤ座-

 

 

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パンフレット。

イラストがいいわ~。私のツボ入りまくり。

ポストカードを買っちゃいました。

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早く着いたので、ナゴヤ座近くのカフェ「西アサヒ」さんでお茶中に、ウインドウ外を通過した「練り歩き」

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大オロチ。

今回の演目は「三貴子のオロチ退治」といった感じの内容になってて。

オロチはこの、大きいラスボス的なのと、もう少し小さいのが2頭、登場。

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竹と布で作られているそうです。

人形師団体さんの作だそう。

これ、本来は6名がかりで操るものらしいのですが。

舞台の終盤、見せ場のところでは、ツクヨミ役の方が一人で操りながら舞ってました。

他の役者さんが、「あんなことは他の人にはできない」とトークでお話しされていましたが。

ツクヨミ役の方は、とっても細身で。

どんな筋肉なんだ…と。

 

 

 

ストーリーは、斬新っちゃ斬新な、変形バージョン。

しかし、この月読さんが、妙に私のイメージにある月読さんと被って面白かった(笑)

私のイメージの月読さんにギャグテイストを加えたら、こうなる…みたいな。

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アクションがすごかった。

舞台は小さいのですが、その舞台をフルに使って、最大同時に4名の大立ち回り。

どんだけトレーニングしたらここまでになるんだろう、と感動です。

 

物語性とか、舞台のスムーズさや流れの作りなどは、まだまだ「始まったばかりの劇団」という感じで、荒削りでしたが。

若いな~、エネルギーあるな~、先が楽しみだな~という感じ。

 

女性が一人もいない(アマテラスも男神として登場)ので、いささか艶や華には欠ける感もあったかな。

アマテラスは女形として出てきてくれてもよかったなあ~と、一緒に観劇した友人と後で盛り上がりました。

男神という設定は別にいいんだけどね。

絵的に、女性の華やかさが欲しいじゃん。

 

 

しかし、アクションは本気ですごかったです。

この画像、何かわかります?

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プラスチックでできた、「盾」です。

これが、最前列に配られてます。

 

一体何に使うか…というと。

 

「観客の皆さん、自分の身は自分で守ってください」

って、前説があったんです。

舞台から、あれやこれや、飛んでくるから。

自分で避けてね、と。

 

いやあ、実際、いろいろ飛んできました。

 

私達は二列目に座ってて、まあ、別に被害はなかったんだけど。

水族館のイルカショーで、前の方の人が水を被る…っていうのに、似てる(笑)

 

 

 

前半は、スサノオさんとアマテラスさんの「うけい」なんですが。

これがまぁ、「バカ兄弟のバカ喧嘩」みたいで(笑)

まあこれはこれでアリか(笑)とか、私は面白かったけど。

で、お兄ちゃんのツクヨミさんは真っ黒(笑)

 

ストーリー上のラスボスはツクヨミさんなので、最後はアマテラス+スサノオVSオロチ化したツクヨミ…という。

なんというか(笑)

いやもう(笑)

 

やめて、カンベンして…笑いすぎる私(笑)

 

すみません、私しかわからない(かも知れない)面白要素が満載でした(笑)

 

 

舞台の内容は、日々作り込みを続けて、どんどん変わっていく…ということです。

ライブ感が強いのは、日々変化進化していく舞台だから…なんでしょう。

役者さんも皆さん若くて元気だし、今後が楽しみです。

 

どういう風に演出が変わったか、また、見に行きたいと思います。

 

 

 


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