緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

羅針盤を一緒に確認する「ナビのナビ」となりましょう

何かを始めてみると、今まで漫然とした観念の領域に留まっていたことのいくつかが、表の意識のところにまで、下りてきたな…ということが起きる。

 

今の私で言うと、自分案内(セルフマガジン)制作ナビワークショップの有料化。

 

かさこ塾の名古屋同期メンバーの中で、試しに飲食代だけでやらせていただいて。

その時に、有料でいいと言ってもらえたので。

その時点で、近日中にそうしようとは思っていたのだけど、じゃあもう行っちゃえ、って感じで始めてみた。

 

 

私は、制作代行はしない。

なぜか、という理由もある。

もちろん、お客様からしたら、一緒に考えて、そのまま作ってもらえたらいいよね、っていう希望があるのは、重々承知している。

実のところ、ずっと前に、Web制作で「代行しないアドバイザー業」をやろうと試みたことがある。

その時、今ほどネット上のサービスが充実していない頃で。

自分で作れる、ということが、ごく一部の新しいモノ好きとか、業界内の人以外には、全然ピンとこない非現実的なことだった…という状況。

そんな中で、「制作する側が、自分自身の内側の世界をしっかり考えていく」ってところに重点を置いた試みは、なかなか、伝わらなかった。

 

カンタンなヒアリングの段階で、ほとんどの方は

「もういいでしょ、これだけ材料渡したら、後はやってよ」

という姿勢。

 

もちろん、私が伝えきれなかった、というのが一番大きい。

制作は私はやらないけれど、信用できる制作者に依頼して完成品を納めるところまでできます、と言って。

納得の上で、ご依頼くださった方もいらっしゃった。

その方達のご依頼は、納めたWebサイトも、いいものになったと思っている。

そこから新規の依頼や問い合わせが入ってきて、実際の受注につながった…というお知らせもいただいてきた。

 

けれど、それは、ごく一部。

ごくごく、一部。

 

私が主なお客様として想定していた業界が、特にデジタルなことへのアレルギーを持つ方が多い世界だった、ということもあると思う。

だとしても、やはり、伝えきれなかったのが、私の当時の限界だったように思う。

 

 

今は、様相が変わった。

Web上での作れるサービスは非常に多岐にわたっているし、しかも安価だ。

おかげで、逆に、ちゃんとした制作者の価格を高いと言われるようにもなったわけだけど。

それでも、自分で作ってみるということが非現実ではない時代というのは、

「じゃあ、その<作る>ための考え方をナビゲートします」

ということも、比較的すっと通るようになった。

実際にサービスやソフト、アプリを使って「モノを作る」ことが、自分でやってみることができる時代。

 

やってみて、その結果、「やっぱりプロに頼もう」となったら。

その時は、依頼者も無闇に値切ることはない。

その価値が、実体験でわかるから。

 

そして、そうなった時でも、しっかり自分で考えたかどうか、っていうことは、プロにどう依頼するかという点に大きな差が出る。

結果として、仕上がったモノのクオリティに直結する。

 

昔「もういいから、後は作って持って来てよ」と言い放つ感じのお客さんは、リテイクの確率が高かった。

それも、よく意味がわからないリテイクだったり、気分でコロコロ変わったり、言われたような色指定など反映させても「こうじゃない」の一点張りだったり。

結局は、本人にも、どういうモノを望んでいるのか、わかってない…というケースだ。

ヒアリングの時にそこまで引き出せないから悪い、と言えばそれまでだけど。

(そういう観点から、私は、コミュニケーション講座を受けることにして、それをきっかけにして絵描きの世界に戻っちゃったのだ)

 

 

今、制作ナビゲーションというメニューを始めてみて、思う。

私は、「言う通りに作ってきてくれればいいんだよ」とか「どうしたらいいか考えるのがアンタの仕事」とか、そういう姿勢でモノ作りに臨む人と一緒に仕事をしたくないのだ。

 

自分が何を望むのか、どういうモノを作ればその望みに使えるツールになるのか。

それを、自分でちゃんと考えていこう、としている…つまりは

「自分の人生を、現実のステップとして具体的に考えたい」

という姿勢の人と、仕事したい。

 

今は、その媒体が「自分案内(セルフマガジン)」だ、ということで。

媒体は、別に、見えない世界の話であっても、絵であっても、造形品であってもいい。

人生相談でもいいと思う。

でも、カウンセリングではない。

カウンセリングよりはコーチングに近いと思うけれども。

それよりは、おそらく、禅問答に近いんじゃないだろうか。

 

あなたの人生の数値目標を現実にする…とか。

売上げを伸ばすとか、集客を伸ばすとか、そういったことではない。

 

もっと根底にあること。

 

どういう人間として、自分の人生街道を往きたいかってこと。

 

あなたは、何をしたいのか?

どうしたいのか?

 

現実的に「ツールを作る」というところを入り口にして、そういう普遍的な概念について深めたい。

 

その行為を、なんという名で呼ぶのか?

 

今は、やっぱり、「ナビゲーション」しか、思いつかない。

 

 

その人の羅針盤を確認する。

ナビのナビ。

なんか、そんな感じ。

 

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