誰も植えた記憶がないのに毎年必ず咲く水仙
敷地のすみっこに、毎年、水仙が咲く。
今年も、咲いている。
多年草なので、基本的には、植えっぱなしでよいのだ。
というか、そうらしい。
私は花とか野菜とか育てる系は全く興味がないので、よく知らないのだが、水仙については疑問に思ったので調べて、植えっぱなしでOKと知った。
なぜ疑問に思ったか。
この株を、我が家の誰も、植えていないからだ。
誰が植えたのか、まったく、わからない。
この場所は、道路に面してもいない。
うちが家を建てる時にかさ上げした場所で、生け垣のすぐ内側で咲く。
うちの人間以外、誰も入って来ない場所だ。
水仙の球根をもらってきた、ということもなかったし。
もちろん、買ってくるわけがない。
仮に誰か(って誰だよ)もらってきたとしても、球根1つというのも、いささか不自然だし。
かつて子どもらが小学生だった頃に、理科で育てる系の課題でもあったのか…と思っても、水仙なんて聞いたことがない。
昔は、ヒヤシンスの水栽培とかが実験であったように思うけど。
確か、息子達はアサガオしかやってなかったように思う。
ただ、「いつの間にか咲くようになった」のでは、ない。
どうやってここに根付いたかは不明だけど、咲くようになった時はハッキリしている。
セキセイインコを飼っていた。
その子を、敷地の隅っこに埋葬した。
その真上に、翌年から、この水仙が突然、咲くようになったのだ。
以後、毎年ずーーーーーっと。
誰も一切手入れしていないけれど、咲き続けている。
かれこれ10年になろうか。
なんとなく、うちの守り神の一柱かな…と、思っている。
福井の県花なんだね、水仙って。
なんで福井やねん…。