読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

浅草橋、大熱狂! かさこ塾フェスタ史上最高のご来場者数でイベントは「一つの文化」になった

昨日、4月16日。

東京、浅草橋の和具文化会館で開催された「かさこ塾フェスタ」は、関係者の予想を遙かに上回る大盛況のうちに、終了しました。

お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

来られなかったけれど応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

私は、昨年の塾フェスタ5会場のうち、3会場で出展しました。

1会場に、来場者であり半分ボランティアスタッフな感じで、遊びに行きました。

 

その後の、今回の「史上最高来場者数、最高出展者数」をカウントした東京フェスタへの出展でした。

 

自分自身は毎回違うことをやってきたのだけど。

今回は、そこではなく、「塾フェスタ」というイベントの役割が、去年とはかなり違ってきたように感じた…という話。

 

 f:id:art-hiro-b:20170417234728j:plain

撮影:中田幸三

 


 

 

かさこ塾フェスタは、名称の通り「かさこ塾」というセルフブランディング塾のイベント。

現在は50期を超え、卒業生もほどなく1000名を越すという大所帯になった。

が、私が受講したのは全体の9期。

卒業生の数も180名だった。

それでも、一人のカメラマン/ライター/編集者である個人が主催している私塾としては、まずまずの人数だな、と思っていたものだ。

なにしろ、一回のセミナーで200人とか集める大規模な「1対多」形式を採用している有名講師達と違って、かさこさんは常にたった一人で事務から集客から、内容の構築、添削、フォロー、グループ運営をやっている。

しかも、そのフォローの細かさときたら、呆れるくらいで。

それをやりながら、自分の本業もやって2300万とか2500万とかを稼いでいる人だ。

しかも、合間には人狼ゲーム大会とか、卓球大会などの部活的活動も精力的にやり。

珍スポット撮影に出かけていき。

人の投稿にコメントしまくり、シェアしまくり。

ゲリラライブ配信を行い。

問題の処理も行い。

自ら爆弾を落として物議をかもしてみたり。

 

そんな中での、昨年は5回のフェスタ。

 

 

去年のフェスタで課題となっていたのが「内輪感」というものだった。

外部の人が入ってきにくい空気。

塾生だけで盛り上がってる感じ。

 

けれど、塾のイベントであるからには、そういう内輪向けの感じはなくなるものではないし。

いつも会えない遠くの塾生に会える場、という「同窓会」の役割を果たすイベントでもあるし。

それも一つのフェスタの要素…というのも、間違いなくて。

かさこ塾というのが、「踏み出したい人」の背中を押す、チャレンジの場であるべきだということも、大きいし。

塾長自らが、毎回違うことをやって「自分も実験」しているわけだし。

 

利益追求のイベント会社や個人イベンターがやるようなイベントとは、そもそも成り立ちも性質も違う。

 

だから、内輪感を消す、というよりは、「塾生ではない人にも十分に楽しめるようにする」というのが大事だ。

 

…と、次のフェスタへの課題として、バトンを渡した感じだったのが去年。

 

 

それを受けた今回。

去年は見送られた、ご来場者さん向け企画のスタンプラリーには、「よくぞここまで」という豪華な景品が集まった。

告知も、みんなそれぞれにがんばってたな、と思う。

 

そして、なによりも。

「かさこ塾」の受講生の増え方が、尋常じゃなかった。

去年の東京フェスタが300名規模なら、3倍。

もちろん全員が稼働しているわけではないし、塾を離れている人も多くいるけれど。

それでも、倍以上は、「かさこ塾フェスタというイベント」について自分のブログやSNSで触れていることになる。

数の利、というのは、一定数を超えたところで突然効果を発揮しはじめるもので。

今回の東京フェスタは、如実にそれを実感した。

 

塾長とも塾生とも関係はないけれど、街でチラシを見て来た…とか。

誰かのシェアで見かけてフラッと来てみた…とか。

塾と全然関係なく、入塾を検討中であるわけでもないという方達が、たくさん、来てくださっていた。

そういう方達がSNSに投稿されている感想を拝見すると、とてもよい印象が多かった。

 

そして、塾外の方達も最後のオフ会に居残って参加してくださった。

 

内輪イベント色のため入りにくかった…という感想が多かった去年のフェスタとは、かなり様相が違った。

 

「かさこさんを見に来た」「塾生の○○さんを見に来た」というのではなく「フェスタというイベントを見に来た」という印象の塾外の方が多かった。

 

これは、私の個人的な印象にすぎないけれど。

去年には、全然感じなかったことだ。

去年ラストの名古屋は、11月終盤。

あれから5ヶ月弱。

 

2016年が2017年に変わったわけだけど。

それと共に、かさこ塾フェスタというイベントの姿が、変わった。

 

そんな風に、感じた。

 

 

ただの一個人の私塾から派生した「発表会&同窓会イベント」から、「好きなことして生きている人の見本市」に、衣替え。

 

「好きを仕事にする見本市」というのは去年からの枕詞だけれど。

去年は、それを「こうなろう」の指標にしてきて。

今年は、それが事実になった。

そんな感じ。

 

 

自分で仕事を作っていかなくてはならない時代に向けて。

もう、このイベント自体が、一つの文化。

 

 

 

過去に、いくつかのイベントに出展してきた。

それらは、主催者こそ企業だったり個人だったりではあっても、

「ある一市場の中で活動している者を集めて、その市場の顧客である来場者を集客する」

イベントだ。

というか、それが通常だ。

一つの団体が主催するイベントなら、その団体に属している者が出展者であるという柱はあるだろうけれど。

出展者もあちこちから集まってくるようなイベントだと、「一市場」という以外には柱はなくて、出展者のレベルも様々なら熱量も様々で、寄せ集まりという以上にはならない。

主催者に集客力がなければ、イベント自体が盛り上がらない。

ある一定の有名な出展者のところだけが盛り上がって、他はむしろ撃沈。

そんな場は、いくらでも見てきたし参加もしてきた。

そもそも、その市場に興味が無い人間には無用の場だ。

 

 

ところが、かさこ塾フェスタは、いろんな意味で別種のイベントだ。

柱は、「かさこ塾生」であることだけど。

来場者は、別に塾に興味がある人ばかりでもない。

好きなことして生きていこう(別に仕事にしなくてもいい)、そのために発信していこう、ということを教えている塾なので、受講者の「市場」は実にバラエティに富んでいる。

だから、一定のジャンルに興味がある人だけしか集まらないイベントとは違って、来場者も実に雑多。

 

聞いた声には、「結局何やってるかよくわからないイベントだけど、とにかく楽しい」というのもあって。

「かさこ塾の性質」をそのまま反映した声だな、と思った。

 

お金をもらうための仕事と、人生を楽しく生きるためのコトは、別でもいい。

それが、かさこ塾で教えていることだ。

何が何でもそれを仕事にしなきゃいけない…なんてカケラも言わないし。

○○をしなさい、という強制もない。

やりたかったらやればいいし、やりたくないならやらなきゃいい。

どんなことであっても、それが基準。

 

世の中の仕組みがどんどん変わっていって、古い常識が通用しなくなっている現代には、「生きていて楽しい」と思えることが必要だ。

経済格差は更に広がるだろうし、少子化は市場を狭くしていくし。

知識や技能は伝承されににくくなっていくし。

何が正解、っていうのが見えなくなって、「与えられる」ことに慣れてしまった人達は切り替えることも難しくて。

なにをどうしたらいいのか、わからない。

 

そういう不安は、更に保守的にするし。

そうなると、硬直化していく一方。

 

だけど。

こんな風に、年齢も職業も住んでいる地域も全く違う人達が一つの場に集まって、「来てくれる人に楽しんでもらいたい」という思いが柱になって開催されるイベントが成立する…という事実だけでも。

「自分だけよければ後はどうでもいい、自分だけ得したい」という意識に「それでいいの?本当に?」という疑問を投げかける役割を、果たしているんじゃないだろうか。

 

 

とにかく一歩踏み出したい!

そういう人の背中を押してくれるイベントだ。

 

それは、前から、そうだったと思う。

 

そこに、今年の東京フェスタは、「これが私たちの文化だ」というはっきりした芯ができたように感じた。

 

 

この後には、広島、福岡、大阪と、フェスタが続く。

塾生も、もっと増えていく。

出展の顔ぶれも変わっていくだろうし、土地柄などもあるし。

回ごとに、雰囲気は違ったものになると思う。

 

それでも、この「私たちの文化」=「好きなことして生きていくのって楽しいから、来てくれた人にも楽しんでもらいます!」という精神は変わらず続いていくと思う。

 

これが、塾の外にも文化として広まっていくように。

この場を経験した人達は、きっと、その種を次へつないでいくだろう。

 

 

f:id:art-hiro-b:20170417234924j:plain

撮影:中田幸三

 

 

 

 

私は……次は、どうするかな~。

 

 

 

 

 

 

【ご案内】

★外部サイトからも読者登録できます!→

 

 

 


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。