適正で最良のエネルギー解放法はやはり何かを創ること
とあることで、自分が長らく「自己イメージ」として投影していたモノが、実は単なる容器に過ぎず。
その容器の中身は、そこに詰め込まれていた年月分、こじれまくって変容したカタチになって、出てきていた…。
なるほど、道理で、タチ悪くとぐろ巻いてるわけだ…と納得…
なーんてことが、見えてしまったこの数日。
そして目下、「異界絵師」という肩書きを修正したいな、と思って、単語を模索している最中でもあり、屋号も決めようとしている…という、いろいろ重なってる昨今でございます。
それにしても、ほんと。
年月は、忘却という恩恵もくれるけれど。
忘却も風化もするわけない密閉状態に置かれ、たっぷり漬け込まれて熟成しすぎてこじれまくったマントルみたいなものの力って、スゴイもんだな…と思います。
元々何だったのか、というのにも気づいてしまったおかげで、活性化してしまったようで。
若い頃、すごい気の荒いヤツだった私ですが、下手に密閉してしまってた分、年齢と共に丸くなったり枯れたりしてない、晒されず熟成だけされてしまったコレは、なかなかに、扱いにくいもんでございます。
実際に、地球の地下エネルギーの動きも活発になってるのでね。
なんか、微妙に影響もされてる気がしますね。
なーんて、どうにかして何かのせいにしようとしてみる。
今日、ダンナがつけっぱなしにしていたおかげで、北斎の番組が見られました。
普段はジャマくさいだけのテレビ音声ですけども。
こういう風に、たまーーーーーに、有り難い時もあります。
なんでしょうねえ。
あの御仁。
なんかもう、ホントに、意味もなく、エピソード聞いてるだけでウルウルくるんだけど。
いや、今日のテレビでやってたよりもずいぶんと、変人だったようですが。
私は、北斎は「天才」だと思うけれども、それよりもずーーーーっと「努力と研鑽」の人だったと思っているんですわ。
あの八方睨み鳳凰図とか、実際に現場行ったら泣きますね、たぶん。
岩松院|信州小布施 案内図録 小布施日和|小布施文化観光協会
絵が好きなのか…というと、確かに好きなんだけど。
絵だけじゃないんですよ北斎に関しては。
なんだろうね。
墓前に参じたことも、あります。
めちゃくちゃ大雨の日で、歩いて行くの断念してタクシー拾ったら、運転手さんそのお寺知らなくて、住所伝えて探してもらったの思い出します。
達磨大師を描いた肉筆画は、初めて見た絵だったけど。
ヤバかった、泣きそうやった。
でも…まだ、たったの200年前の人でしかないんだねえ。
もっと昔の人みたいな気がしてたけど。
江戸が終わってからの年月よりも、江戸が続いていた年月の方が、長いんやねえ。
この、腹の底でとぐろ巻いてるこじれまくったヤツのエネルギーは、そのまんま外に出すのは、マズイんです。
でも、出さないではおられん。
じゃあどうやるか、って言ったら。
やっぱり、何かを創ることで解放するしか、ない。
なんか、久しぶりに、大きな紙に鉛筆一本でごっつー時間かかるのを描きたい気分です。
これのBのが欲しかったのに、もうどこも売り切れ…
今日近くの画材屋の店頭で見たんだけど、Bは売り切れてた……