【伝言】記憶と記録 全体世界における人の役割
人の記憶が、見えない世界の存在を、その存在たらしめる重要な要素。
従って、見えない存在側は、人の中にその記憶を保持させていく必要がある。
鮮明であればあるほど、効果は高い。
そのために、人に対して絶えず、存在を示す働きかけをするのである。
人の世界にとって有益な情報を。
人が欲する種類の情報を。
そして、人が望む恩恵を。
人の記憶が風化すると、見えない存在は人の世界への影響力を失う。
全体の世界において、それは大きな損失である。
全体の世界における人の役割は、小さくはない。
地球上において、記憶し記録することができる種族は人だけなのだから。