一箇所に1年以上いられたためしがないはぐれ者が今も居続けられるコミュニティの謎…かさこ塾1000名達成!
2015年7月7日。
この日が、私のかさこ塾初日だ。
かさこ塾というのは、セルフブランディング、発信術を教える、カメライターかさこ氏が塾長/講師を勤める大人塾。
私が彼のブログを読み始めてから2年くらい経っていたと思う。
当時の記事や、その他塾関連の記事は、こちらの「かさこ塾カテゴリ」にたくさんあるので、興味ある方はどうぞ。
名古屋は、地方開催が始まってから二番目の会場だった。
全体の、第9期。
確か、当時人数は180人くらいだったと思う。
もうすぐ180人になる…だったかな。
それが。
あれから二年も経っていない昨日、塾生がとうとう1000名を超えた。
認定システムや分校制をとっていない、事務局もなければアシスタントもいない。
各地への招致者もいない。
かさこさんが、たった一人で告知集客、事務処理と塾生の対応、宿題添削、宿題以外のサポート、イベント実行、人狼ゲーム大会や最近では卓球大会などなど、全部、全部、こなしている。
その体制下での、1000人到達。
異常。
もっと異常なのは…この私が、ほどなく2年になろうというのに、未だにそのコミュニティの中にいて、それがすでに空気のようになっていて、全くおかしいと思わないことだ。
異常すぎる。
だいたい1年くらい過ぎると、そのコミュニティの中から出ていきたくなる。
私って人間は、ずっと、そうやってきた。
会社すら、1年過ぎるとやめたくなる。
独身最後の勤務先は3年近く勤められたけれど、それは単に「配置換え」という入れ替わりが1年くらいごとに行われたことの賜だ。
半年続く長いセミナーを受けた時、講師の方が、ここの参加者同士は仲良くなるので、ずっと続く関係になる人も多いです…と言ってたけれど。
私は、その後交流が続いた人など、一人もいない。
例外は、結婚くらいのものだろう。
これもある意味、異常事態かも知れないが、まあ、これについては諸処都合もあるし。
かさこ塾コミュニティがいかに異常か、私史上5指に入るほどだ…とは断言できる。
1000人に達したお祝いにブログを書け、という塾長発言があったので。
せっかくだから、乗ってみよう。
というか。
自分の振り返り整理のために。
未だに続けられている2大ポイント
1.「我関せず」で問題無し
これが重要だ。
いろんなことが次々起こり、イベントも各地で次々あり、どの地方での塾開催でも卒業生は自由に、無料で再受講できる。
交流会だけ行くのもよし。
今や、塾生が大勢集まっている一枚の写真に、北海道の人と九州の人が東京で焼き肉してる…なんて光景は当たり前になった。
行きたい人は本当にどこにでも出没しているし。
そうでない人は、本当にどこにも顔を出してない。
それで、全然、問題ない。
みんなが夢中になっているゲーム大会も、関心がなければその直前まで一緒に呑んでて、始まる前にすーっと会場から去る。
そんなの、当たり前。
やりたかったらやればいい。
やりたくなかったら、やらなきゃいい。
何一つ、強制されない。
不参加を咎められることもない。
他の塾生の動向なども、興味がなければ全く知らないでも全然問題ないし。
なんなら、かさこさんにすら関心がなくても問題ない(笑)
受講中の宿題すらも、「やらなくてもいいです」というものだった。
でも、やってこない人は少ない。
セルフブランディングを教えているんだけど、何らかの手段を徹底する的指導は皆無。
かさこさん自身がやってきて効果的だったことを教えているだけで、それをやれとは言わない。
逆に、塾生がおもしろいことを編み出したら、塾長がそれを真似してやり始める…なんてことも、しばしば起こる。
関心ないことへの強制が皆無…というのが、なにしろ、私にはありがたい。
ヒトカケラでも、何かへの参加が義務的になっていたら、たぶんもうここにはいなかった。
2.日頃のアレコレは緩いけれど、肝心なところの線引きはしっかりしている
ただし、ルール破りに対しては厳しい。
古い塾生でも、コミュニティの中で比較的有名になった人でも、ルール違反と認定されればレッドカードが出る。
つまり、強制退去。
裏側でこそこそと「もうこないでくれ」みたいなやり取りをされた…という話はあちこちで聞いても、公の場に塾長本人が対象者を名指しで「グループから外しました」と公言するコミュニティは少ないと思う。
そんなに頻繁にあることではないが、そうなった時はきっぱりしている。
ただし、基本的には「個人の、1対1の関わり」をベースにしているので。
塾グループから外されても、塾生同士が個人的に交流するのは全くの自由。
当然の話だと思うが、意外と、こういうことをさせないコミュニティの方が多いものだ。
この二つの要素が、私が未だにここに居続けられる大きなポイントだと思う。
ただし。
これで、「謎」の解明…とは、いかない。
「だから私は今でもこのコミュニティにいる」という理由の一部ではあるけれど。
全部ではない。
じゃあ、それはどうしてなのか…他に何があるのか…。
いやもう。
理由とか。
「好きだから」
他に、なにか要る?
今、何期生まであるのか、もはやカウントしていないのでわからない。
50期を超えたということしか。
2015年7月の私達名古屋1期は、全体の9期。
一桁台といったら、もう古株だ。
▼最終回(2015年8月3日)の前のお茶会の様子。
脚立からミルクを注ぐカフェオレという名物を出す喫茶店で、スタッフさんに「カメラサークルですか?」と聞かれたほど、名古屋1期はカメラ関係の人が多かった。
この時のことを、かさこさんも記事にされている。
いや…別に、この時のことが特別印象にのこっているっていうのではなくて。
私が個人的にかさこさんを撮っている写真ってのが、この時のしかなかったのだ。
けっこう探してみたけど、ほんと、なかった(笑)
それより。
私が彼を紹介するなら、こういうのだ。
▲初めてお会いした、2時間凝縮セミナー(かさこ塾受講前)の時、講義中にラクガキしたヤツ。
2015年5月…ちょうど二年前だ。
かさこセミナー名古屋 5つのまとめ 完全主観版 - 緋呂の異界絵師通信
それから、これ。
Facebookのタイムラインでお絵描き遊びしてる時に出て来たヤツ。
かさこさんから「かさこ龍」というリクエストもらったので。
そして、これ。
こんなのもあった。
これは私的にはあんまり面白みのない絵だ(笑)
かさこ氏41歳の誕生日に向けての記事に載せたやつ。
41年前の今日生まれて、17年前の今日始まった「かさこ伝説」はまだ続く - 緋呂の異界絵師通信
あれから、2016年4月と、2017年1月に、名古屋での開催があった。
次回名古屋開催は今のところ、未定のようで。
でも、もし、興味はあるけど…と迷っている人がいれば、
「迷ってるヒマなんかない、とっとと行ってこい!」
って、言うね。
すごく、合う人と合わない人に分かれる塾だけど。
それでも、行ってこい、って言う。
教えていることは、平凡と言えば平凡かも知れない。
すぐにアクセスが上がるスゴ技もなければ、一日5分やっただけでバンバン集客できる裏テクニックも教えてない(笑)
だけど。
かさこ塾は、入ってから…受講後が、本番。
講義期間中は宿題もあるし、人によっては、それに追われる感じになって余裕もなく、ただあっという間に4回終わった…みたいな感覚になるかも知れない。
でも、その効能を実感できるのは、受講後にスタートするコミュニティでの様々な出来事や人間関係の中で…だ。
そして、教えられたことが「効果」として現れてくるのは、もっと先。
積み重ねて、はじめてわかる。
塾長の真価も、受講後に、やっと、見えてくるのだ。
1000人のうち、すでに塾コミュニティを離れている人がどれくらいいるのか、定かでない。
去る者は追わない。
だから、わからない。
実稼働している人は、なんだかんだ言って、各回ごとに半数か、ヘタするとそれ以下かも知れない。
私はたぶん、塾生の中ではそこそこ、知名度ができている身だと思う。
古株だということもあるし、投稿数がすごい多い(最近がっくり減ったけどな…)し、発言が偉そうだし、絵はそれなりに特徴があって目立つし。
なにより、セルフマガジン制作の顛末で、かさこチェックの「ちゃぶ台返し」を使い始めたのは私だったし。
フェスタにも出展したし、名古屋では実行委員もやった。
でも。
私は、1000人の中で目立つ方…ということを、特に意識したことはない。
フェスタなどで、初めてお会いする方に「塾生の中でも有名ですよね!」と言われることも度々あったけど。
自覚があまりない。
他の塾生のほうがよっぽど目立つしキャラも立ってると思える人ばっかりだし。
稼ぎ力という面では後ろから数えた方が早いんじゃないか(笑)
だけど、思う。
同じリーダーのコミュニティにいる1000人だ。
その中ですら目立たないのなら。
1億人、50億人の中でなど、望むべくもない。
その中ですらファンを作れないのなら。
他のフィールドへ逃げても、無意味だ。
むしろ、かさこ塾ほど多種多様なフィールドから人が集まっているコミュニティは、そうそうない。
しかも、多くの人は「自分をどう、発信するか」を主眼にしてるから、人のことにそれほど関心がない。
(いや、あるけどね。あるんだけど、その前にまず自分…だから)
その中にいて、どうやって立場を作るのか。
格好のシミュレーション場だと、思うのだ。
これから参加を考えている人へ
「塾生だから」少しはお客さんになってくれる人いるだろう。
そんな発想で行くのなら、考え直した方がいい。
塾生同士だからって、甘くないよ。
なにしろ、先頭に立つ人が、戦闘民族/サイボーグだからね。
構ってほしくても、弱気になってても、容赦ない。
楽しく一緒に遊んではくれるけど、自分が本気で楽しく遊ぶのでない限り、楽しさは享受できない。
自分の足で立って歩け。
自分の頭で考え、動いて、失敗して、学べ。
全力であたれ。
楽しむ時も落ち込む時も。
その一貫した揺るぎなさを身近にしたら、「本気でやりたい何か」がある人なら、きっと点火できる。
1000人は、一つの区切りの数字だと思うけれど。
塾は相変わらずの一貫した空気で続いていくだろう。
ある日、塾長が「これを最後にかさこ塾は終わりです」という宣言をする時まで。
そうだよ、そこのキミ。
いつまでも あると思うな かさこ塾
あの時行っておけばよかった…って、後悔しないように。
チャンスは一度きりしかないと思って、突っ込みたまへ。