旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

闇を切り裂く真っ直ぐな光を見せたい

私は、「にんげんだもの」系のことばを丸っこい筆文字で書いたヤツが好きじゃない。

はっきり「嫌い」とまでいくには、その書体や選んだ文言の細かいところに左右されるのだが。

基本的に、そういうものが、好きじゃない。

 

世の中に、そういう種類のものを欲している人達がたくさんいるのは、知っている。

そして、それを全く否定しようとは思わない。

 

おそらく、私のようなのが少数なのだろうから。

 

 

世の中の人達は、そんなにまで、「癒やされる」必要があるんだろうか。

 

昨夜、深夜に、Facebookで、あることの議論が巻き起こっていた。

その議論の中に度々「救われる人がいる」とか「あれで救われた」とかいった言葉が登場し。

それらを見ていて、私は自分が「救われた」という気持ちになったことが、本当に、ないな…と、思った。

 

気が楽になった…とか。

背中を押してもらった…とか。

これでよい、と思えた…とか。

 

そういう経験は、私もたくさんある。

 

「救われる」という表現を使っている人は、本当に、救われたんだろうか。

 

ただ気が楽になったり、背中押されたり、肯定されたと思えたりしたのではなく?

 

「救われる」という言葉が表現しているものを、私は、「大仰に」感じすぎるんだろうか。

 

 

言語の表現を、かなり、限定させたい欲求が自分にあるのは、わかっている。

この単語の、自分の用法はこうだ、あなたのはどう?

みたいなことを考えるのが、好きだ。

 

特に、自分の中にあまり要素のない言葉については。

それを、どのような意味合いで発しているのか…といったことが、気になる。

 

 

いやいや、そんな細かいことはいいじゃないの。

あなたもわたしも、にんげんだもの。

 

 

確かに、そうなんだけど。

私は、そういうのがイヤなのだ。

 

 

需要があるであろう方向に、どうしても、向いてないんだよねえ………。

 

ほわんとした、「ほの明るい」間接照明みたいな光よりも。

闇の中を切り裂くようにして差し込む、真っ直ぐな光を見せたい。

たとえ暴力的な面があるとしても。

刀の鋼に反射する光は、ぼやっとしたものにはならない。

 

 

…そんなことを思いながら、「ほんわか系」だよねコレ…という、あかり玉を作ってる本日。

 

 

あかり玉サイトへ あかり玉専用サイトへGO!?

 

 

でもたぶん、私のあかり玉の光は、ほわんとしてないんじゃないかな………

 

 

 

 

【出展します!】
好きを仕事にする見本市 かさこ塾フェスタ東京

日程:2017年4月16日(日)10時~18時
会場:東京文具共和会館(東京都台東区柳橋1-2-10)

入場無料!

出展内容:作品展示、ライブペイント

筆もじスト小林佳織さんとの、筆もじ×ライブペイントのコラボパフォーマンス

(14:20~15:20 設営準備コミ60分/事前予約優先、筆文字レクチャーつき参加費500円。事後に投げ銭歓迎!)

詳細は別記事にて。

61名の出展者紹介はこちら

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

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