怒りとか感情を把握しにくいのは、「自分を蔑ろにしている」結果……???
感情、というのは、なかなかに、不思議で面白くて、厄介なものだと思う。
これにとにかく敏感で、感じすぎのようにも見えて、振り回されて振り回して…という人もいれば。
なんでそんなに鈍いのかね?と奇異に感じるような人もいる。
前者と後者は、別の星に住む人というほどに、在り方が違ってくる。
私はどうか…というと。
実のところ、ちょっと、こうだ、と断言できない。
自分のことなのに。
どっちかというと、鈍い…自分がどう感じているのかを把握するのが鈍い方だと思う。
人がどういう風にして把握するのか、他人の感覚はわからないので…
人を見ての、相対的な印象でしかないのだけれど。
論理的に考えて組み立て、記憶していく能力の劣化が著しいこの数年。
感情把握にも難がある…となると。
なんかもう、本気のバカになりつつあるように思えてならないのだけど…。
人によっては一撃噴火の勢いで怒るであろうな、と思えることでも、他人事みたいにしか感じられない…ということが、多々ある。
で、後になって、じわじわとムカついてきて。
かなりの時間が経過してから、「ああ、怒ってたのか自分」とわかる。
そんなことが、本当に、多い。
でも、怒ってたのか…と思っている時でも、本当にそうなのかというのが、今一つ、ハッキリ言えなかったりする。
これが、自分の懐に入ってると認識している関係者の身に降りかかったことだったら。
そりゃもう、問答無用でぶった斬りに行くのにな…って思う。
そう思うってことは、「その出来事」は、許しがたいと認識しているはずで。
だったら、自分がその当事者になった時も、ぶった斬る勢いで怒ってもおかしくないのに。
比較的最近、「ずいぶん自分を蔑ろにしてきましたね」と言われた。
その時も、「はあ、そうなのかな」ていうくらいにしか、思わなかったんだけど。
こういう、「本来怒るべきところで鈍い」のも、結局は、「己を蔑ろにしている」という中で起きること…なのだろうか。
…なのだろうか、っていう他人事感覚の段階で、どうなんだよ、っていう話ですな…。
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