旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

アンケート回答をもらって考えた。私の世界とあなたの世界、その接点が「人物像」

人が自分をどう見てくれているのか…って。

わかっているような気になってても、実際には、ただの「勝手な想像」でしかない。

 

先日、誰も得しない自分にしかメリットのないアンケートをしました。

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

 

いただいた回答。

本当に、「え?こんな風に見ててくれてるの?」と、思うことばかり。

 

 「実際に会った時に言われる言葉ベスト3」も、しっかり、書かれていましたけどね。

 

・男だと思ってた。

・もっとコワイと思ってた。

・もっと大きい(体が)と思ってた。

 

ばっちり、網羅されております。

鉄板やのぉ。

 

 

特に共通して書いてくださってたのが、「会うとにこにこして気さくだった」という印象です。

文章だととっつきにくい/厳しそうだけど、本人は愛想がいい、という。

だからね、怖くないってば(笑)

 

 

あと、何名か書いてくださってたのは、「素直な人だな、という印象」

いやあ~。

おバカ度あげてきた甲斐がありましたよ。

数年前は、とことん天邪鬼、素直さに全く欠けてる、とよく言われたものです。

最も信頼している人からも、「素直になりましょう」と手書きメッセージいただいたこともあるし。

けれど、当時は自分が素直じゃないなんてこと、わかんなかったよ。

何を言われてるのか、全然、ピンと来なかった。

本人は至って素直なつもりだったから(笑)

ある時、急に、モノゴトの裏読みをする習慣が、心底バカバカしくなった…ってことがありました。

そこからですね、おバカ度あげてきたのは。

記憶力が壊滅的になってきたのも、同じ頃。

これ、関係あると自分では思っているのですよ。

だって、裏読みを常にしてると、あれこれと記憶しておいて整合性を摺り合わせたり、検証したり…ってことを常時やるわけですから。

記憶力がそれなりにちゃんとしてないと、できません。

でも裏読みがバカバカしくなって、やめてしまうと、覚えておく理由の大半が消失する。

不要になった記憶力は、ばらけて、どんどん壊滅………という。

ここまで壊滅しなくてもよかったけどな…と、今思う。

 

 

「ブレない」「軸がある」「芯が強い」この類いの言葉も、たくさんいただきました。

まあ、ここは、特に語りません。

 

 

「俯瞰」「追求」「探求」「達観」「核心をつく」「本音」

このあたりも、多くの方が書いてくださってます。

ここらへんは、実際に心がけていることであったり、そのように在ろうとしていることであったり…するので、そのように見えていて、ある意味ホッとしたり。

 

 

「時々わけがわからないことを書いている」

はい、すみません(笑)

実は、しばしば、自分にもわかんないことを書いていたりします。

また、書いてる時はわかっていたけど、数日後に読み返したら「何言ってんだコイツ、全くわからん」と自分で思う…ということは、多々発生いたします。

 

 

面白い回答は「紫が好きな人」

これだけの回答。

どうしてそう思われたのか気になるような…

あ、実際、紫という色は、好きですよ。

(嫌いな色っていうのは、無いんだけどね)

 

「悪魔的」というのもありました。

「絵は純白、人柄は漆黒(腹黒いという意味ではない)」なんていうのも。

白と黒のイメージは、いろいろ自己矛盾が多かったり、相反する要素が出たり入ったりする自覚があるので、わかる気がします。

以前、スピ系のことを教えてもらっていた先生には、

「ミカエルとルシファーが出たり入ったりするから、戸惑う」

なんて、言われました。

 

 

私的にツボった回答は、これ!

「刀鍛冶の親方。」

この方も、この一文のみのご回答。

いいわーこの答え。

ツボだわ~!

 

 私、神絵の描き手としての自分は、「刀鍛冶」に果てしなく近い、と思ってるのです。

ご神事に使う、ご神刀を打つ鍛治師です。

巫女とか、神おろしをする人がいて、その人が使うための刀を打つ鍛冶師。

実際に刀鍛冶したことないから、あくまでもイメージの問題ですが。

 

なので。

この回答をくださったアナタ!

素晴らしい眼力ですね!

 

 

刀鍛冶以外だと、近いのは、一本の木から仏を彫り出す仏師ですかね。

絵描きだけど、イメージは仏師に近いです。

紙の上に姿を彫り出していく感じ。

 

 

 

 で。

今のところ、一番意外で、一番「マジ?」と思ったのは

「文章天才的にうまい。」

という、一文。

とある文筆業の方からいただきました。

その方からは、時々、文章上手いですね、という言葉をいただいてはいました。

けど、こういうところにまで書いてこられた…というのが、会話の流れでサラッと言われるのとは違って、「え?本気で思ってたの?!」みたいな驚きが。

いや、別に、今までのが冗談とか皮肉とか思っていたわけではないんだけど。

天才的、とか、すごい形容がくっついているのが、一層の驚き。

文章で生計立てている方からの評価なので、ありがたいです。

 

 

今回やってみて思ったのは、案外、伝わっているイメージは多くの人に共通した一貫性があるものだな…ということ。

 

ただ日々書き散らかしている手前勝手な文章からでも、本人が思うよりもずっと、共通した印象を持つものなんだなあ~とね。

 

 

回答くださったみなさん、ありがとうございました。

 

引き続き、フォームは開けておきます。

気が向いたら、書いてやってください。

 

緋呂って、どういう人に見えてますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと。

ここで、疑問です。

 

「見られている人物像」は、果たして。

 

「見せている人物が、見せたいようにしているものが反映されている」のか?

それとも。

「見ている人物が、相手を<そのように見ていたい>願いを反映している」のか?

 

 

あなたが、「あの人はこういう人かな、と感じる」時、そのイメージは?

相手の人が、そう見せようとしているものを受け取っている…のか?

自分の中にある、相手をそういう風に認識していたい願いの具体化…なのか?

 

人は、見たいようにしか、モノゴトを見ない。

聞きたいことしか、聞かない。

 

なーんてね。


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