妄想劇場 “ふさわしい場を選べ”
【妄想劇場】ふさわしい場を選べ
自分がどのように見られていたいのか、どのように人から扱われたいのか。
その答えが、
「あのメンツの中でなら、カリスマでいられるからな」
という、あの言葉には含まれている。
聞いて、ぴかっと光るものが、あったろう?
自分の中に、あったろう?
あの子は、自分にとってふさわしい場を、ちゃんと、選んでおるのだ。
そういうことだ。
たとえ、そうやって持ち上げてもらっている人達のことを、彼らがいない場では悪し様に辛辣に叩いていようとも。
奥の方で、その人達が自分にとって必要であることが、あの子には、わかっているのだよ。
たとえ、意識の上では違うことを言ってたとしても…だ。
それって因業だなぁと、オマエ、思ったろう?
その通りだよ。
なに? あの子は一匹狼を公言しているのに…って?
どう公言していようと、そんなことは、どうでもよい。
そういう場を選んで、そういう風に仕向けるように振る舞っている…というのが、答えだ。
傍目には、誰かに依存して自分を保ってるように見える…って?
判断基準が、本人の中に見えない?
何を言うか。
判断基準は、ちゃんとあるぞ。
それがあることは、オマエにも、わかってるだろう?
どういう時に、手のひら返しが始まるか。
わかっているだろう?
承認を、誰よりも必要としているのに…だ。
素直にそこを受け入れれば、もっといろいろ、スムーズに流れるだろうに…だ。
それを対価に支払って、あの子は自分にふさわしい場を、掴んでいるのだ。
それでいいではないか。
オマエはどうだ?
どのような言葉がほしいのか、どのように扱ってもらいたいのか。
それを、自分で把握しとるのか?
オマエも、自分にふさわしい場を選べ。
何度でも、いつでも、選び続ければよい。
それだけの話だ。