老犬介護 はじまる
我が家のお犬様は、御年14歳。
ミニチュアダックスである。
ガタイがデカい。
6kgある。
彼の父犬も、そのサイズだった。
同腹は兄犬が一頭。
彼は、うちのよりももっと大きくて、1歳頃には10kgになったそうな。
骨格から大きいので、たまに外で他のミニチュアダックスに会うと、ちっちゃくてカワイイな~と思う。
頭が大きい。
鼻も大きい。
前足の太さなんて、普通の子の倍くらいありそうな勢い。
そんな我が家のお犬様が、先週、突然に、足腰が立たなくなった。
さっきまで普通に歩いてたのに。
ほんの1時間くらいの間に、後ろ足が動かなくなって、引きずるようになった。
もちろんトイレにも行けない。
ほんの少しの段差が、越えられない。
イスによじ登りテーブルによじ登っていた(迷惑な)雄姿が懐かしい。
ヘルニアの疑いが濃厚ではあるが、麻痺に至る原因は他にもある。
判定は、全身麻酔のCT検査が必須。
手術するとしても、高齢のため負担が重い。
(むろん、費用も重い…術後治療も考えたら、莫大になる)
投薬治療を受けている。
様子を見る…というのではなくて、手術は受けない方向。
(異論ある方も多いかと思うが、そこは考えた末のことなので口出し無用)
オムツ生活のスタートだ。
赤ちゃん用のオムツに尻尾穴を開けるのがよい、と友人に教えてもらった。
が、それを聞く前に注文してあったわんこ用オムツがあったので、ひとまずそれを使う。
使ってみて、わかった。
具合が悪い。
胴長犬だから、おしり~おしっこの出口までの距離が長いのか?
オムツのあて方がヘタくそだからか。
両方か。
オムツ当ててるけど、床拭き必須。
それに。
オムツの中で便したら、それはそれで、長毛種なので……(以下自粛)
オムツを注文した時に、「腹巻きタイプ」というのを見た。
さっき、それを試しに注文してみた。
最初の受診(歩けなくなった翌朝)で、注射を2本。
翌日に、再診。
そこで、投薬治療でお願いします、と申し出て、12日分の薬をもらった。
食餌に薬を混ぜて食べさせる。
錠剤が3種類と、粉が1種類。
粉は、濃度の違うものが3種類出ている。
今はMAX濃いものを服用している時期。
明日から、一段階薄いものになり、その4日後に、更に薄いものへ移る。
出された薬が切れる前に、再診である。
投薬2日目に、全くあがらなかった腰が少し、上がるようになり。
トイレにも、自力で行ける時が出てきた。
しかし、多くの場合トイレまで辿り着く前に粗相してしまう。
できるだけオムツはしたくなかったけれど、やむを得ない。
上半身は元気いっぱいなので、前足で這って器用に前進する。
老犬にしては体力はあると思う。
この調子で上半身ばかり使う日々を送ると、上半身だけムキムキになるんではないか?
今のところ、他の部分にも麻痺が出てくるような兆候はない。
再診は、来週明けの予定。