旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

セルフマガジン完了報告~これが「塾長必殺ちゃぶ台返し」の全貌だ!

昨日無事800部が納品されました、新しいセルフマガジン。

完成まで漕ぎつけた暁には、私が食らった塾長からの「必殺ちゃぶ台返し」の全体像を全公開…という予定でおりました。

かさこさんに、全ネタ化の許可もいただいた(というよりも、大歓迎という)し。

長い+大きめ画像が多くで転送量大問題となりますが、一記事に全部まとめて記録します。

今後の参考になる場合もあるかと思うので、異例に「目次」もつけておきます。

目次から直接、該当の段落へ飛びますのでご利用ください。

 

【当記事の内容】 

 

1.ラフ提出までの順調な行程

かさこさんの教えている<大賞応募に間に合わせるための10STEP>というのがありました。

私は以前の仕事がWebサイト制作で、それもサイトの設計とライティングを主体に担当していました。

ホームページと会社案内をセットで作られる企業様も多かったので、そこそこ慣れている行程ではあります。

もっと前にはオタク活動で同人誌作成などもやってました。

なので、進め方は、かつての経験を思い出して、「自分が顧客」という設定で作り始めればよい、ということは頭にありました。

そういう「ちょっと舐めた感覚」があったことは、正直に申し上げておきます。

 

以下、有料サポートスタートからの全文を掲載。 

緑枠内=緋呂、ピンク枠内=かさこさんで、一つの囲みが1通のメール全文です。

 

STEP1 作成目的:絵師 緋呂 を知ってもらうためのPRツール

STEP2 どんな人に読んでほしいか:

1.神仏や天使、龍などが好きな人
2.一点物や、人と違ったものを持ちたい人
3.心のよりどころとなるものが欲しい人
4.それらを、誰かに贈りたい人

STEP3 冊子に盛り込みたい要素:

1.自己紹介
2.平面/立体/デジタルの各カテゴリ別「できること」
3.神仏、天使、龍、題材ごとの絵師的な見解と代表作
4.あかり玉紹介
5.オンラインショップ、サイト紹介
6.ブログ、SNS紹介
7.ワークショップ、講座案内
8.オーダー制作価格表
9.連絡先(メールと住所)

内容の整理をしていたら、12ページから16ページに変更したほうがいいかも、という感じがしてきました。

なので、STEP4以降はまたのちほど。

ひとまず、ここまでよろしくお願いいたします!

緋呂

 

ひろさん
下記の件、ありがとうございます。
下記は私の個人的主観的感想ですので
参考程度に読み流していただければ!

・作成目的
ひろさんはいろいろできるけど
それで何をやっている人なの?!
というのがわかる自己紹介ツールがあったら
とってもよいと思います。
なのでとてもいい目的だと思います。

・読者
自己紹介ツールなので
下記にあげていただいた方々ふまえつつ
ぜんぜんひろさんを知らない人が
「こんなこともあんなこともしている人なのね!」
というのがわかるとよいですね!

・台割
自己紹介→作品紹介→ネット紹介→料金→連絡先
という非常によい流れだと思います!

課題となるのは
1本の軸というか
ひろさんのわかりやすいキャッチコピー
みたいなものがあるとよいのかなと。

いろいろやっているけど
軸はこれです!
私の特徴はこれです!
というものがあると
まずそこに興味を持ってもらって
中身を開くという感じだと思うので。

そのような意味では表紙のキャッチコピー
と導入の自己紹介の見せ方を
工夫する必要があるかもしれません。

※例
「物にあふれる時代だからこそ一点物にこだわりたい」
とか
「異世界への旅へようこそ~異界絵師緋呂の紹介ブック」
みたいなイメージ。

3~8の部分は
Menu1、Menu2・・・
作品1、作品2・・・
異界の扉1、異界の扉2・・・
みたいな柱をつけて紹介するとわかりやすくてよいかと!

かさこ 

 

かさこ様

3までについてのアドバイス、ありがとうございました。
今、「異界絵師」という肩書きを再考しているところです。
そして、それがとても難航しています。

肩書きだけで全てカバーは難しいかも、と思っていて。
キャッチコピーをプラスするのがいいかも知れないと、考えていたところでした。
ありがとうございます。

ひとまず、STEP4~5のチェックをお願いいたします。

ページ数は、当初の通り12ページで配分しています。


STEP4 冊子のページ数とサイズ:A5フルカラー 12ページ

STEP5 入れたい要素のページ配分:
表紙:イラスト+キャッチコピー
P2:神絵1+手に取ってくれた人へのメッセージ(要素1)
P3:神絵2+雅号に込めた意味や、神仏を題材にしている理由(要素1)
P4:平面作品紹介…パステル、鉛筆、水彩、など技法ごとに1作品ずつピックアップで紹介(要素2)
P5:立体作品(あかり玉含む)紹介+デジタル作品紹介(要素2)
P6:神+龍(要素3)
P7:仏+天使+あかり玉(要素3)
P8~9:お願い&ほしいもの別チャート+ショップURL、オーダー先案内(要素2の整理+要素4)
P10~11:インタビューライターが聞く「緋呂とは」+略歴(要素1)
 ※鯰さんにインタビューしてもらった内容による間接的自己紹介。
  全文はこちらにあります。
  http://art-hiro.com/plofile/

P12(裏表紙):価格表+講座、WS案内+SNSリスト+連絡先(要素5~8)

緋呂

 

 

ひろさん
肩書き悩んでいるのと候補ブログを昨晩みましたが
私の個人的な感想ですが
絵師という部分を変えずに
前にいろいろつけたものは
どれも「部分」を表す名称が多いなという気がして
それならもともとの「異界絵師」のほうが
はるかによいのではと思っております。

もし何か部分に絞るなら
肩書き変更するのはいいのかなとは思います。

あとは絵師だけでなく
異界絵師&~~職人、異界絵師&~~作家みたいに
並列にするかなのかなと個人的にはよいのかなと思ってます!

かさこ

 

このメールでは、セルフマガジンについてのフィードバックが全然なくて、LINEで友人と「マガジンはスルーされて、肩書き問題にチェックが来た!」なんて会話をしてました。

メール掲載は割愛しますが、肩書きの件については、自分でもほぼ「現行続行」で決まっていた頃だったので、その旨を返信。

塾長からは、「ほんとは ドラゴン絵師 とかにしたらかっこいいんですけどね!」なんて返信が来ました。
いや~、それはナイ(笑)

 

 そして、その3時間後に来たのが、次のメール。

 

ひろさん
台割の方のフィードバックですが
これでよいかと思います!

 

もうちょっと何か導入部分に
フックを入れた方がいいのかとか
もっとこう独自の世界観で突っ走った感じにした方が
いいのかとか
いろいろ考えてみたのですが
あまりエッジをたてすぎても
作品自体にエッジがあるので
そこはせず、オーソドックスな自己紹介冊子の
構成でよいのではと思い
このままの構成がよいのではと。

 

細かい所では
P5とP6を入れ替えた方がいいのかもとか
P12は情報が詰め込みすぎてないかどうかとか
その辺の分量は実際に落とし込んでみてから
調整かなという気がします。

 

引き続き
・STEP6:~4/8
各ページにどんな要素を入れるのかラフを書いてください。

にうつっていただければ!

 

かさこ

 

かさこ様

ありがとうございます。

ラフをお送りいたします。

よろしくお願いいたします!

肩書きの件は、「異界絵師」のままに据え置き決定しました。
キャッチコピーと、絵師と並記する他の文言はただいま検討中です。

緋呂

  

今思い出しても、ここまでは実に、お気楽でした。

 

2.初回ラフ→ちゃぶ台返し炸裂

 提出した初回ラフは、画像で全公開します。

 

P12/P1

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P2/P3

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P4/P5

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P6/P7

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P8/P9

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P10/P11

f:id:art-hiro-b:20160519230532j:plain

 

 上のラフを送信してから20分後に来た返信。

ひろさん
ありがとうございます。

いくつか確認ですが
・WSやレッスン、オーダーを増やしていきたい!
という気持ちがあるか
いや別にそんなに増えなくてもいいと思っているのかと
・相手が望むものをつくるクリエイターでいくのか
他者評価気にせず芸術家としてのアーティストでいくのか
どちらかとかありますか?!

というのもオーソドックスで
非常に無難でいい自己紹介冊子だと思うのですが
いわゆる普通のイラストレーターで
こんな作品作っているのでお仕事ください
セルフマガジンでいいのかどうかの確認のため!

かさこ

 

 上を受信してから70分後に、こちらからの返信を待たずに来たのが次のメール。

ひろさん
1つ案として聞き流していただければと思うのですが
現状の台割とはまったく違う
作り方を検討して見てはどうでしょうか?

具体的にはナマズインタビューのトピックスをもとに
これまで描いてきた作品を紹介していくというものです。

(たとえばこんな感じ)
表紙

P2:History1
絵がまったく描けなくなった14年間

P3:History2
再開のきっかけは油絵具のにおいだった

P4:History3
手術で見た夢から天使が誕生した

P5:History4
描くつもりのない守護天使が大人気に

P6:History5
天使以外が描けるようになった

P7:History6
絵以外の何かはないか。それがあかり玉だった

それぞれ1ページに1~2作品紹介する
もしくは2ページにして
その年代のものを紹介するみたいに
現状のジャンル別で紹介するのではなく
ひろさんのエピソードから
そこに作品紹介を付随されるという感じだと
インタビューと作品紹介がばらばらにならず
ひろさんという歴史物語を読みながら
それと同時に作品も知っていくみたいな
構成ができるのではないかと。

もしこの案なしだなーということであれば
現状の方向性でよいかと思います。

現状の台割で気になるのは
P6-7でこれまで紹介したジャンルの作品が
二度でてくるので
初出紹介ページにP6-7にある紹介も
それぞれのページにちらした方がいいのではという点と
(P7であかり玉がありP5でもあかり玉があるので
どちらかにまとめるみたいな。他も同じ)
P8-9とP12の最後の落としどころは
まとめて整理が必要かなという気がします。

最後の落としどころとP8-9が
なんとなくしっくりこないのは
なんとなくですがそれほどWS増やしたいとか
オーダーを受けたいとあまり
思っていないのではないかという気がして
はたしてそれが落としどころでいいのか
というのが少し疑問だったので。

どうぞよろしくお願いいたします。

かさこ

 

そして、私が返信する前に、上のメールから41分後に、やってきたのが、この爆弾。

 

ひろさん
度々すみません。
捨て案ですが
ぶっちぎる案というのも
よかったら参考に添付します。
(あくまでイメージ)

表紙:たとえば「神」という言葉しか書かれてなくて謎
P2-3:ひたすら文字をびっしりページに埋めて
絵に対する思いを書きなぐるみたいなページ。
P4-5:今まで描いた絵をとにかくはりまくるだけのページ
P6-7:真っ黒なページに「あかり玉」という言葉と
小さな写真1枚しかなくあとは真っ黒なページ


こんな風に意味を持たせず
変に説明はせず
ほとばしる作品をぶつまける
みたいなデザインの仕方もあります。

参考まで。

かさこ

このメールには、添付ファイルがありました。

内容は、塾長が作成した、ラフ。

以下、画像で全公開。

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今思い出しても笑えてきます。

この後、私はこういうメールを返信するのが、精一杯でした。

かさこ様

ありがとうございます。

ちょっと、じっくり考えてみます。


緋呂

 

そして、友人にLINEで、こんな泣き言を送ってました。

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そして、書いたのがこの記事。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

送られてきたラフを見るにつけ、もう、笑えて笑えてしょうがない。

爆笑しながら、ヤバイなこれは…と。
本気で、「身の危険」を感じた。 いや、大げさではない。
本気だ。
ヤバイ…ぶっちゃけ、私、今の今まで、この人を舐めてたかも知れない。 本気で、そう思った。

セルフマガジン進捗報告2~ちゃぶ台返しの巻/ありがとうございます - 緋呂の異界絵師通信

 

 

 

 

3.負けじ魂着火

 

けれどね。

身の危険と同時に、もっと深いところで感じましたよ。

いくら有料だといっても、一人のサポートをするのに、ここまでやるのかこの人は…。

って。

 

私のブログから文章を抜き出してきて。

ギャラリーサイトから、画像を拾い出してきて。

作る?

そこまでやります?

 

そりゃあ、ここまで離れた案を出すとなれば、こちらが作ったものに赤字入れるとかいうレベルではどうにもならんのは、確かです。

でもさ。

やる?

そこまで?

 

やるんだよ、この人は。

この、「かさこ」っていうヘンな名前で通してる人は。

塾生を400人も抱えて、果たして有料サポートも何人抱えてた時なのかわからない。

有料じゃない人にも、聞かれればフィードバックを返している。

塾の課題も見て、そこでもフィードバックして。

自分のブログも毎回長文をいくつも書いて。

そして、ライターの仕事もして。

撮影にも出かけて。

 

その上で、ここまで、やるんだ。

この、かさこ塾ってところの塾長は。

「好きを仕事に」とか、今ドキの人が喝采で迎えそうなキャッチフレーズ使っている大人塾の長だよ。

毒舌ブログと、やたらニコニコ柔らか物腰の「ギャップ萌え」で落としまくりな、アタマがおかしい団体の長だよ。

 

 

ここまでやられたらさ。

こっちも、それ相応に、やり返さないと失礼だ。

そうじゃないかね諸君?

 

 

4.根本からの練り直し→新案ラフ提出

塾長ラフの通りに作ったんじゃ、面白くない。

それじゃあ、負けっぱなしじゃん。

ただ追従するだけの、帰依者みたいじゃないか。

冗談じゃない。

友人と話をしながら、考える…考える…考える。

実際にいくつか手書きラフを作って、捨てて、作って。

 

必殺ちゃぶ台返しを食らってから、約2週間後。

ラフ第二稿を、提出。

かさこさま

前回の、「捨て案」としていただいたものをベースにラフ再考しました。

冊子のコンセプトは「果たし状」です(笑)



価格やオーダー方法などは本体から切り離して、別刷りペラものを挟み込むカタチでいこうかと思います。

また、内容を、ぶっちぎる方向にいくのなら、装丁からガラッと変えてしまおうと思い、冊子のスタイルも見直しました。


冊子サイズ:A5版フルカラー (用紙サイズは210mm×586mm/A2変形 巻々四つ折り)

オーダー表ペラもの:B6版モノクロ 簡潔に価格表と問い合わせ方法、注文方法のみ


カタチがわかりにくいかもなので、展開の画像も添付します。




今回の目的は「自分のPR」です。
顧客獲得とは少し違うな、と、ぶっちぎり案を拝見して、改めて思いました。

この件を、友人に話ししてみたら、
「もともと説明できないと公言しているのに、無理に説明的にキレイに分類しようとしてるから余計に違和感があるんだよ」
って、言われました。

気軽にポンポンと注文もらうの目指してないでしょ?
とも言われて、確かになあ…と。


ご意見、よろしくお願いいたします!


緋呂

 

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そして、数時間後に帰ってきた返信。

 

おおおおおおおおおおおお!
すげえ!
かっこよい!!!
めっちゃいいと思います!

強いていうなら表紙。
これでもよいのですが
何かこうぎょっとするもの
もしくはシンプルすぎてなにこれ感がある案を
いくつか考えたらいいと思います!

 

上半分なら、「よっしゃ!」ってガッツポーズするところだけど。

 

くっそ~。

まだ撃って来るか、この地味メガネ…

 

 

5.表紙、2転3転

強いて言うなら表紙、と撃たれて2時間後、表紙別案を送信。

かさこさま

表紙の別案つくってみました。

Aが、元の案。

私的には、Bがいいかなと。

かさこさん的には、いかがでしょうか。


緋呂

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おお!早速!
これはあくまで私の好みですが
BかCがよいかと。
Aは微妙にバランスがよいので
違和感を感じないので
BやCの方がなんだこれ?!と
なる可能性高いと思うので!

 

 

ここからは、水面下でチマチマと、表紙の案をいじり続けました。

そして、半年以上前から決まってた出雲旅行を迎えます。

 

 

 ゴールデンウイーク明けに、第二稿の時はテキストでの提示のみだった内容を新たに作って、具体案を送信。

かさこさま

遅れまくってます、STEP9にご意見お願いいたします。


緋呂

 

 

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一気にここまでまとまったみたいな感じですけども。

こんな風に、ちょっとだけ効果の雰囲気を変えて何案も作ったり、してるんです。

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そんなの当たり前だよ。

だから、別に、凄かろう~?なんて、思っちゃおらん。

どういう試行錯誤を、どれ程重ねようとも、結果的に面白いモノができてこなかったら、何にもならない。

 

 

途中でこんなことも、記事に書いたりしてました。 

社会軸よ、ジャマしてくれるな。

どうせ破れ気味なものを作ろうとしてるのだから、いっそもうホントに、破れまくったものに仕上げたいよ。

セルフマガジン進捗報告6 自分軸と社会軸のせめぎあい…の巻 - 緋呂の異界絵師通信

 

 

 

さて、投げた球が、どう打ち返されてきたか…と。

 

おお!!!!!!!
かっこいい!!!

個人的に気になるのは表紙だけ。
(顕現のところが表紙ですよね?!)

他のページと比べて
格段にインパクトがないので
もったいないかなと。
インパクトがなくても
シンプルな感じでもよいのですが
フックがほしいかなと。

背景の色を黒に変えるだけでも
印象は変わるとは思いますが
ただ表紙は好みの問題もあると思うので
その辺はご自身のジャッジで!

 

 2分後、追加のメールが送られてきた。

あっあと「空」の文字組みも
「顕」のところぐらいに
動きを出した方がいいかもしれません。
背景色がうすいだけに
ここだけお行儀のよいページになっているので(笑)

 

この「(笑)」に、どんだけイラッときたか。

もうほんと。

 

ピンクの悪魔め…

 

私の後ろの神さん達だって、これほどイラッとするヤツは一柱しかおらんわい。

 

 

6.行儀よさをぶっちぎれ

 

かさこさま

アドバイスいただいたところを、変えてみました。

お行儀良い感じはなくなったかと(笑)


緋呂

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おお!!!!!
いいと思います!

 

 

しかし。

もう、この段階まで来ると、私の中にも「地味メガネの悪魔菌」が、繁殖…というか、急速増殖しているわけですよ。

 

こんな風にサクッとシンプルに「いいと思います」とか言われても。

もはや、その通りに受け取れぬ。

 

Facebookにそれ呟いたら、当の塾長本人からコメントが。

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そして2日後、表紙別案を送るのであった。

 

いいと思います!
と、言われつつも、なんかビミョーにしっくりこない…というので、
表紙だけ少し変えてみました。

緋呂

  

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表紙迷いますね!
前回のでも今回のでもいいといえばいいと思うのですが
だんだんわからなくなってきますね(笑)

顕現の文字をもっと大きくすると
表紙っぽくなるのか
右下のものは端より
真ん中に持ってきた方がいいのか。
「神」「空」みたいな中の漢字も
表紙にちりばめた方がいいのか・・・。

ヒロさんが満足しているのであれば
前回のままでも今回のままでも
いいような気はしますが
もうひとふんばりやるかどうか(笑)

 

 

また「(笑)」に超絶イラッときたよ。

 

「もうひとふんばりやるかどうか(笑)」

って。

 

クソーこの悪魔め、やらない選択しないとわかってて言ってるだろ------!

 

 

そして、セルフマガジンのチェックは、これを最後に送らずに手元で完結まで持ち込みました。

もう、ここまで来たら、聞いても一緒。

要は、私が納得するかしないか、という段階。

 

 

7.最終段階→入稿

表紙。

とにかく、表紙ですよ。

 

 途中、どういう風に試行錯誤したか…というのは、あんまり細かい記録を残してないです。

PhotoShopのレイヤーがえらいことになって、5,6案は作った気がしますが。

定かでないです。

 

最後に塾長チェックに出した状態は左。

決定稿は右です。

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こうして、実にすったもんだしたあげくに、ようやくデータをまとめて、入稿。

 

セルフマガジン大賞の〆切りには、間に合いました。

かさこ塾名古屋2期の最終回当日午前中に宅急便が来て、午後からの講義と懇親会で初披露することもできました。

 

お渡しした方からの反応は、上々です。

 

やや特殊な仕様に、かさこさんからも、印刷指定の方法とか、あれこれ質問いただきました。

 

本マガジンは、印刷物としての発注形態は

 

仕様:A2変形 両面フルカラー ポスター印刷

紙:マットコート220kg

折り加工:巻き巻き四つ折り

 

です。

ここらへんは、印刷所に問い合わせて、折り込みページの横サイズなど指定をもらいながら作りました。

印刷所で配布されている既存のテンプレートにはこの仕様がなかったので、近いものを使って、折り加工の位置指定などを自分で打って作っています。

折り加工をすると、1日納期が余分にかかる+加工代金が加算されます。

また、ページめくりをしないため、しっかりした用紙に変えました。

私は個人的に、ツヤツヤした光沢紙があまり好きではないので、今回はマットの紙を選択してます。

それでも、初稿の段階では12ページの冊子になる予定だったので、仕上がりは8ページとコンパクトになり、印刷費用そのものは当初よりも下回りました。

 

 

8.有料サポートの価値を考える

「セルフマガジン大賞応募者を対象にした有料サポート」 を受ける気になったのは、自分もナビゲーターとして有料でセッションを受けるようになったから…というのが、一番の理由でした。

 

塾長のフィードバックを受ける機会をがっつりもらって、どんな感じか体感しておきたいな、という。

 

その動機を考えても、マガジン作りについて舐めてたというのが、よくわかります。

 

けど。

終わった今、はっきりわかる。

 

有料サポートは、受けるべきだった。

本当に。

 

最初のちゃぶ台返し爆弾を受けた段階で、サポート料金はペイできたな、と感じました。

でも、最後の最後まで手を抜かないで吟味を続けられたのは、最後までぬるい手を打ち返してこなかった塾長のおかげです。

 

今、この長い長い記事を飽きずに読んでくださった方に伝えられる、最大のこと。

それは

 

指導を受けるならば、徹底的に受けるべし

 

ってことです。

受ける相手がかさこさんでなくても、ね。

 

自分が「この人に」と見込んだ相手の意見を、

真意がわからないとか、言われていることに納得できない…とかいう

「自分の枠の中でしかできてない判断」によって、

無駄だとか、何にもならないとかいうアホな判断

を、しないこと。

 

真意がわからなくても、ある意味、当たり前です。

納得できなくても、仕方ないです。

 

その人は、自分の小さい世界からは伺えないところで、モノを言ってるのだから。

 

 うまくいかないこと、自信が持てないこと、どうしていいか迷うこと。

そんなことを、問うのだから。

道が見えないから、問うのだから。

 

見えないところから出てきた答えが、その立ち位置でその観念で見ている自分の目から意味不明なのは、当たり前なんです。

 

やってみれば、見えてくることもある。

そして、やりきったら、振り返って見たらスタートの時の自分が???になってた理由も、わかってきます。

 

やり切るしか、ないです。

 

今回は、私も、今までになく「やり切った」感があるので。

ホント、よくわかりました。

 

ここまでの過程、つきあってくれた友人諸氏に感謝。

 

そして、塾長に、最大の感謝。

 

 

このセルフマガジンは、5/29のかさこ塾フェスタ東京で100部配布します。

その時入手できない方には、郵送でお届けします。

お届け先と希望部数をご連絡くださいませ。

会う機会がある方には、手渡しいたします。

 

件名に「セルフマガジン希望」と書いて、お届け先とお名前、希望部数をフォームからお送りください。

 

携帯対応 お問合せ窓口はここをクリック

 

【追記】現在、このセルフマガジンは残数僅少のため郵送受付はしておりません。

 

 

【ここまでの顛末記】

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