塗装で試行錯誤…の話
木材の塗装とか、ツヤ出しとか。
試行錯誤中です。
溶剤のニオイにやられそうです…。
自然油の塗料に、椿とか桐とかあるんだけどね。
それの薄め液が、テレピン油で。
油絵は後始末メンドクサイし、ニオイ出るし…とか言ってアクリルガッシュを使うようになったのに。
結局、テレピンとのご縁再び…ですかい?!
ああ、そうですか。
そんで結局、近いうちにまた、油絵の道具買い直したりするんだよきっと…。
まあ、それはともかくとして。
そうそうすぐに上手くいくわけがないのは世の常。
塗装については、焼き絵や板墨絵などにも関わってくるので、いろいろ調べながらやってます。
今のところ、あかり玉本体のひょうたんは、カシュー塗料を使う方向で進めてるけど。
新漆なる、「かぶれる成分を除去した新しい製法の漆」っていうのもあるようで。
世の中、必要に迫られたら作る人がいるもんですね。
ただいま塗りの乾燥タイムにつき、休憩しつつ、ブログ更新ですよ。
乾いたら、細めのサンドペーパーをかけて、もう一回、塗ります。
ツヤだし+塗膜での強度UP。
あかり玉は穴を開けてしまいますから、どうしても強度が落ちるんですよね。
特に、透けやすくて灯りがこぼれやすい子は、結局は「本体の厚みが薄い」ということなので、より、脆さが出ます。
そゆとこをカバーするためにも、表面に塗膜を作ってあげるのは大事なんですよ~。
こちらは、ちっちゃいのに試し塗りしてみた時の画像。
くびれてるところから下に、薄塗りしてあります。
差を見るために、わざと下だけ塗って、上は素っぴん。
カシュー塗料は、代替え漆とも言われる自然塗料です。
カシューナッツの「カシュー」です。
熟練すると、ホントに漆塗りみたいな艶と質感が出せるそうな。
穴開けない、彩色を見せる工芸品としての瓢箪もいろいろあって、作品画像見てると「おおー」とか「すげー」とか感嘆符の連発です。
作家さんの中には、普通にアクリル絵具で彩色してニス仕上げ、という方もいらっしゃるので、私もそういう方向なら今からでもできるな、って思ったり。
…とはいえ。
私は、なんとなく、あんまり彩色に凝るのより、シンプルに地肌の色をそのまま見せて、焼き絵を入れたり、墨絵を描いたり…っていう感じに進みたいなとも、思います。
板を焼いたり、墨で描いたりするのと同じことを、ひょうたんにやる、って感じですかね。
渋い方向で。
あかり玉(ひょうたんランプ)の基本の台座やソケットまわりの仕様が、ようやく、こんな感じでいいかな、っていう落ち着きドコロが出てきたところですが。
ここからは、本体にどう手を加えるか、っていう試行錯誤がまだまだある。
今制作中の、第一期モニター作品は、塗装は基本の薄塗りのみで仕上げますよ(^^)