コミュニケーションテクニック「オウム返し」は、本当に効果があるの?
ネタメモ。傾聴テクニックとされるが、私は「オウム返し」されるとイラッとくる。マニュアル通りにやってるな、と感じたら、話もしたくなくなるくらい、されたくない。オウム返しの後に自分の考えを続けてくれる人ならいい。単なるオウム返しは、ウザいだけ。
— 異界絵師 緋呂(ひろ) (@HIRO_eshi) 2015, 11月 7
心理学を学んでいる人、学んできた人、それを仕事にしている人、仕事ではなくとも日々それを活用している人。
私の知り合いには、そういう人がたくさんいる。
だから、決して、そういう人達をdisるのが目的ではない。
が、どうにも「なんでやねん」って思う場面が多い。
冒頭に貼ったツイートも、そんな中の一つ。
ホントに、大まじめに、聞いてみたいのだが。
人と会話をする上で、その相手との信頼関係を作ろうとしているとか、親しくなろうとしている過程であるとか。
なんか、とりあえず「建設的」な関係にしていこうとしている最中に、
相手の言葉を「オウム返し」する
という行為が、一体、どのように、その建設的な関わりに役に立つのか。
教えてほしい。
少なくとも私は、それをされたら腹が立つことの方が多い。
相手の言葉の中で、特に注意を引かれた言葉を「オウム返し」=引用して、自分の意見を続ける。
そういうことならば、話はわかる。
相手の使った言葉を繰り返すことで、聞き間違いを防ぐし。
その言葉の用法も確認することができる。
けれど…単に、言葉を繰り返す、という行為を会話中に度々差し挟むということによる「効果」は、何があるのか、知りたい。
一般的には、相手との信頼関係を築くのに役立つとか。
同じ言葉を使うことで、相手の警戒心が和らぐとか。
なんだかんだと、効果として伝えられているようだ。
で?
それが、本当に役に立ったことが、あるのか。
それが、知りたい。
コーチングのスクールに行ってた時も、授業中に行う練習セッションでは、たびたび、それに遭遇した。
むろん、そこでやっている相手は「訓練中」の人がほとんどだったのだから、そんなに上手ではなかったのかも知れない。
有料でコーチングを行っている「プロ」が相手だった時も、私はそれをやられると、そこで引っかかりを感じてイラッとなっていたものだけどね。
セッションという時ではなく、普通に会話をしているハズの時にも、それをやられると、やっぱり、「ウザッ」と、思う。
私が変わっているからか?
私は、「あなたは何を思うのか」ということを、聞きたい。
たぶん、私は、そういう欲求が高い方なんだろうと思う。
私が言ったことを繰り返すくらいなら、自分が思うことを言って欲しい、と思う。
純粋に、びっくりしたり感心したりした時は、つい、復唱する。
そのことを言ってるのではない。
大して重要でもなく、大した意味もない語尾の言葉をイチイチ返してこないでほしい。
特に、「オウム返しが相手との距離を縮めたり信頼関係を作ることに効果がある」と信じているコミュニケーションテクニック信者は、本当にそれが効果を生んでいるのかどうかの検証をオススメする。
**----------**----------**----------**----------**----------**----------**
上の文章は、冒頭のツイートの日に書いてあったのだけど、そんなの記事としてあげるのもどうかな、と思って保留にした。
が、今日、隣でいかにもそれっぽい会話がなされていて、オウム返しされている人がどう見ても「鬱陶しい」という表情を度々していたので、UPしてみることにした。
隣の席の人達は、「セッション」の類だったと思う。
有料か無料か知らないけど。