カリンバを作ってきました!…天板の焼き絵と、弦の磨きをね
カリンバって、ご存じですか?
民族楽器の一つで、「親指ピアノ」なんていう呼び方もあるようです。
楽譜とか、難しいこと抜きで、とにかく指で金属板の弦をポンポンと弾いて、
なんかテキトーだけど、気持ちいい(^^)
という音とリズムを奏でる…という、シンプルな楽器。
何を隠そう。
私って、小学校の6年間ピアノ習っていたクセに、楽譜が全く読めないんですわ。
もちろん、ピアノは全く弾けなくなってます(^_^;)
で、譜面なくてもいいし、別に曲になってなくてもいいんだけど…っていう、単に「気分よく音だけ出せる」モノが欲しいな~。
って、思ってて。
カリンバは、音色が好きなので、いつか買おうと思ってましてね。
アジアン雑貨のお店とかで、物色してたんだけど…。
どうにも、気に入るのがなくて。
以前、学校教材用の工作キットにあった「カリンバ風」のモノを作ったことがあるんだけども。
それは、その時、友人に差し上げており、以後作ってない。
で…とある時、FacebookでBUNさんの2日間でカリンバを作るワークショップを拝見してて、いずれは…と、思ってたのでした。
ランプの方が先に機会をいただけたので、今日こそ、カリンバです。
まずは、完成図。
15弦セット完了!
この弦も、全部、BUNさんがご自身でカットし、削り出して加工して、作ってらっしゃいます。
チューニングも、していただいております♪
では。
制作過程を順にご紹介。
こちらが、今回の「カリンバキット」の本体。
ココナッツの殻に、底と天板(あー、木の名前聞いたのに忘れちゃった…メモっておこうと思ってたのに…)が貼ってあるものです。
BUNさん、20年カリンバ作ってらっしゃるとかで。
この素材も、いろいろと試行錯誤の末、音色と反響と強度、それと焼き絵するので、絵が綺麗に見える色調…というのを兼ね備えた木材を見つけ出されたんだそうです。
で、実は、この本体の中に「シンバル」が、仕込んであるんですよ~。
プロ仕様のカリンバって、そういう風になってるのか~って、感心しました。
今日のワークショップは1日で終わるので、すでに板が両面とも貼り合わされておりまして、中の構造はわからなかったのだけど。
2日間の工程でやる時は、板を貼るのも自分でできるらしいので、次はそれやってみたいな~とか、思ってます。
まずは、鉛筆で下絵。
ちゃんと描くことは滅多とない私ですが、今回はね。
これ、人へのプレゼントにするために作っているものですから…ある程度は、きっちりします。
…とか言って。
焼き絵完成図をごらんいただけばわかりますが…下絵、あんまり守られてません(笑)
ほら。
まあ、そんなもんです(笑)
で。
天板には、3~4カ所、穴を開けます。
ビブラートホールと言う、音の反響をよくするための穴。
もちろん、開ける位置を考えて焼き絵してます。
開けたところが、こちら。
電動ドリルでガーッと。
BUNさんに開けていただきました。
これが、弦。
この素材も、吟味して試行錯誤を重ね、常に更新されてるそうです。
私は今回「第4世代」の弦をチョイスしましたが、これからのBUNさんのカリンバは第5世代の金属で作った弦になるそうです。
弦を本体に取り付けます。
チューニングが微妙。
ほんの数ミリの長さの違いで、音が全然変わっちゃう。
アジアン雑貨の店にあった安物のカリンバなんて、弦ゆるゆるで長さ変わり放題だったなあ…。
やっぱり、「ナンチャッテ」じゃ、イマイチなわけですね。
家でチューニング合わせるために、スマホアプリのチューナーを教えていただきました。
便利なモノがあるのですね~。
プレゼントする予定の方は、たぶん、チューナー持っていると思うけど。
で、一通りチューニングまで終わったら、いよいよ最後の行程。
本体の脇、左右に一カ所ずつ、ビブラートホールを開けます。
ココナッツは、ドリルでやるとヒビが入っちゃうそうで、ハンダゴテ?だと思うけど、熱で焦がし開けていきます。
わかる?
すっごい煙。
片方を、デモンストレーションとしてBUNさんに開けていただき、もう片方は自分で開けます。
この時、本体内部の空洞に煙が充満しちゃうので、それを、開けたホールから息を吹き込むことで、追い出します。
その時の写真、撮っていただいてるんで、後で追加予定。
「煙を追い出す」目的ではあるのだけども。
そうやって、作り主が息を吹き込むことで、「命を吹き込む」儀式である、と。
いいですね~(^^) 生き物みたい。
では、BUNさんが見本演奏してくださった動画をどうぞ~。
途中、お店の前の道路を通る車の走行音が入ってるのですが。
車の音と思わず、「波の音」と思って、イメージしてくださいね(笑)
自分用にも欲しいので、また次の機会が来たら、もう一回、作りに行きたいと思ってます。
先日、「わっしょい」という言葉のことをブログに書きました。
その言葉も、BUNさんからいただいた言葉です。
BUNさん、ホントに、とても多彩なアーティストさんです。
今日はなんと手作りのパンまでごちそうになっちゃいました。
それがまた、めちゃウマ~!
あんなパパがいたら~ウラヤマシイ~。
今日作らせてもらったカリンバは、BUNさんがライブやレコーディングの時に使うものと全く同じ仕様だそうです。
プレゼント予定の方もソロライブとかされている方なのですが、受け取ってくれるかな~(^^)
さーて、自分用を作る時は、何の絵を描こうかな~。
海龍かな~。
なんとなく、海イメージなんだよね、この音って(^^)