旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

「スサノヲの到来-いのち、いかり、いのり」@渋谷区立松濤美術館

昨日は渋谷新宿ツアーが濃くて、更新してるどころじゃありませんでした~。

 

今回の東京行き一番の目当ては、こちらです。

 

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www.shoto-museum.jp

 

 

 

すごく、よかったです。

東京まで行った甲斐がありました。

しかも、入館料500円とかですよ。

いいのか?!と思ったよ。

区立美術館…こんな規模の区立なんて名古屋じゃ考えられん…さすが東京、と思ったね。

しかも、渋谷区民は無料って。

スゲー。

 

まだしばらくは会期があるので、興味のある方はぜひ、足お運びください。

 

 

 

図録がスゴイ。
小学生向けの冊子がオマケでついてくる。

一般向けのは、すごいボリューム。

これがセットで2200円。
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子ども向けの冊子といっても、バカにできない充実した内容でした。

 

 

裏表紙のイラスト、なかなかGOOD。

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実にマニアックな本展覧会。

マニアックながら、2014年美連協大賞なんていうものを取っている展覧会です。

www.art-annual.jp

 

同展は人と自然の関係の象徴として見いだされ、同時に和歌の始祖としても知られるスサノヲを軸に、自然や、知性を超えたものと、人間とのあいだの精神の深層をあらためて見つめ、現在における芸術のあり方を捉え直そうとするもの。

[受賞]2014年美連協大賞に「スサノヲの到来」 | Art Annual online

 

 

縄文時代から現代まで、スサさんをテーマにした文化財から現代作家の作品までを集めたスサさんオンリーイベント

まあ、そういう時代なんでしょうね。

転換期だからね、いろんなことが。

 

 

個人的にメッチャ嬉しかったのは、月岡芳年の浮世絵が出てたこと。

ニヤけてしまった。

 

 

 

この展覧会は、まだ寒い頃に開催情報を見て知ったわけです。

が、その段階で、巡回先は北海道とか山形。

最終巡回先が渋谷で、ここだったら行ける~!と思ったのでした。

 

ところが、あれこれ日々過ごしてるうちに、

「寒い頃に、<夏になったら東京行く>と思った」

ことだけが記憶に残っていて、その目的が何だったのか…が思い出せなくなりまして。

 

うまい具合に?渋谷の展示が始まる直前に、誰かがそれに関することを書いた記事を見ることができまして。

「これだ、これ行こうと思ったんだ~」

と、無事に記憶が結びつき、即バス予約とあいなりました。

 

そらまあ…そうだわな。

忘れさせとくわけがない(笑)

 

 

行ってみたら…。

若スサさんを主人公にしたネタの中の、どうにも噛み合わない「繋がってないところ」のいくつかをつなぐパーツが、展示の中に出てきました。

物語が、だいたい、繋がりが見えたかな…

こうして、だんだんと、書かない選択が消されていくのであった…。

 

 

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