今日と明日とじゃ、真逆に感じることもある。でも、それでも…
誰かを何かを紹介したいと思う時、いつも考えることがある。それこそが、「明日の私は、これに真逆の感想を持つかも知れない。それでも紹介する?」ってことだ。→ 誰かを深く信じこみそうになったら考えておきたい3つのこと http://t.co/FvArZ8cfme
— 異界絵師 緋呂(ひろ) (@HIRO_eshi) June 19, 2015
アメブロで書いていた4年間。
私は、スピリチュアル業界の新参者で、だからこそ感じるかも知れない「ヘンじゃないのコレ?」っていうことを、度々、遠慮なく書いていた。
反発もあったし、めんどくさいコメントが付くことも、しばしば。
でも、ヘンだと思うことはヘンだと言いたい性分で、気にせず言いたいことを書いていた。
そうすると…意外に、「実は密かにそう思ってた」という人も登場。
どこかのセミナーやワークショップなどの場でお会いすると、「書いてくれてよかった」などという奇特な感想も、しばしばいただいた。
そのうち…一部の方から「あなたがすすめる人(または講座他)なら大丈夫だと思って」という動機を伝えていただくことも、出てきた。
私は、好きキライが、激しい。
ほんの最近まで、この人はよい!と思ってプッシュしていても、ある時不意に自分の根本的な価値観と相容れないものを感じた瞬間、「あ、もうダメ」となることもある。
価値観も大事だけど…さらに重要なのが「美意識に反する」という時だ。
ああ、美しくない。
そう思うと、もうダメ。
ほぼ、修復は不可能になる。
もちろん、混乱を生む。
「あなたがいいと言ってたから、あの人に会いたいと思ったのに…」
と、落胆させてしまうことも、実際にあった。
自分でも、わかっている。
もう少し抑えて、穏便にフェードアウトするとか、良好な状態のままで終わらせることだって、できるはずだ…と。
でも、ダメなの。
美しくない、と思ったらもう、ダメ。
そして、その「美学」みたいなものは、人には説明できないところがたくさんある。
本当は、そんなことじゃ良くないのだろう。
だから、今でも、「あ、いいな」と思ったブログや人などを紹介しようとする時は、すごく、ためらう。
明日の自分が、今のように感じているとは限らないのだから。
上にリンクした記事は、
誰かを深く信じこみそうになったら考えておきたい3つのこと
という内容。
この「3つのこと」とは、フチガミさんが紹介している、また別の方が書かれた記事からの引用だ。
ここには、項目だけを使わせていただく。
1.その人自身が、変わってしまうかもしれない。
2.その人の、私に対する考えや感情が、変わるかもしれない。
3.自分自身が、変わるかもしれない。
このうち、私が今まで何度もやらかしてきたのは、
3.自分自身が、変わるかもしれない。
これだ。
1と2は、あったかも知れないけど、私にはそれが本当なのかどうか知る術がない。
なので、断言できる【3】しか、考えない。
人間は、変わる。
一瞬で。
変わる前も、変わった後も、同じ一人の「私」だけど。
前と後では、ものごとの考え方も感じ方も、向き合い方も、全く違ってしまう。
前日に「よいです」と紹介したばかりのことであっても。
何かを一緒にやろうと決めてあったとしても。
もはや、ダメなものはダメ。
そういう時。
己をごまかしてでも、「外部の混乱を避ける」のがよいのか。
穏便に済ませ、表だって自分の変化を見せることなく立ち回るほうがよいのか。
いつも、悩むのです。
でも、それでも。
「ああ、これを人にも伝えたい」と思ったら…
やっぱり、それを伝えたくなって、後のことはひとまず考えずに、紹介したいと思うのです。
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