オオカミも好きだけど、虎にもなってみたいかな、と
昨夜、Facebookでこのような投稿をしました。
2015年7月に参加した「かさこ塾」のグループ。
抜けました報告です。
最近は、相性がとても激しい場でもあるし、そんなにオススメせず、ご自分で判断して下さいねーという対応をしてきてまして。
劇薬なので、うっかり誰にでもはちょっとね...。
でもメンバーには入ってて、けっこう古株にもなってきてましてね。
楽しいこともいっぱいあるんですが。
そろそろ、ここらで線引いてみようかなーという気持ちになりました。
かさこ塾は、「一匹オオカミの集団」と、塾長がおっしゃってます。
そもそも団体行動できない私は、だったら元から単独行動する虎になるかー。
みたいな?
カッコつけすぎ(笑)
そんな勇ましさは私にはないなー、残念だけど。
塾外の知人に、
「かさこさん、クラウドファンディング批判記事書いてたけど、ポルカなんてやってて何かいわれない?」
と心配されまして。
いやいや、何かって何を?(笑)
ただ、主張の強い方の傘に入ってると、仮に自分は全然違う感覚や主義があっても、人はそうは見ないんだなあという。
リアル知人でも...なんだなぁ。
あ、この話も、かさこさん本人には伝えてます。
特に何も言われてないし、サラッと普通に終了しました。
昨日急に決めて即実行しちゃった話なので、どうせなら5月の展示会まで引っ張れば......とか後で思ったっすよ。
そんな計算できるほど頭良くないのが、これまた我ながら残念です(笑)
塾フェスタも何度か出展して、実行委員もしました。
いろいろ考えさせていただきました。
塾で知り合った多様な方々との縁は得がたい財産にもなりました。
ここらで次に行ってみたいかなー、っていう感じで。
かさこさんブログも今後も読むし、知り合った方々とは適時連絡とりますし、何が変わったわけでもないですが。
一線引いておきたい、単なる性分でございます。
自分に適した領域と、無理しても良いモノはできないとわかっている領域 どっちをやるか考えるまでもなし
昨年、ジュエリーデザインワークショップに参加しました。
それをきっかけに、シートワックスで原型を作るという体験もしました。
その方面も、もう少し先にはもっと力入れる項目に入っています。
なんですが。
私自身は、アクセサリー類を身に着けることもありません。
美しいモノを見ることは大好きです。
そして、興味を引かれる品は、到底、普段着けるような種類のモノではなくて。
それは舞台用ですか?
みたいな。
少なくとも、日本人にはこういうモノを日頃着ける習慣はないだろうなあ...というような、大きくて手の込みまくったものに、目を惹かれます。
ジュエリーのデザインをする上で、石選びはとても重要。
そして私は.........カットされてキラキラ輝く系の石よりも、ゴロンとした感じの、イカツイ石にばかり目が行きます。
ジュエリーとして加工されているものも、「おおーいいなー」と感じるものは軒並み、不透明な石をうまく使っているものだったり。
今日は、素晴らしい石の数々を拝見してきたのですけどもね。
キラキラの宝石質のルースなどもあるのに、どうしても目がいくのは、違うもの。
小さいけれど高価な石を使って、そこそこ量産に向くようなデザインにする。
なんか......そういうのに、ほんと、興味わかないの。
とことん、利益率の下がる方向にしか興味がないのだなあ~って。
感じましたね。
でもね。
そんなに興味が無いのに、無理にキラキラなのを作ろうとしても、いいモノできるわけがないんだよね。
だから、私はやっぱり、ジュエリーデザインやる時も、イカツイ石を使って、どこに着けていくの?みたいなものを作ることになるんだろうなと、思います。
ブライダルジュエリーとかデザインできると、いいのにねえ~。
なぜ、そういう方向に食指が働かないのか私ってば。
まあ、そういう方向は、ほっといてもたくさんの方が手がけられるでしょうし。
私がそれをやる必要も、ないよね。
こういう、ごっつい石を、どう使おうかな~って考えるのは楽しいです♪
生まれ育った名古屋はかつての陶磁器産業隆盛地/老舗の歴史に学ぶ
生まれも育ちも名古屋市の私。
その名古屋は、昔から「ものづくりの街」だった。
トヨタという偉大な企業のおかげで自動車産業は盛ん。
でも、そもそも、もともと、ものづくりの街だったのだ。
トヨタは自動車産業にシフトする以前は、機屋(はたや)だった。
機屋って聞き慣れないかも知れない。
織(はた=布)の織り屋のことだ。
そこらへんは、こちらをご参照。
名古屋で隆盛を極めた産業の中に、陶磁器輸出があった。
陶磁器の老舗ブランドNoritake(ノリタケ)は、ノリタケさんが創業したからノリタケなのではなく、名古屋市則武という地名をとった企業。
創業者は、幕末の御用商人だった森村市左衛門という方。
ノリタケの歴史は、日本の洋食器の歴史...と、言われている。
詳しくは、ノリタケの公式サイトで。
名古屋駅から徒歩10分くらいの則武新町に、ノリタケカンパニー運営の陶磁器のテーマパークともいえる「ノリタケの森」がある。
名古屋駅近隣としては広大な面積の公園で、今も新しく開発工事が行われている。
ここで、陶磁器産業のことをいろいろ、学ぶことができる。
陶磁器と一口に言うのだが、ノリタケの製品は「ボーンチャイナ」という種類の磁器だ。
「陶器は土もの、磁器は石もの」と言われていて、原料が違う。
石ものである磁器の中に、ノリタケやナルミ、海外ならロイヤルコペンハーゲンといった有名ブランドが使っている「ボーンチャイナ」がある。
磁器原料に骨粉を混ぜた、乳白色で艶と光沢があり軽くて衝撃に強い焼き物。
パーク内のクラフトセンターでは、そのボーンチャイナの製造工程を見学できる。
実際に職人さんがお仕事されているところを、拝見できるようになっている。
複雑な置物を、どのようにして型取りし組み立てているかも見ることができ、とても勉強になる。
2階は、絵付けの行程。
様々な技法を見ることができる。
また、好きな製品を選んで絵付け体験もできる。
お皿は白地以外に、下絵があらかじめ描いてある塗り絵感覚でできるものも数種類用意されていた。
恐竜やネコなどのカワイイ置物も用意されていて、何度も楽しめるようになっている。
絵付け体験コーナー - 文化と出会い、森に憩う。 ノリタケの森
通りすがりにふらっと立ち寄って、私も一枚描いてきた。
クラフトセンターの3階と4階はミュージアムになっている。
撮影OKの展示室で、人がいなくなった隙に試行錯誤して展示品と一緒のところを自撮り(笑)
陶器絵付けには「上絵付け」と「下絵付け」がある。
そこらへんは別に書くとするけれども。
私が今まで主に実験してきたやり方は、素焼きのところに絵付けし、上から釉薬をかける。
絵が釉薬の下に入るので「下絵付け」だ。
それに対して、釉薬の上に絵が載っているものを「上絵付け」という。
絵の具も技法も、下絵付けと上絵付けでは、様々に違う。
私。
どっちにも偏らず、両方やりたいのだ。
ほら、出たよ~、あれもこれもやりたい病が(笑)
下絵付け後、釉薬かけて本焼きし。
その上から、上絵付けで再彩色する。
上絵付けを、何度か焼き直す。
そうすると、
素地+絵付け+釉薬+上彩色+上彩色+時には金
ていう、多重の層になる。
手間暇も原価も跳ね上げるけども。
それだけ、深みのあるものになる。
技術も高める必要があるけれど。
なによりも、設備が重要になる。
一個だけ上絵付けを施したものを焼きたい...なんて時。
一個だけ、焼成温度の設定を変えたい...なんて時。
借り物の窯では、そんなことはできない。
たとえば、上に貼った龍の皿。
焼成後、更に彩色を加えて二度目の焼成を行い、更に金をのせてもう一回焼く。
なんてことが、できるのだ。
それがうちの作業場でできるようになる日も近い。