安易な謝罪は創作家の名折れ
創作家なんて、常にどこかの誰かの不興を買うものだ。
万民一致で礼賛されるなんてことは、ありえない。
(あったら、それはそれで恐ろしい)
書いた時の自分が、誰かに操られていたのだ...みたいな話ならば、また違ってくるだろう。
そうでもないのに、自分が書いたもので不興を買ったからといって、謝罪する必要などない。
もちろん、内容にあきらかな誤りがあったとか、法律的に問題があることを薦めていたなどの「明白な創作家側のミス」ならば、謝罪すべきだろう。
が、誰かの感情を害したとか、世論の流れに反したなどの理由は、謝罪理由ではない。
それは、ただの迎合だ。
自分の作ったものと、その時の自分自身に対しての冒涜でもある。
安易に叩く、安易に折れる。
叩くことと、不快感という感想を述べることはまるで話が違うこと。
そして、叩かれて折れることと、人の感情に配慮することは、もっと話が違うことだ。