「常軌を逸した」という表現しか当てはめられない無料配布本「好きを仕事にする独立起業の教科書」
常軌を逸した「600万円を費やした渾身の印刷物」が、私の手元にも届いた。
書いたら長くなったので、冒頭に、私がこの本を薦めたい人のタイプだけ先に書いておく。
こんなあなたに薦めたい
・やりたいことがあるってうらやましい
・やりたいことがあるけど踏み切れない
・人生が、どうも思ってたのと違う
・なんかうまくいってない
・自分なんてどうせ...とすぐ思ってしまう
・稼げないなら価値がない、と感じる
・さんざん自分探ししてきたけど疲れてきた
・なんかみんなでワイワイやって楽しく過ぎればいいのに...と思う
・好きなことができる環境にいないんだから仕方ない、と思っている
・自分には何もないのだから仕方ない、と思っている
・かさこさんが怖い
・今までこうした塾やセミナーですごいイヤな思いをした
・流行が変わったら使えない陳腐な方法を教わってもな...と思っている
おお、けっこうたくさん出てきたな。
かさこマガジン8
もはや、「マガジン」ではない。
98ページの本だ。
印刷代300万、それを無料で配布するという。
送料も全て自腹。
概算600万。
そこらへんのサラリーマンの年収より多い。
これを、常軌を逸していると言わず、なんと言うか。
バカ......とか?
いや、やっぱり、そんな軽い響きじゃ、カバーできない。
前回までの冊子とは、趣が違う。
前回までは、「大人塾の塾長で、カメライターのかさこ」とは何者で、いかにして「かさこになったか」を語る冊子だった。
今回のは。
「独立起業の教科書」とタイトルにはあるけれど。
いや、確かにそうなんだけど。
これがすべてを、物語る。
かさこ塾では、独立起業をすすめることなど、全く、ない。
むしろ「なぜしたいんですか?ダブルワークがいいんじゃないですか?」「働かなくても困ってないなら楽しく遊んでいればいいじゃないですか」といった調子で、独立非推奨なのかと思われることも多々ある。
ひとえに。
「それで、あなたは何がしたいんですか?」
が、肝心だからだ。
「どうせ仕事するなら、好きなことで仕事する方が楽しいんじゃない?」
「でも無理に仕事にする必要もないしね」
てなもんだ。
ただし、本気で独立起業したいのならば、やることやれ。
以上!
みたいな。
で、その「やること」とは何か...ということを、この本で書いている。
私は彼の信者でもなけりゃ、100同意するわけでもない。
むしろ時には「もう二度と顔見たくねえ」とすら思う瞬間があるような人だ。
塾も、度々「もう行かない」と思うことがある。
コミュニティもすごくめんどくさくなって、いつ抜けてやろうかと思ったりもする。
しかし、そう思いつつも、再受講にも行くし交流会にも行っている。
そこは、私自身の判断で「行く」を決めているのであって、誰かに強制されているわけでもなけりゃ、塾長に脅されているわけでもない。
歌にもイマイチ興味ないし、卓球活動に至っては100%興味が無い。
そもそも、そのようなことは、すべて「枝葉」でしかない。
コミュニティの在り方がどうとか、あいつの言葉が汚いとか、信者化してる人がめんどくさいとか、そんなことは、私にとって全て「取るに足らない枝葉」の部分。
教えてもらいたいことがあるから参加する ≠ そこから自分を見て考えて再構築するための栄養成分にしたいから参加する
今回のかさこマガジンは、その初心を思い出すのにちょうどいい内容だった。
読んで欲しいのは「自分は弱い」と思っている人
この人は、言葉の威力を熟知している。
この書籍では、その効力をフル活用している。
強い言葉を浴びせられて萎縮する...そんな人ほどまず読んでみな!
と、私は思う。
この本には、普通は人にこんなこと言わないだろ、と思うような言葉の選択が山ほどある。
かさこブログが怖い、という人は、まず手に取らないと思うんだけど。
実はそういう人に読んでもらいたいなと私は思う。
これで、慣れましょう。
ブログだと、個々の記事に沿った主張があり、自分自身がその矢面にあたるような時や、そんな風に思えてしまう時は、すごい痛いと思う。
その点この本は安心。
「好きなことで仕事したい」と思っていないなら、痛くも痒くもないから。
つまりだ。
この本を読んで、全く何一つ響くことがなく、痛くも痒くもないならば。
それは、自分には一切不要なことを書いているということであり。
今後、あなたには「かさこ成分」必要度は0だということがわかる。
ブログも、必要ないから読まなくていい。
さようなら。
それでも読みたいなと感じるってことは、もう怖がってないでしょ。
私は別に、すべての人がこれを読むべきだ...とまでは思わない。
でも、読んだ方がいいとは思う。
「好きなことして仕事になってる人っていいな」「もっと自由になりたいな」
と思っているならば、その根底から問い直すべきことがあり、そのきかっけになるからだ。
人によっては震度7レベルになるかも知れないけど。
人によっては、震度1かも知れない。
そして、この揺さぶりになれることは、そのまま、
「自分の力で、社会に出て行く=好きなことで仕事する」
に慣れることでもあるからだ。
ここに書かれていることは、怖くもなんともない。
むしろ、やさしい。
ここにちりばめられている言葉に耐性を作ることは、今後すごく自分のためになる。
だから、読もう。
あなたのために。
この冊子は送料含めて無料だから、何回でも読み直せる。
ネットに繋がってないところにいても読める。
電気代も通信費もいらない。
欲しい人は本人に請求すれば即効で送られてくる。
この本の通りに全て実行すればかさこさんのように遊んで仕事できるようになりますか?
という問いについては、「んなわけないだろ」と答えておく。
あなたには、あなたの成功の道がある。
それがわからないなら、人の道を真似してやってみればいい。
ただし、あなたはあなただから、かさこさんにはなれない。
なる必要もない。
あなたは、あなただから、あなたとして生まれて今まで生きてきたのだ。
ちなみに、私は特に入塾をすすめもしない。
以前はすすめていたけど、今はしない。
まずは、この本を読んでみて。
もっと深く知りたいと思ったら、行けばいい。
それだけの話だ。
「何が成功なのか」の定義も、決めるのは自分自身