過去から探し出すのではなく、未来を探せ!「今まで」は過ぎ去った景色にすぎないからワクワクなんかするわけなかった
ああ、幸せだなあー
と実感できる瞬間は、いつだ?
という話になった時に、別にない、と答えた。
それはちょっと、問題なんじゃ?
という反応だったけど。
そうかな?
そんな風に思う瞬間を「こういう時」と特定できないだけのことであって。
不幸だと思うことはもっとない…というか、不幸と思ったことがない。
要するに、幸も不幸も、意識の外。
言ってみれば、問題外。
総じて幸せなので、あえて意識する意味もない。
これ、たぶん、ワクワクすることをやろう!的な方向と、同じ話になると思う。
私は、瞬間的に相当に高い数値で何かを感じた時くらいしか、それを意識しない。
そういうのは、瞬間的に起きることで、持続はしない。
それは私にとって「刺激」でしかなく。
それがあることが大事、という話じゃないのだ。
人との価値観のズレをよく感じるのは、こういう種類の話題の時が多い。
今回は、収入も仕事も家庭も、どれも「一定水準以上のものを手にしている人」との話の中でもそうなった。
エゴの極めて少ない、人のためになることをしていくことで自然にお金も仕事も回っているような人だった。
その人が手にしているようなものを求めて「幸せになりたい」と言っている人達とズレるのは慣れているけれど。
とうに手にしている人とも、ずれるのか。
なるほど、もう、そもそも論で「ずれている」のかもなーと思う瞬間だった。
が!
「これを想像すると、自然にニヤニヤしてしまう」
というシチュエーションが、あった。
それは、ある人との音声通話の中ではっきり、特定できた。
たいへん具体的なシチュエーションだ。
一つ設定できたおかげで、バリエーションもできた。
ああ、なるほど、こういうことか!
と、今までどうもよくわからなかった「アンカリング」などいくつかのテクニックに関する???が、やっと、腑に落ちた。
突然「一番ワクワクすることはなんですか?」とか聞かれても、ダメだったわけだ。
一番幸せに感じるのはどんな時?がピンとこないのと同じで。
だいたい、求めてないことだから。
今までで一番…て言われても、そんなの覚えちゃいない。
過去の景色は過去の景色でしかなくて、私の記憶システムは、事象と感情を別に保存する仕様になっている。
アンカリングは、設定すらできないことが今までの常。
なるほど。
その状態を導き出す過程の問題だったのかー。
感情が先に立つ感じの、ふわっとしたイメージング。
これが私はとにかく苦手。
幸せとかワクワクでなくても、「今まで一番」を特定するのは困難。
でも、具体的に、「こういうことをしたいために、私は色々と動いているんだ」という事柄は、ものすごいはっきりと持っている。
だから、そこに結びつければよかったのだ。
私にとっての一番ではなく。
その、根底にずっとある欲求に、結びつける。
そして、それは常に、未来にしかない。
未来は、まだ、事象と感情を分別したファイリングをされる前の事実だから。
探すべきは、過去ではなく、未来において「今の私が、こうであると確定した出来事」の中にあった。
私の羅針盤は、常に、北極星を指す。
これも、私版の北辰信仰。