緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

泥から生まれる美 

「刺激を与えるのが好きでしょ?」

と言われて、思わず手を打った。

まさに。

それだ。

 

波紋を起こす小石となる。

それだって、つまりは、「刺激を与える」こと。

 

人の背中を押す(あるいは、ド突くとか、蹴るとか...)のも。

変化を促す、ということも。

 

それらは全て、「刺激を与える」ことなのだ。

 

 

「度肝を抜かれたよ」

と。

その「刺激」の最上級を表す言葉を、もらった。

 

まだまだ、もっと、いける。

そう思ってもらえたし、自分でもそう思っている。

 

 

陶器は、他の素材よりも格段に、制約が多い。

だからこそ、超えた時の達成感は他のものと替えがたい。

 

 

私の絵付けは「下絵付け」と言われる手法。

素焼きの上に描き、その上から釉薬がかかる。

使う色に含まれる成分と、釉薬に含まれる成分、そして温度。

それらが複合的に絡んで、劇的に変化した姿になって、窯から出てくる。

 

使う絵の具は、「泥」だ。

 

焼いて形が固まる前の土も、型に流し込んで成形するため、水分が多く流動する...つまり「泥」だ。

 

 

泥の中で育ち花開く美しいものの代表といったら、やはり、蓮だろう。

仏の花でもある。

 

陶画は、蓮に似ている。

 

泥から生まれる、美しいもの。

 

私の思う「美しい」は、誰もが思う美しいものとは、やや、違っているけれど。

それは、内包する要素のことを言うのであり、やはり、見た目美しいもの、ということには違いない。

 

 

紙に描く。

板を焼き込む。

布に描く。

 

そうしたことの積み重ねで得た経験値を手は上手く変換してくれる。

 

土を練る。

土を彫る。

土を彩る。

 

土に水を含ませて。

流動状に...泥にする。

 

カタチのないものから、生まれてくるモノがある。

 

 

 

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がね地蔵、焼けました!

 

 

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宇宙カップ&ソーサー #artwork #ceramics #space

 

 

 

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