緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

【伝言】嫉妬 害意へ転嫁しやすいものとしてすでに方向付けられている名称を改めよ

その湧き上がる感情に否を出すな。

その感情は、前進するための燃料として最大の出力を上げるものだ。

 

その火力は、己を滅ぼすものでもある。

正しく用いねば、他をも害する。

 

その感情は、人にのみ与えられ、人にのみ許されたものである。

 

多くの人は、それを取り扱う術を知らぬ。

あるいは、誤った方法をとっている。

それが引き起こす恐ろしさは、「害されたくない」ことが第一の人間にとって忌むべきものと扱われる。

人間は、忌み事と決めた現象を無いことにする。

 

しかし、在るものは、無いことにはならぬ。

 

その感情を、正しく、大いなる火力として用いることは人にとって重要なのだ。

 

その感情を、人は「嫉妬」と名付けた。

その名称は、はじめから、負のものとして位置づけたものである。

負の情として、運命づけることを選んだのは、人である。

 

本来、その情は、負の力のためのものではない。

他者の能力や地位などに対して抱く憧れは、人が同族の内側に高位の存在を

つまり神を

見出すためにある。

同族の内側に高位の存在を見出すことにより、同じ種族である己自身にも神は宿ることを感じ取るためである。

それにより、己自身をも高いところへ向かわせるための燃料に変えられる。

 

その威力のため、人はそれを、恐れの対象とみなした。

たやすく暴走する火力に対して、より、暴走しやすいものであるというラベルを貼ってしまった。

その観念により、その情はさらにやっかいなものと化し、簡単に己も他も害する刃へと転換してしまう。

 

しかし、本来はそうではない。

 

害するためのものであるという観念を捨てよ。

 

正しく用いれば、その火力により人は簡単に、大きな山も超えるであろう。

 

嫉妬、羨望。

それら、害意へ転嫁しやすいものとしてすでに方向付けられている名称を改めよ。

 

名とは、咒(しゅ)である。

そこに方向性をはっきり持たせることにより、正しい使い道が拓かれる。

 

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