旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

「ことよりのみくじ」リリースに臨んで

2017年10月8日追記

言縁百式の正式スタートに伴い、ことよりのみくじは廃止とさせていただきました。

以後は、みくじよりも強力な護符となります「言縁龍印画」を提供させていただきます。

ご了承いただくと共に、新サービスをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

この記事は、私が「術師的絵師」として大きく舵を切った最初のステップと言えるもののため、メニューは廃止しましたが記念に残しておきます。

 

 

 

昨夜、「ことよりのみくじ」をリリースしました。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

ご注文もいただいています。

ありがとうございます。

 

これを出すのは、私にとっては大きなチャレンジなのです。

 

 

見えないものは私には見えない。

見えすぎる人たちが周りに何人もいて。

その中にいると、余計にそう感じるし。

あれくらい見えたり判別できたりしなきゃ、「使える」とは言えない、とずっと思って来ました。

今も、思っています。

 

けれど。

それは、私の表の意識…頭がそう思ってるだけで。

私の手は、今までもずっと、いつも、ちゃんと判別もして構築もしてきてました。

「無意識にアレが作れるのがすごい」

とも、言われてきました。

それらは走り書き、ラクガキだと思ってた本人には、????なことばかりでしたが。

 

そういう判別をしてくれる人達は、私の大変信頼している人達です。

冗談で言ってるのではない、とは、わかっていましたし。

 

 

ハリーポッターの映画のように、全くのノーマルな人たちの目にもはっきりと視覚等々で認識できるような演出を見えない世界がしてくれればありがたいのですが。

そういうわけではないし。

仮に、もしそうなら、それはそれで別の問題をたくさん引き起こすのも、わかってますので。

細い細い蜘蛛の糸のような感触を頼りに、手のやっていることを追認していくことしか、私にはできません。

 

そんな状況がずっと続いて来て。

今までは、表の私には見えない聞こえないわからないということを「盾に」して、動かそうとしてこなかったのですよ。

 

でもね。

どうやって回避しようとしても。

結局、手探りでもなんでも、動かさなきゃならない方向に、気がつくと追い込まれているんです。

無視してきたけど。

ここんとこ、いろいろと考える機会があって。

もうしょうがない…と、覚悟しました。

 

 

目の見えない人が絵を描いたり、像を作ったり、しています。

それが、できるのです。

それが、人間です。

 

表の私には見えない聞こえないわからないことだけど、だからやらない、って言い続けるのは、一旦やめ。

 

なんだ、あいつできてないのに大きな顔して…みたいなことを恐れてきましたけど。

まあ、実際にそうなったらそうなったで、またやり直せばいいし。

 

 

そんな「おっかなびっくり」の、術師スタートです。

(いや、実際にはとっくの昔にやってたんだけど…はっきり念頭に置いてやってこなかったからね)

 

 

 

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