緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

人はもとからさほど清くもなく正しくもないが看板を偽るのは明らかに正しくない

とあることで面白い熟語を知った。

その言葉とは、「羊頭狗肉」

 

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羊肉ですよ、という看板を掲げて販売しておきながら、実際には犬の肉を売っていた…という、偽物売りのこと。

 

この単語が出たのは、とあるスピ系の話題について意見交換していた時だった。

頭の中の妄想を、さも本当に存在しているかのように見せかけて、その前提の下で展開される世界のことについて。

 

例えていうならば。

ネズミワールドのキャラは本当に現実に生きている生き物だ、という前提を、そのカラクリを知らない人たちに信じ込ませて、あたかも国際交流できるかのように装い様々な商売を行っている。

といったところ。

 

あそこは、創作された世界観を現実的に構築して「ここは本物の夢の国」と参加者全員がいわば共謀して世界に浸るという前提の場所であることは、行く側も仕掛ける側も承知して、それを楽しみに行く場所だ。

よっぽど小さな子供たちならともかくとして。

あの着ぐるみが本当の生き物だと思っている人はいないだろう。

 

が、この時、話をしていたのは、そもそも架空の世界観であるものを、「メッセージが下された」云々の言い回しによって「証明できない現実」だと人に信じさせている話。

それを、ファンタジーだと認識してのことならばいいのだけど。

どうも、それを信じ込んでいる人たちには、現実と思えているらしい。

そういう誘導がなされるらしい。

 

そんな話だった。

具体的に書くとOSごと落ちそうなので控えるけど。

 

その会話のお相手とは、まだ関わりもない頃から、お互いにその一派について「なんだかなぁ」感を持っていた、という奇遇があり。

共通の感覚を持つ者が、お互い知り合ってなくても似たようなイメージのもと、似たような反応をしているというのが実際に確認できて、面白かった。

 

 

何を信じても、幸せならいいと思う。

私だって、甚だひどい妄想世界の住人だ。

ただ、他人にハラスメントをしかけてくるのは、いただけない。

必要でもないものを買わせようとしたり。

断られると脅しにかかったり。

初対面で聞かれてもいないのに「あなたは霊的によくない」的なことを言ってきたり。

 

なお悪いのは、神域を荒らすことだ。

 

その誘導をするなんて、最悪だ。

 

汚された神域には、別のモノが棲みつくようになる。

そして、誘導された人たちは知らずにそれを拝むのだ。

 

下手に汚してくるなら、行かないほうがよっぽど役に立つというもの。

 

 

自分だけは清くて正しい、なんてことは、私はただのヒトカケラも思っちゃいない。

むしろ逆。

 

清くないことがダメなことなのではなくて、人間てのはもともと、そうそう清くはないものなんだよ。

澄みきり度合いの差はあるけれどね。

 

 

あとね。

 

人間は、人間です。

龍でもドラゴンでも天使でも精霊でもないの。

なーんか、別のモノだと思いたがる人たちがいるみたいで。

 

まずは、あなたは凡庸な一個の人であって、何かとのコネクトを持ったら自動的に突然特別な何かになるなどということはあり得ない…と、認識することからですね。

 

 

何を信じるかはあなた次第。

 

 

 


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