新しく手に入れたものを武器にまで育てられるかは自分次第
面白い手帳の使い方を教えてもらった。
「面白い手帳」であり「面白い使い方」でもある。
今まで手帳ってものが、全然、定着しなかった。
去年だったかに、日々起きることややったことを資産に変えていくというコンセプトのノート術を教えてもらったことがあり、二ヶ月くらい続けてみた。
が、私にはちょいと、複雑で。
ルールが多くて。
めんどくさかった。
資産になったか、というと。
私には、そこまで至らなかった。
スケジュール管理という面ではGoogleカレンダーに勝るものはない。
スマホからもiPadからもパソコンからも、常に同じものが見られる。
変更も簡単。
紙の手帳との併用は、転記ミスが出るのでやめて、Googleカレンダー一本に絞った。
以後、手帳というものを買うことすらなくなった。
が。
手帳というのは、日々の管理だけでない面がある。
自己マネジメントのためのツールになるはず。
今回教えてもらってきたのは、まさに、そういうものになりそうな気がしたからだ。
スケジューラはたぶん、Googleカレンダーのままで行くだろうとは予想していて。
今日の講師の方も、そういうのがいい、とおっしゃってた。
問題の、自己マネジメントツールとしては…というと。
これは、好感触。
テキトーでOK。
書かなくてもOK。
きっちりやろうと思えば、できる。
マインドマップのような過去にやってみた手法を取り入れることもできる。
ラクガキしてもOK。
飽きる頃に、新しいノートに変わる(三ヶ月単位なので)
魔術が盛り込まれている(これはマジ話)
朝と寝る前に5分ずつ、書くまたは見直す時間をとればいい。
できる時にでOK。
ノート面は点線による方眼。
もう少しインク色が淡いともっとよかったけど、罫線でないのは嬉しい。
やや厚手て重さもあるので、携帯用とは言えないが。
そもそもこの手帳、「当日のページを開いたままで机の上に置いておけ」という仕様のため、持ち歩く必要もない。
別にネタ帳を併用可能。
というか。
「もう、好きに使いなよ。最低限のルールだけ頭に入れておけばなんでもいいよ」
という、実にアバウトで私向きの仕様だ。
たまたま、お隣の席にいらっしゃった方がまさに私の真逆の方で。
きっちりと、隅々までかっちりと書きたくなってしまって結局疲れる…というのが今までの挫折経験だとお話ししてくださって。
最重要項目を厳選して、1〜3個までにフォーカスする、という仕様の一つについて、
「他を見ない、そこだけに絞るというのを覚えることができていいかも」
とおっしゃっていた。
私の場合はもとから、細かいことは片っ端から消えて行くので。
アイデアが消えてしまう前に記録しておく、というツールにも良さそうで。
テキトーすぎる日々の「振り返り」を、少しは後に残る原石として保管できるようになればありがたい。
なんにしても。
狙ったような武器ににまで高められるかどうかは、使い手の自分次第。
90日1クール、という今日からの3ヶ月。
少なくともこの期間は、この手帳とつきあってみようと思う。