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緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

あの日ぼくの心臓に杭を打ったのは「かさこ」というブロガーが書いた記事だった

やばい。

このリンクをクリックしたら、いけない。

よくわからないけど、絶対にろくなことにならない。

 

頭の中ですごく警報が鳴っていた。

 

なのに。

指が勝手に、そのリンクをクリックしてしまう。

 

僕は、その一文に、心臓止められそうになっていた。

 

身の危険を感じて、脳は目を閉じさせようとしたけれど。

なぜ、そんなに危険に感じるのかを、僕は薄々、気づいていた。

 

 

文字を読み始めるけれど、全然頭にはいってこない。

文字を読んでるのに、意味が全然、飲み込めない。

やたら、汗が出てくる。

 

なんだこれは。

なんなんだこれは。

最後まで目を動かした。

 

ブラウザを閉じて。

何もなかった、見なかったつもりになろうとして。

 

でも数分後には、もう一度その記事にアクセスしていた。 

 

それであなたは何ができるんですか?~正社員全滅時代を生き抜く秘訣

 

 ノマドがかっこいい、いや、そんなの幻想だとか、そんなアホみたいな議論ではなく、 圧倒的多数の人がフリーランスという名のフリーターにならざるを得なくなるだろう。 1億総フリーター時代である。

 

そうした時に問われるのが上記の質問だ。「あなたは何ができるんですか?」「得意分野は何ですか?」「他の人と何か違った特徴はあるんですか?」

 

これが明確に答えられる人には仕事がきて、 これに明確に答えられない人には仕事がこない。 そういう実力格差社会がやってくる。

 

 

なんだこいつ。

わかったような顔しやがって。

どういうヤツがこんなこと書いたんだ。

プロフィールを見たら、「ブロガー」って。

なんだそれ。

オマエこそ、何ができるんだよ?

 

 

もう、なんだかよくわからないけれどとにかく反発したくてたまらない。

そんな、中学生の頃にもどったような感覚だった。

 

なのに。

「この記事を筆者のサイトで読む」というリンクを。

クリックせずに、いられなかった。

 

 

出てきた画面は真っ黒背景。

白い文字がずらっと並ぶ。

すごい威圧感。

 

なのに。

結局、その日はその人のブログ記事をいくつも読み続けて過ごした。

すごく、久しぶりのゆっくりできる休日だったのに。

 

そして、数日後には、彼の配っているセルフマガジンなる冊子を手にしていて。

 

その数日後には、塾の申し込みをしていた。

 

なにやってるんだろう、俺。

4回も、毎回、定時で仕事切り上げられるわけないのに。

 

 

 

なーんて。

…そんな風に思ったあの日は、もう遠い。

本気でできるなんて思ってなかったのに、なんとなく転職サイトを巡回する日々だったあの頃。

たまたまひっかかってきた記事を読んだことで、世界が変わった。

 

4回も毎週同じ曜日に定時で帰るなんてできっこない、と思っていたけど。

まず、それが思いの外簡単に、実行できた。

しかも、別に誰にもとがめられなかった。

驚いたことに、別に仕事が滞ることもなかった。

 

あれ?なんで毎日、あんなに残業していたんだろう。

 

かさこ塾で出された宿題をやりながら。

いったい、こんなにまで自分の時間を捧げきって何をやってるのだろう、という疑問が、もう無視できなくなった。

 

先輩たちが居残っているから、自分もそうする。

仕事は、いくらでもあるし。

そんな風に思ってて、そういうものだと思っていたけど。

 

一つの前提が崩れると、次から次へ、おかしいところが見えてくる。

 

 

何ができるんですか?

あのタイトルの問いかけを、具体的に考え続ける4回の授業。

 

無意味な残業、必要があるのかどうか、実際はわからない「仕事」

会社は、自分の看板。

だけど、その看板は自分を守ってくれない。

そして、その看板を必死に掲げ続けていても、自分にはそれほどたいしたことが身についてない。

 

100億もらっても、今の仕事を続ける?

 

絶対イヤだ。

 

「それであなたは何ができるんですか?」

この問いが心臓に杭を打ち込んだのだけど。

 

「それであなたは、何がしたいんですか?」

この問いは、杭が開けた穴の中に、爆弾を放り込まれたような感じだった。

 

なにもできないし、なにがしたいかもわからない。

 

会社から仕事をもらって、深く考えずに淡々とやる。

忙しいから、仕事をすごくしている気になっていたけど。

実際には、何がどうして忙しいのか、どうも腑に落ちない。

給料は毎月もらえるから、生活はできる。

いつのまにか消えてしまう程度の金だから、貯金もないし。

本当に、いったいなにをやって生きているんだろう。

 

それまで、自分がどうやって生きていくのかなんて、真剣に考えたことがなかった。

そして。

だから、今の自分なんだ…って、はっきり、気づかされた。

 

「死を想え」

 

 

 

塾の日は、卒業生が各地から来る。

びっくりするくらい遠くからも来る。

再受講は無料だけど、交通費は自腹。

だけどみんな、それを無駄とは全く思っていないようだ。

義務的に来ているわけでもない。

宿泊までして。

 

それがすごく不思議だったけど。

今やぼくも、宿泊までして他の地方の再受講に出かけている。

時間も費用も、作ろうと思えば作れることも、よくわかった。

せっかくなんだから、その地方の名所に行ってみたり。

ついでに参加できる他のイベントを探してみたり。

塾生の部活的イベントに参加してみたり。

単なる旅行では得られない体験が毎回できて、友達も増えた。

日本のどの地方にも、誰か知っている人がいる。

それが、こんなに、「日本っていう国」を感じられることにつながるとは。

不思議だけど、今まで全く関心のなかった政治にさえ、興味が出てきている。

 

そして、今はできる限り定時で退社し、夜は興味のある講座に行ったりブログを書いたりして、自分のために使うようになった。

転職は本気で考えはじめた。

それも、前のように、内容はぼんやり、通勤時間と給与だけ見る…ような探し方じゃない。

脱サラも魅力的だけど、ぼくはそれよりも、やってみたいことができる業種にチャレンジすることにした。

脱サラは、その後考えればいい。

 

いろんな業種や働き方の人がいるかさこ塾グループで、仕事の探し方もいろいろあることを教えられた。

なにより、こんなにたくさんの「仕事」があるんだ、ということが、新鮮だった。

仕事を自分で作っている人も多くて、彼らがみんな、仕事が好きで楽しく生きているのを見て、「できないことってないんだ」と思えるようになった。

本で読むだけで実感のない知識とは違って、生の体験を知ることができるって、すごいことだ。

 

なにより。

塾長が、あちこち全国飛び回って遊びながら、ぼくの数年分の年収を一年で稼ぐ人だというのが。

「こうやって、いつでもどんなことにでも真剣に臨むことで、経験が全部活きていくんだな」

って、しみじみと、実感できる。

 

もともと特別な人だったわけじゃなく。

昔は彼も、ぼくと大して変わらない、なんとなく過ごすサラリーマンで。

「死を想う」ことで、常に自分への問いかけを忘れないことで、仕事も楽しみも切り開いていける。

そういうことを、見ているだけで学ぶことができる。

 

 

かさこ塾に入ったことは、たぶん、ぼくの人生の中でも大きな転機だった。

チャンスのつかみ方…なんなら「チャンスの作り方」を教わったと思う。

だから、これからの生き方は、いつだって「それで自分は何がしたくて、何ができるのか」を考え続ければ開けていく。

 

社会情勢は不安定だけど。

もらえるまで待ってた頃とは違って、不安感は質が変わった。

いつでも、真剣に臨めば道はある。

自分があきらめない限り。

 

たぶん。

きっと、それが一番大きな、かさこ塾に入って手に入れたもの。

 

 

 

 

 

かさこ塾 | 好きを仕事にする大人塾。セルフブランディング&ブログ術実践編=かさこ塾の公式ホームページ

 


上記はフィクションである。
言わんでもわかると思うが(笑)

 

参加しているコミュニティが、1000人を超えた。

という話を書いた。

一箇所に1年以上いられたためしがないはぐれ者が今も居続けられるコミュニティの謎…かさこ塾1000名達成! - 緋呂の異界絵師通信

 

その続きというか。

入ってみた人のシミュレーションを、やってみた。

 

 

 本文中に出てくる、主人公が読んだ記事というのは、これ。

blogos.com

 

こういうサイトに掲載されることでこういうこともあるよな、って思ったので、あえて本人の記事を最初に見る設定にしなかった。

 

たまにはこういうのも一興。

 

画像は、今日の空。

f:id:art-hiro-b:20170512014827j:plain

電線が邪魔だったけど、一時停止中に車の中から撮ったからしょうがない。


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