毒は自分にも回っていく 毒に己の価値を汚染されないために
上のリンク先は、レジンアートらむねさんの記事。
らむねちゃんは、すごく尊敬している作家さん。
上の記事で、最近私もよく考えていることが、きっちりわかりやすく書かれていたので、引用させてもらう。
なぜなら、それを書き続けていると「誰かの話を書く事が主な目的」になってしまうから。
一番大切なのは「毒を吐き出す事」などではなく
「良い物を作る事」だと思うんですよね。
私はまだまだ、吐きたいときに吐きたいように吐いているけれど。
それでも、ここ最近はぐっと、そういうことは減った。
そもそも、ここに吐き出したいという欲求が、すごく低くなった。
「そのことをずっと考え続ける」ということが、困難になってきたので。
脊髄反射でムカついたことを書き殴るって、それはそれで集中力がいる。
今もう私は、そこにエネルギーを注げなくなった。
ムカつくことは相変わらずあるけれど。
わざわざ書いて何になるのかな、っていう感覚の方が強くなってきている。
それでも、書きたい時はあるので、そういう時は遠慮無く書くけれどね。
らむねちゃんが書いているのは、真理だ。
私も知り合いにはクリエイターやアーティストが多いのだけど。
とにかく毒を吐きまくる(もっとも本人にとってそれは毒ではなく、あくまでもその人なりの正論…なのだけど)人の記事を見ていると、実際の作品が「それほどでもない」ことが多いと、気がつくんだよね。
以前は私、読む側としても毒舌記事を楽しんだから、どっちかというと吐くブロガーの方を多く読んでいるのだけど。
それも、最近では、記事にこもった怨嗟の濃さや度合いがあんまり濃厚だと、読めなくなってきた。
書くのが仕事の人は別。
また、書く仕事以外でも、らむねちゃんがリンク先の冒頭で書かれているように、当てはまらない人達は、いる。
そして、クリエイターやアーティストは、「そんなことよりモノはどうした」というのが、やっぱり本筋だと私も思う。
もちろん、いろんな絡みでほいほいとブログにモノを載せられないということはあるだろう。
それでも、作っているモノもスゴイ人というのは、やっぱり、書いていることにもそれが出てくる。
作品をちっとも更新することなく(進歩の跡もよく見えないし)毒ばかり吐いているな、っていう作り手のみなさんは、エネルギーのムダ遣いというか、漏れを放置してるというか…。
仮に、それが正論であっても…だよ。
そんでもって。
毒を吐く機会が減ったり、濃度が薄まったりしている(と自分では思っている)私のブログは、頻度が高く濃かった頃に比べると、明らかに、アクセス数は落ちている。
けれど。
毒を楽しみに来る人達に支持されて、それが嬉しいか?って思えば。
別に、アクセス減ったっていいじゃん…と、思う。
毒ばかり吐いている作り手
(何度も言うが、書く仕事の人は別。書く仕事の人は、毒吐きも仕事の一環だから。私の神社参拝が仕事の一環であるのと同じ)
に、今は私は、ほとんど魅力も感じない。
そういう人の何人かは、とうの昔に読むのをやめてしまったし。
総じて、作っているモノ自体にも、興味が持てなくなったケースが多い。
毒は、少量ならば効果が出る。
ただ、自家中毒を起こしているようなクリエイター/アーティストは、作るモノのエネルギーが粗悪になりやすいから要注意。
他人の動向に浸食された自分の感性を、毒というカタチで吐き散らかす。
いつまでそれをやり続けるの?
自分には確固とした芯がある…と思っている人ほど、他人の動向でブレブレにブラされてるのにね。
そんなにまで強烈な毒を吐き散らかさないといられないって、それ自体が「他人に浸食されている」証拠なんだけどね。
昔は、私も、そこがわかってなかったね。
もっとも。
他人さまから見たら、私は今でも十分以上に毒吐きなのかも知れないけど(笑)
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