旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」@のこぎり二(愛知県一宮市)

いやもう。

スゴイ展示を見ることができました。

 

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DMを入れて。

 

サカオ・ケンジさんの「KAMI 日本神話を造形する」

 

サカオさんのことは、Instagramで知りました。

去年、個展を拝見しています。

私側が、テーマも題材もとても共鳴するので、Instagramで見ててすぐにファンになりました。

なんちゅーか…

お綺麗すぎる典雅な神様ではなく、原始の香りがする造形がね。

ツボすぎる。

 

そして、今回の展示は、かなり前に一部の制作中を拝見した時に、速攻で

「いつ頃展示されるんですか?」

と直メッセしちゃったくらいに、待ってた展示でした。

 

まず圧倒されるのが、サイズ。

そして、会場となった紡績工場跡の建物のロケーションを活かし尽くした展示の構成。

 

サイズについては、画像では伝わりきらないかも知れないけれど、一端だけでも…と思って、一緒に行ったダンナ氏に画面に入ってもらいました。

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手前の頭の、ほぼ真横に立ってます。

どれくらい大きいか想像してください。

 

パーツに分けてご自宅で造形されて、運び込んで現場で組み立て…という。

この頭を作られている時の経過など、インスタで拝見してましたけど。

いやもう。

凄まじい。

 

スサさんは、こんな感じ。

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素戔嗚尊が八岐大蛇と「どこまで接近したのか、その距離感を確認」するには、造形するしかない…と。

そんなようなことをおっしゃった、サカオさん。

彼も元々は絵描きなのです。

 

わかる…わかるなあそれ。

 

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採光は、ほぼ、天然の光だけです。

夕暮れの暗くなって来た時の状態を見たいので、期間中にまた伺います。

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工場跡の建物が持つ力と、展示作品の力がベストマッチング。

この会場をこれだけ活かしきれるのは、スゴイ。

ほんと。

昨年の秋から打ち合わせを重ねてきた…とおっしゃっていましたが。

やはり、その一体になったエネルギーが如実に伝わります。

 

 

スサさんの足元には、プロジェクターが置かれてます。

この反対側の壁に、天照大神がおわすのですが。

そこに、オリジナルで制作された動画が映写されていました。

写真がない。

 

会場に流れていた太鼓が印象的な音楽があるのですが。

それも、この展示のためにオリジナルで作ってもらったものだそうです。

私の世界観にもフィットな音楽だったので、欲しいなと思ったくらい。

 

 

 

DMに使われているタケミカヅチさん。

DMでは後ろ姿ですが、正面からどうぞ。

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ここは、遮光して投光器で光を当てているブース。

影の使い方が絶妙。

こういうのは立体でないとできない。

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このオロチがかわいいの!

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今日が初日だったのですが。

午前中、開場前に、神主さんを呼んでご祈祷してもらったそうです。

それも、会場全体とかではなく「一ブースごとに」です。

それぞれのブースには、それぞれの主題がある。

だから、神一柱ごとに、誂えた祝詞を俎上されたのだとか。

 

 

会場は、こちらです。

noko.webcrow.jp

 

 

サカオ・ケンジ「KAMI 日本神話を造形する」

展示期間
平成29年5月1日~31日 午前11時~午後7時 会期中無休

 

展示会場
のこぎり二 (愛知県一宮市篭屋4-11-3)
一宮駅より「起」行きバス「篭屋」停留所下車徒歩1分

 

 

サカオ・ケンジさんのInstagram

www.instagram.com

 

Twitter

twitter.com

 

とにかく、足を運んでみてください。

こんなの文字だけじゃ伝わらない。

どれだけ一生懸命書いたって、あの場に行って、自分もその空間に立つことでしか感じ取れないです。

 

いやもう。

 

四の五の言わずにとにかく行けって!

 

 

 

併設のカフェにも行きました。

とってもカワイイ、デザートプレート。

美味しかったです。

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