「絵を描いて生きていく方法?」という、クエスチョンマーク付きタイトルの「絵描きの頭の中が見られる本」
本屋でチラチラと立ち読みしていたとある本。
画集ではなく、対談をまとめた読み物なんだけど、本の装丁がすごい。
すごいって、いろんな意味にとれるけども。
まあ、「私好み」だと思ってもらえれば。
時間のある時に本屋に行くと、立ち読みで、あちこち拾っていた。
挿絵がいっぱい…その方の画集のようにきっちり完成した絵は載ってないけれど。
それだけに、味があるというか。
制作過程とかも載ってたり。
載っている絵と、対談の内容が相まって。
いつか買うぞ、というリストに入ってた本。
それを、ついに、買った。
本屋に在庫がなくなってたから!(←おいおい…)
売り場が変わっちゃって探せなかっただけかもだけど…。
とにかく、買った。
せっかくなので、冒頭から、じっくり腰を据えて読むことに。
いやあ。
すごいな、と思う人の「頭の中」を、こんなに見せてもらえるって。
本って、やっぱり、いい。
それは、この本
どうだよ、このタイトル。
私みたいな、万年「そこ目指してるといいながらダラダラしてる怠け者」が手に取るツボってものを知ってるよね。
でも。
この本に書いてあることは。
単に、「その収入によって生活する」という意味に留まらない。
そんな薄いハウツー本ではない。
…と、立ち読みを何回もしながら、常に思ってた。
改めて最初から読み直して、ホント、そう思う。
一番最初の章が「人生は積み重ね」で始まって。
第二章が、「そもそも、めんどくさいっていうのは人間の本能じゃん」とか(笑)
読んでいて
思わず写メっちゃったのが、この部分。
文章を書くときのオレと絵を描くときのオレは若干パーソナリティが違うんですよ。
だよねー!
だよね、そうだよね~。
自分だけじゃないって、安心するよねー。
って。
そういうための本じゃねえっての。
帯に書いてあること。
知りたいという欲求から
見えてくること
知識を蓄積すること
そして、忘れ得ない絵を
描くということ。
本はすごい。
実際には知り合えない人の考えていることを見せてくれる。
大事に、ゆっくり、読んでいきたい本だな、と。
装丁の何が好きって。
これ。
本の小口。
画像の左側のお姉さんは、表紙側から斜めにした時に現れる。
右のお兄さんは、逆側から斜めにした時に現れる。
面白い。
こういうちょっとした仕込みが好き。
読み終わったら、その時にはまた、全体の感想を書きたいな。
………たぶん。
気が向いたらね。