旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

内輪受けイベントで不評が多く出るのはなぜか…の一考察

名古屋市能楽堂に、はじめて入りました。

 

入り口に鎮座する、加藤清正像。

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遠景にちっちゃく、名古屋城写ってます。

一応、名古屋城の一角なんですが、お城まで一番遠いところです。

 

 

ある、名古屋市内にある古民家カフェの開店3周年記念イベントが、ここで開かれました。

気にはなってたけど、なかなか行く機会がないままだったそのお店。

友人がよく行くところだったので、今日のイベントのことも誘っていただけました。

 

 

いわゆる「内輪向けイベント」でした。

そのお店や、オーナーさんを知っている人向け。

 

でも、何も知らないままで行った私も、十分、楽しめました。

 

なぜなら。

演目がハイクオリティだったから。

 

語られるネタは内輪受けでも、舞台上のパフォーマンスは違う。

 

まあ…正直言うと、ほんの一部「仮に内情を知ってても、この演目はちょっと微妙かも」っていうのは、ありました。

が、他で十分に、補えた。

 

 

内輪受けイベントで、内輪ネタのわからない人に不評が多く出る…って。

やはり、内容によるな…って、思った今夜。

 

ネタを知らないと楽しめない…とか。

ネタがわからなかった不満感の方が、後になって多く思い出される…とか。

 

そういうのは、やはり、イベントそのもののコンセプトによるのだろうな、って思った。

 

今日のイベントでは、舞台に上がった人達はみなさん、プロ。

能楽堂の舞台が不釣り合いに映ったなら、たぶん、内輪ウケ感に不満が残ったでしょう。

もし、これが、能楽堂ではない他の市民ホールみたいなところだったら、余計に内輪感が出て「発表会」になったでしょう。

チケット4500円が、アホらしくなったんではないかな。

 

演目の内容から言っても、能楽堂という場の力をうまく活かせていたように感じました。

(演目がわからないと、この文章そのものが???だろうな…とは思うんだけどね…)

 

 

 

舞台に出て来たアーティストさんの作品に気になるものがあったので、今週中に時間見つけてお店に行ってこようと思います。

遠目だとよくわからなかった、大きめのガラスのオブジェ。

近くで見たい。

 

 

今ちょうど、作品の質、ということで、いろいろ考えているところで。

いい機会になりました。

 

 


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