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緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

自分に苛立つ

★日々徒然

その「展示の機会を設けた場」は、果たして、何なのか。

 

作品展 か?

個展 か?

展示会 か?

発表会 か?

プレゼン会 か?

パフォーマンス会 か?

 

 

 

私は「個展」という表現を使いたくないので、今のところ展示の機会を設けた場のことは、「展示会」か「作品展」と表記している。

このブログのカテゴリ名は、「作品展示」と、さらに曖昧にしている。

 

けれど、実際のところ、今まで私がやってきたのは、ただの「発表会」だ。

お遊戯会、と言ってもいい。

 

作ったモノを並べておく。

見に来てくださった方と、ちょろっと会話する。

 

私は自分だけの展示の時は芳名帳も用意しない。

だから、後で来てくださった方に連絡するようなことも、SNSで繋がってでもいない限り、しない。

アンケートだけは用意する時もあるが。

 

 

世の中の作家(クリエイターとかアーティストとかひっくるめての表記である)には、他の人との共同展示会であっても「個展」と呼んでいる人もいる。

共同なら「個」じゃねえだろ、と、よく思うのだが。

まあ、作品を展示する会=個展と認識して使っている人もいらっしゃるようだし。

個人の自由だ。

 

ただ、私は、今の自分なら、一人で展示する時でも「個展」は使えないと思っている。

 

満足に人を呼べない以上。

会場を貸していただいたギャラリーに、会場使用料以上の利益を差し上げられない身では。

 

 

現在開催中の展示の場で、私は、非常に、良くない態度をとってしまっている。

共同で展示している他の人達が会場にいて、その方達が「代わりに説明」しているところに割って入ることなく、少々おかしなことを説明されていても、そのまま黙って他人のような顔して放置している。

これは、恥ずかしいことだ。

それはわかっているのだが。

もうどうにも。

 

もともと私は自作を説明する、ということが大の苦手だ。

過去にはこんな記事まで書いている。

art-hiro-b.hatenablog.jp

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

陶芸品は、絵よりマシかも、と思っていたけど。

結局、そうでもなかった。

何を狙って、とか、どういう思いで…とか、何一つ、答えられないことばかり。

その作品のどこが見所だ…とか、ポイントがどこだ…とか。

もうほんと、「知るかよそんなの」って言ってしまいたいくらいだ。

なんでそんなことを知りたがるのか、逆ギレしそう。

我ながら、自分が手強い。

 

会場の受付当番だから、座ってはいるけれど。

他の人がいない、私一人で会場にいる時などは、お客様が来られて「あなたの作品はどれ?」と聞かれた時、自分が作家だとは名乗らず、ただの受付係で済ましてしまうこともある。

他の人がいる時は、イチイチ私を呼ぶので、ホント、カンベンしてほしい…とか、理不尽な怒りを感じる時すら、ある。

(今回は特に、ちょっと、別の理由で怒りを感じてしまうという部分も、多々あるのだけど……)

 

この感覚は、作家として致命的な問題なのではないか…と。

思ってはいるのだが。

 

「会心の作」みたいなものがあれば、また違った感じになるのだろうか。

 

「自分ではまずまず気に入っている」という程度の好印象な作品はあるけれど。

だからって、人にあれこれ語りたい気分には、ならない。

 

 

かといって、お客さんにどう見えたか…ということを聞いておきたいとは、思うのだ。

だから、他人の作品を一緒に見ている風体で話をするのが、一番、楽。

もちろん、それは、お客さんにとっては問題だろう。

だって、仮に私が他の人の展示を見て、作った本人と話をしてるのにその人が別人を装って知らんぷりしていたら…後でそうとわかったら、印象はよくないに決まってる。

(もっとも、私は自分自身がこうだから、納得してしまいそうだけど)

 

幸い、今の展示会では、作品を見たいというよりは、何かやってるらしき人達に自分の話を聞かせたい、という欲求が高い方達の方が多いようなので。

作品の話よりも、相手が蕩々と語る昔話や自慢話に相づち打ってる割合のほうがずっと高い。

 

 

 

私は、自分のこういう欠点も含めて、次の段階に行きたいと痛切に、思っている。

相づち打つのもアホらしいような会話で終わるような「稚拙な発表会」ではなくて。

自分自身も、ちゃんと気合いの入った場を作って。

気合いの入ったモノを見てもらって。

ギャラリーの設備や照明に助けられる展示ではない、モノの力がちゃんと、感じられる展示を。

 

「展示会」そして「個展」を。

 

 

 

ああ、結局のところ、私は、拗ねているのだな………

情けない情けない…

 

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