緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

昔の自分に心底、お礼を言いたい今日この頃…(しかし肝心なことが思い出せない)

少しずつ、ONに入れるスイッチの数が、増えている。

 

相変わらず、私本人はグタグタゴロゴロしているのが好きで、ほっとくと何一つ進めないで平気で寝ているのだけど。

 

それでも、今まで集めてきたパーツが…その当時はガラクタいっぱい集めてるなあ~なんて思ってたものすらも、いい具合にはまる場所を見つけ始めているので。

組み立てていくのは、楽しい。

 

 

絵をやめた後、私の興味は、当時まだWindows95だったパソコンにぐっとシフトしていった。

ワープロ専用機時代も比較的長く、キー入力にはすでに慣れきっていたこともあって。

パソコン用語に慣れれば、それほどハードルの高いものではなかった。

 

最初の動機は、オタク活動に便利だ、というところから。

デジタル彩色や、「無料で作品発表の場が持てる」という「ホームページ」ってものに関心があった。

そこから、だんだん、ハードウエアにも関心が向いて。

そのうち、自分でパーツを買って組み立てるようになった。

 

IE、NN戦争…なんて言われていた、あの頃のブラウザ。

まだCSSが実装される前…どころか、テーブルレイアウトすら流行してなかった。

 

すごく高い買い物だったパソコンは、メインメモリが16MBとかで。

HDDは、やっと搭載されたばかりで、まだ載ってない機種も普通に売られていた。

記憶媒体はフロッピーのみ。

 

そんな時代に。

本とにらめっこしながら、我流で、ホームページ作りを覚えた。

それがやがて、仕事になり。

フリーの後、制作会社にも在籍した。

 

その時代、絵からはどんどん、遠ざかった。

 

最初の動機が絵や小説だったのにね。

 

制作会社に在籍するようになった頃は、もう絵の道には戻らないだろうと普通に、思っていた。

 

 

感覚より、理屈優先。

体感覚は鈍くて、感情も鈍くて、よく把握できない。

言語の方面だけは、やたらと得意になって。

記憶力も、かなり良かった。

 

その時代に、HTMLとか、CSSとか、CGIの実装とか、できるようになって。

CMS時代の黎明期までを、制作現場で、やりながら、覚えた。

 

 

ほんと。

よくやった、って、今思う。

 

あの頃、Web制作を覚えておいたから、今、活かせる。

 

最先端はもう、全然わからないけど。

実用するには、むしろ、やや枯れている技術の方が安定していて、よい。

 

あの頃覚えていなかったら…と思うと、ぞっとする。

これを、今、自分の目的に沿ったものにするために、必死になって勉強するか…

または、大枚注ぎ込んでプロに頼むか…

最悪の選択肢は、「できないから、しょうがないか」になること。

 

 

デザインは苦手だったので、分業制の制作会社は実に、快適だった。

それでも、画像作成のノウハウはそこそこたまったので、今使える。

 

私には、「唯一無二」の「異界に繋がる手」が、もともとあった。

 

その「手の要求」を、頭が満たすことができる最大の「技能」が、パソコンや画像処理やWebのスキル。

 

 

あの頃の私よ、ほんとに、よくやった。

 

WordPressも別に好きじゃないけれど。

流行の兆しがあった「ブログ型サイト」作りに対応するために触ってみて。

珍しいもの好きなので、ZOOPSで当時ユニット作ってた妹と、それぞれが自由にログインして更新できるように作品発表用サイトを作ってみたりもして。

他に、いくつかのCMSシステムを、いじってもみた。

 

おかげで、今。

 

「こういうことやりたい」というアイデアを、すぐに実行できる。

 

 

Webの現場から離れ、入れ替わるようにして、絵の道が戻って来た。

あの現場は、このための「下積み」だったのかもな…って、思う。

もし、今、初歩の段階から勉強しながらやっていかなくちゃならなかったとしたら?

そうそう業者に頼める原資もないからには、最悪の「できないから、しょうがないか」でやらなくなるパターンに、陥っていそうな気がしてならない。

 

本気で、やっててよかった。

 

無駄なことは、何一つ、ない。

 

 

 

自分の作品を作りたい、という欲求が高い時には、制作代行業など、できない。

少なくとも、私には無理。

 

それを覚えながら仕事にしている時期は、自分の作品を作りたい欲求は、限りなくゼロに近かった。

もう二度と描かないだろうって普通に思ってたし。

それを残念とも思わなかったし、未練とか全くなかった。

おかげで、代行業は自然にできた。

 

実際の実装だけでなく、お客さんに聞き取りして原稿を書くとか、サイト設計とか。

デザイナーと連携するイロハとか。

他人とデータの共有、受け渡しをするイロハとか。

 

「自分の作品を発表するため」ではなく、「お客さんが希望するもののため」の、制作。

 

 

そういえば…今思い出すと。

当時は、自分自身の感性、主観からどうしても離れずに、希望を聞き入れないデザイナーさんが、すごく不思議に思えていたっけなあ。

複数のデザイナーさんと組んでいたけれど。

なぜ、そこに固執する?って、たいてい、不思議に思っていた。

 

 

それが今や(笑)

 

 

過去の自分を振り返る…って、面白い(笑)

 

 

…って。

浸ってる場合じゃなくてさ。

 

WordPressのサイトで、CSSやらPHPやらいじって、メニューからじゃ変えられないところをカスタマイズするのって、どうやるんだっけ???

っていうのを、思い出そうとしてたんだっつーの。

 

肝心な事が全然思い出せないじゃんっ!

 

 

 


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