1冊198円から作れるフォトブックサービス「しまうまプリント」で作品集を作る方法
フォトブック作成サービス、充実してきましたね。
各社それぞれ、仕様や得意方面があるのですが、今回は「しまうまプリント」をピックアップして、作品集の作り方を書いてみます。
ざっと、手順をスクリーンショットでご説明しつつ、私が陥った失敗事例を交えながらコツも書いていきます。
1冊198円からのフォトブック、高品質写真アルバム|ネットプリントのしまうまプリント
しまうまのフォトブック作成ページにアクセスすると、こんな画面が出ます。
「只今の出荷予定日」ってところに、今注文したらいつ届くかということが書いてあるので、手元に欲しい日付が決まっている時はありがたい。
「今すぐ作成する」をクリックすると、この画面になります。
サイズを選んで
ページ数を選んで、「作成する」をクリック
使いたい画像を、ここで全部登録してしまうと、後で楽です。
アップロードの隣に、「しまうまアルバムの写真を使用する」というのがありますが、ここでアップロードした写真は「しまうまアルバム」に保存されるので、次回同じ写真を使って別のものを作りたい、という時に使い回しができます。
InstagramやFacebookに載せた写真を集めて本にしたい、というのも楽。
これが、表紙を含む全ページのレイアウト画面。
まだ中身が何もないので、全ページ白紙で、同じレイアウトが表示されています。
右側のサイドバーに、選べるレイアウトが並んでいるので、1ページごとに好きなレイアウトに変更できます。
グレーの四角部分が、写真の場所。
縦横比は変えられません。
なので、横長の四角に縦長の写真を入れる場合は、かなり小さくなる場合もあります。
試しに、片側ページのレイアウトを変えてみました。
フォントと言うボタンを押すと、フォントを変えられます。
これが、しまうまの初期設定。
実は、この「フォント」に、しまうまプリントを利用する上での注意点その1があります。
この画面は、ボツにした、最初に作った画集のデータです。
過去に作ったデータを残しておいて後から編集し直せるようになっていまして。
このデータはもう使うことはないけど、消さずにそのままにしてあったもの。
今役に立ちました(笑)
一つ上の手順で試しに使ったレイアウトは、ページの半分が画像、半分がテキストというレイアウト。
こちらは、縦長の画像を大きくレイアウトして、テキストが4行だけ入るパターンです。
さて、なぜこれがボツデータになったか…と言うと。
これが、しまうま最大の問題。
「本文テキストのサイズが変えられない」こと。
セルフマガジンとかチラシを自分で作ったことがある方は、実際に印刷してみたら画面で見てた時よりも「フォントがデカイ!」ってことになった経験があるのではないでしょうか。
ここのフォトブックの本文フォントは、はっきり言って「なんでこのサイズ?」と疑問になる大きさです。
お子様向け絵本とかなら、まだいいかもだけど。
縦書きできないので、そこらへんもどうなのか…という。
実際に、この時届いたこのページは、こんな具合。
詳しくはこちらをご参照ください。
上の記事で、「会社を変える」と書いてますが、結局、総合的には「しまうま」の圧勝だったのです。
理由は、こちらの記事でどうぞ。
ちなみに、この時一回試しに作ってみて却下したサービスはこちらです。
MEME PAPER(ミームペーパー)|パンフレット、カタログ、ポートフォリオまで。伝えたいコトを、一冊の冊子に。
ここがダメということではなく、私の好みではなかったということです。
作る冊子の内容やコンセプトによっては、ここを使った方がいい場合もあります。
薄手の雑誌風を狙いたい…などは、まさしくそのパターンかと。
ともかく。
考えて、「最初からテキストも画像に含めてしまう」ことにしました。
これが、「しまうまを使う上での、オススメ方法 その1」です。
テキストごと画像にしたものを貼り込んだのが、こちら。
テキストも画像にしてしまうことのメリットは
- しまうまで用意されていないレイアウトパターンも自由に作れる
- フォントもテキストサイズも自分で決められる
デメリットは
- 画像処理のソフトが必要になる
- 画像の縮小率を数値でコントロールできないので、フォントのサイズがページごとにバラバラになる恐れがある
- 本文を1文字変えたい、というだけの時でも、画像アップロードして読み込み直さないといけない
ってところでしょうか。
懸念だったのは、二番目の「ページごとにフォントサイズがバラバラの可能性」でした。
なので、スライダーで目分量縮小する時そんなに誤差が出ないように、全部の画像をきっちり、同じサイズで作ったのですよ。
が…ここらへんが、ヘタに「高機能」なシステムがアダになりまして。
せっかく、余白も含めて同じ大きさに作った画像なのに、読み込んだら「余白は自動カット」されてしまい…結局、画像の大きさが「余白のあるなし」によってツール側に変更されてしまいました。
それでも、余白やテキストの位置まで決めてから作った画像なので、目分量で大きさ調整しても、それほど気になるまでの誤差は出なかったです。
こういう、見開き使ったページも、テキストもコミで画像にしているので、貼り付けるのは1枚だけです。
見開きで写真のみ、というレイアウトが用意されているので、それを選んでいます。
ここからは、「コツその2」をご説明。
下の画像、赤い四角は、貼り込んだ画像をクリックして選択している状態です。
右サイドバーに、画像に対するオプションメニューが出ています。
「画像の拡大・縮小」スライダーで大きさを調整します。
数値はスライダー上に出てくる%でしか確認できないので、元画像の大きさがバラバラだと、けっこうめんどくさい。
(まあ、自動レイアウトで作る前提のサービスですからね)
縦横の回転もここでできます。
そして、問題はその下の項目。
太枠で囲んだところです。
ここにチェックが入っていると、自分の手元で色調整した画像を、ツールが勝手に「補正」しちゃいます。
そして、初期設定では、このチェックが入ってます。
一回目はこれも失敗ポイントでした。
なんか、全体に、すごく彩度が高く補正されちゃっていまして。
「いやあ、これはちょっと、違いすぎる…」と思うくらい。
ここは、しまうまプリントに問い合わせてわかったことでした。
そんな試行錯誤をして、3度目の試作をした時の記事はこちら。
そして…あれこれやって、できあがってきたのが、こちらです。
実物を見たい方は、11/26のかさこ塾フェスタ名古屋へお越し下さい。
通販もしています。
私のは白地をあえて選んでるので真っ白ですが、表紙カバーの色は12パターンの中から選べます。
最後に、画集制作についての記事リンクまとめ。
ミニ画集 初回分が届きました……が、破棄します! - 緋呂の異界絵師通信
Instagramの流行もあって、写真をたくさん撮っている方も多いと思います。
せっかくなので、手に取れる本にまとめてみると、また違った感じで楽しめるし、人に配ることも、売ることもできますよ。
お試しあれ!
セルフマガジンとして作るのも、いいですね。