緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

無意識領域に降りて行くのが仕事のうち、という人種はワークライフバランスよりも禅病に注意

内側に潜ると、その深さと共に、言語をはじめとする様々な機能が低下する。

何かを探しに行く場所が深ければ深いほど、その「見つけたもの」を三次元的な表現に置き換えるのは困難。

 

 

行為そのものは、海女さんが、素潜りで深く海中へ降りて行き、獲物を捕る。

それに、たぶん、似ている。

 

 

ただし、海女さんが捕ってくるものは、そのままで出荷なり調理なりができる「モノ」だけど。

私ら、無意識領域から引っ張ってくるものを表現している者が捕ってくるのは、そういうわけにはいかない。

 

単語に

色に

意匠に

音に

体の動きに

 

変換しなくてはならない。

 

変換したものを、さらに、組み立てなくてはならない。

 

それを、現実の素材でもって、顕現しなくてはならない。

 

 

実際に画材を前に、手を動かしていなくても。

四六時中、想像上の素材をあれこれと作っては壊し作っては壊し、描いては消し描いては消し…しているわけで。

 

ワークライフバランス…なんて。

オンとオフの切り替え…なんて。

 

そんなもの、存在しない。

 

 

こういうのを、やりすぎると。

いわゆる「禅病」に似た状態になる場合がある。

 

見えないものを描き始めた初期の頃、ひどい頭痛で起きられなくなる…とか、よくあった。

あれも一種の、禅病だろうと思う。

今は滅多に、そこまでいくことはない。

付き合い方を覚えた感じ。

 

 

 

禅病って、あまり馴染みの無い言葉かな、と思ったので。

なにか、わかりやすい引用元がないかなと探してみたところ。

ここんとこ関わりのある「バレエ」に関わる人のブログが出て来たので、何かのご縁と思ってリンクしてみる。

禅病を避けるために|気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

 

スピ系の瞑想好きな人達は、一度こういうのも、目を通しておくのをオススメするよ。

禅病に興味ある人は、白隠禅師など検索してみるとよい。

 

 

 

おそらく…だけど。

同じ、深いところから引っ張ってくる表現の人達でも、肉体そのものを動かすことによって表現していく人達は、禅病には罹りにくい気がする。

…どうなんだろう。

気がする、だけだけど。

 

 

 

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